私のとても親しい医師が、又本を出版しました。
ブログの中で、登場している。N先生の事です。
尼崎のクリニックを経営、医師として多忙な中、在宅に、ブログに、そして著書です。
本当に、よく時間を作っているね~って感心します。
全く、凄いDrですね。
さて今回の本のタイトルが「平穏死 10の条件」です。
又々、難しいところへ入っていきますね。っと思います。
少し、その本を読ませて頂きました。
なかなか、良い内容だと思います。
全て読んでいませんが・・これから続きを・・
是非、皆さんも読んで見ては・・
アマゾンで販売しているようです。
URLは下記の通り
http://www.amazon.co.jp/s/ref=ntt_athr_dp_sr_1?_encoding=UTF8&search-alias=books-jp&field-author=%E9%95%B7%E5%B0%BE%20%E5%92%8C%E5%AE%8F
富士山をポチっと押して頂けると励みになります。
応援して下さいね~!
この富士山をクリックして下さい!
人には、必ずあるもの・・・
人というより、生きとし生ける全てのものにあるものです。
それは、生と死です。
生まれれば、必ず死がやってきます。
その誰でも一度、体験しなければならないもの、それは死であります。
死には、色々な死があり・・
健康なままで、息を引き取る事が、理想、そして皆そうなると思っているでしょう。
しかし、現状は、そういう人は少ない。
病に苦しみながら死が訪れるもの、事故に遭い死が訪れるもの等・・・
誰もが、自分だけは病気や事故で他界するとは思ってはいない。
自分の身の回り人が、皆そう思っているからです。
友人が事故で無くなるほんの数時間前の出来事、「自分がこんな事故に遭うとは、夢にも思わなかった。」とこう言いました。
そうでしょうね。今、事故に遭うと思っている人はいないでしょう。
これが、無情の世界ともいえるのかも・・この世とは無情と隣り合わせ。
しかし、自然界に於いて偶然は有りません。
必然に寄って出来たことです。
何らかの縁により、起きたと考えることが自然と言えるでしょう。
別の友人は、事故に遭い脊髄が折れ、全く動かない体になってしまいました。
残された妻と子供が可哀想でなりませんでしたが、何も助けることが出来ませんでした。
沢山のチューブを体中に付けられ、動くのは眼球だけ、頭は正常な状態だったようです。
私が来たことも、分かったようで、嬉しく思ったのか、涙も溢れていました。
奥さんとのやり取りは、目を上下にするとYES、左右だとNOの合図。
俺が分かるか?と聞くと目を上下しました。
この状態が1年を過ぎたとき、彼の姿は、当時の姿とは全く異なり、骨と皮しかないのでは・・と思える姿でした。
80kg以上あった体が35kgです。
よくこの姿で生きているな、医療の発展がここまで生きながらえることが出来るのか。っと驚く程です。
生命力と医療の発展により、彼が生き長らえている。
しかし、彼は、50十音表を目でおい、「もう死にたい」と言っていました。
「これ以上生きていても家族に迷惑がかかるばかりだ。早く殺してくれ」と長い時間を掛けて伝えたい言葉でした。
そして、彼の瞼から、雫が零れ落ち、その姿に、耐えられない程の胸の痛みを感じました。
奥さんもその言葉に、何も言うことなく、只黙って泣いていました。
奥さんがバイトで稼ぐ給料では、医療費も払えるとは、思えません。子供の養育費、生活費を考えると・・・
奥さんに、僅かばかりの見舞金を手渡しましたが、とても足りるとは思えません。
彼の両親も事故で亡くなっています。
身内は、自分一人・・・助けの手を差し伸べる人もいない。
こんな状態で、更に2年が経ち、結局彼は、この世と別れたのですが、残った物は、多額の借金のみ・・
新築した家は、事故から1年も経たない内に売ってしまっていたようです。
悲しい出来事です。
家族の為にも安楽死、尊厳死が・・・良かったのだろうか?・・しかし生き返るのであれば・・と思ったり・・やはり難しい問題です。
安楽死、尊厳死と言うとかなり社会的に波紋が広がる言葉です。
そして、家族の要望であっても、医師が手を出すと・・・・
そんな簡単なことではないのです。
実際の状況が、どんな状態であっても、とても難しいことです。
だからこそ、平穏死のタイトルで医師が本を出すことは、色々な視野から見ると難しい所と考えます。
そんな死を多く見てきた医師だからこそ、自分の感じた体験を元に出版に至ったのでしょう。
N先生の思いが、この本に詰まっている様に感じます。
現代社会にとって、とても重要な事です。
いぜれ死にゆく我が身だからこそ、少しでも良い環境にして、次世代の子供達に譲り渡す事が必要だと考えます。
皆さん毎日の応援宜しくお願いします。
この月をクリックしてから出て頂くと、とても励みになります。