こう(立憲パートナーズ)ブログ

政治についてあれやこれや語るブログです。

大阪都構想の失敗は「維新」の責任

2020-11-12 12:41:15 | #選挙
これをまとめておくのを忘れていました。
維新の会が仕掛けた大阪都構想リターンズ。
関西在住の人間からすると、その影響力・発信力、ともに絶大なるパワーを持つ維新が仕掛ける再度の一手。
今回は公明党を従えての盤石の体制での住民投票ですから、言わずもがな相当注目をしていました。

もともとは橋下府知事と平松市長が決定的に対立していた関係性を恨みに思った橋下氏の執念が、「大阪都構想」です。
二重行政は、知事と市長が手を取り合い協力しあえっていければ何ら問題はないのだと思いますが、
お互いが利権争いで仲たがいした状態では何も決まらない。
府と市の首長を維新が抑えることで、橋下さんは思ったように大阪の行政を舵とる事が出来たわけですが、
この言い分に、「いやそれって、あんたらの調整不足が原因じゃないの?」と思わないでもないわけです。
ただ、意思決定以外のメリットも確かにある。あるのはあるんでしょう。色んな効果が喧伝されてきました。
でも、同じようにそのメリットを打ち消すだけのデメリットも喧伝されていたわけです。
どっちがどっちか分からない。そしてそのメリットが確たるものだというソースを、維新側が出す事が出来なかった。
二度の「否決」という憂き目にあったのは、そこを維新が説明しきれなかったという事の結果ではないでしょうか。

■2015年投票結果(wikipediaより抜粋)

支持 694,844 49.62%
反対 705,585 50.38%
投票総数  1,406,084 100.00%
登録有権者/投票率 2,104,076 66.83%

■2020年投票結果(wikipediaより抜粋)
支持   675,829 49.37%
反対 692,996 50.63%
有効投票数 1,368,825 99.53%
投票総数 1,375,313 100.00%
登録有権者/投票率 2,205,730 62.35%

公明党と衆院選での選挙協力を取り付けるという、野党で言われるところの「野合」を決め込んで臨んだ二回目でしたが、
結果は上記に記したとおり、投票率は微減し、賛成と反対の比率はほぼ変わらず。むしろ反対が割合としては微増。
大阪の方々の感想としては「まだやってんのか」「しつこいねん」といったところでしょうか。
そしてさらに、取り込んだはずの公明党票がまったく意味をないしていない。
もし、この賛成票に「公明党」が半分でも入ったいたのだとすると、相対的には「反対」が相当強いと言わざるを得ないでしょう。

敗因として、公明党を取り込んだ事による維新の支持者の離反があったとか言われていますが、それは全く当たらないと思います。
実際に「大阪市」がなくなるという決断を迫られた大阪の方々にとって、あまり党派性は意味をなさなかったと思います。
むしろ本当の意味で、「よくなるのか」「悪くなるのか」これを見極めようと誰もがしていたはずです。
それが総選挙と比べても格段に高い投票率に表れていると思います。大阪の方々はしっかり考えようとしていた。

この大接戦の「反対」を「賛成」に取り込む事が出来なかったのは、選挙戦術が原因ではなくて、
あくまでも上記に記したとおり、メリットをしっかりと伝える事が出来なかったからだと考えます。
維新側は「よくなる」事をしきりに発表します。しかしすぐに「悪くなる」という情報が反対側から出る。
これに維新は「いや、よくなるんだ。なぜなら・・・」という反論を”しなかった”んです。
彼らがその時にやることは、反対側をとにかく罵倒する。汚い言葉で、あたかも絶対的な悪人かのように、反対側を攻撃するのです。
それを見た維新の支持者、いわゆる賛成派は、「そうだそうだ。奴らは何もわかっちゃいない。抵抗勢力だ!」と勢いづき、どんどん攻撃的になる。
はたまた反対派の論理を「デマ」だと言い、さらに攻撃する。

もちろん、反対派には「反対のための反対」をする人もいるでしょう。
でも、少なからず提案する側は、反対する側を説得しなければいけないのではないでしょうか。これは政治だけじゃなく、家庭でも会社でも。
にも拘わらず、維新は相手を執拗に攻撃します。明確なメリット論を出す事なく、です。
この姿勢を見て、2015年に「反対」していた方々は「賛成」に転ずるでしょうか?しないと思いますね。ちょっと怖くなる。
「もちろん維新の頑張りは否定しーひんし、次の選挙でも自民党や共産党に投票するくらいなら維新にするけどさ、さすがにコレは無理筋やで」
と言う方も多かったんじゃないかと、そう思います。
橋下さんや松井市長、足立康史などという口汚く相手を罵倒するやり方では、維新の会は永遠に大きな改革はできない。これは明らかな事実となりました。
維新はこれをもってその悪い部分を反省するのか。反省しなければ先はないとも思います。が、投票後の維新の言動を見れば逆切れこそすれ、
まったく反省はされていないんだなあ。とそう思いました。
関西人は強気で堂々としている人をあがめますから。一定の評価はあるのでしょう。ただ、維新は全国で評価を得られない。必ず失敗する団体だと確信をしています。

維新自体の論評に関しては、また別記事で書かせていただきたいと思います。
彼らの存在自体は時代の要請であり、地域にとっての必然であると思います。ただ、彼らが日本の未来にとってプラスに働くのでしょうか。




2020.7.8 秋に向けて

2020-07-08 22:44:11 | #選挙
■秋に向けて
 なぜか都知事選を終えて、維新がさらに勢いを増して発言を増やしています。
 維新候補の得票がまあまあ増え、都市部での影響力を増しているからが原因ですが、
 すぐに調子に乗って天下を取ったような気になるのが維新の悪い癖でございまして、
 こういう勢力に野党第一党を取られるわけにはいかないんです。

 維新の議員にも真面目な議員さんはたくさんいらっしゃいます。見た感じかなり地元を、地域を歩いている。
 反自民・反民主・反共産である、いわゆる無党派がターゲットなわけですから裾野が広いんですよ。
 対して立憲は左に支持者が偏る傾向にありますから、ターゲットの裾野が狭いんです。
 だからこそ、立憲は中道であるべきだと何度も言っていますし、支持者を回り歩くだけではなくて
 ターゲットを広く、裾野を広くして、ひたすら練り歩く事をやっていってほしいと思います。

 秋には確実に選挙があります。まだ時間はある。
 安倍政権がガタガタになっているのに、民主は再び内輪揉めを初めています。もう見るに堪えない。
 しょーもない事を言ってないで地元を歩いてください。文句を言っている暇もないくらい練り歩いてください。
 選挙対策特別顧問として、野田佳彦さん・中村喜四郎さん・玄葉光一郎さん・岡田克也さんを三顧の礼でお迎えして鍛えてもらったらいい。

#参院選、苦い結果に。必要なのは立憲UPDATE

2019-07-22 11:18:48 | #選挙
参院選が終了しました。

結果は、自民公明で過半数を維持。
公明党は議席を微増させましたが、自民党は単独過半数の議席を失う微減でした。
与党が議席を失うという事で、とても褒められた事ではないと思いますが、
私個人の予想としては、やはり自民党は強いな、と。手堅くきちんとした選挙をしたという感覚です。

立憲は議席を倍近く大きく伸ばしました。国民は微減ですが無所属統一を含めるとまあまあ。
あとは維新が予想よりも議席を確保し、その他でいうとれいわとN国が議席を得るという結果になりました。

48%という投票率を見ても、今回の国政選挙が国民の審判を仰いだ結果と胸を張っては言えないでしょう。
だがしかしそれは「投票する価値が無い」という風に有権者が判断した証拠でもあります。
つまりはこれが民意。自民党が微減した事も踏まえれば、別に自民党を支持していないが他に投票する先も無い。
だから投票しない。これが低投票率の理由でしょう。

我が支持政党の立憲民主党としては、これは苦い結果に終わったと言えると思います。
議席は倍近く伸ばす事が出来ましたが、獲りたい選挙区が獲れていない。
比例票で800万票程しか獲れていない事実も大きいです。れいわに多くの票を獲られたと言われていますが、
それは立憲の支持基盤がグラグラだったという事。これは政権政党を狙う政党の基盤としては極めて脆弱。
いかにどんな風が吹いても、立憲の支持層は揺らがない。その信頼性を政党は確保すべきです。

今回の選挙を”ブルーオーシャンを狙っていく”とした枝野代表及び立憲執行部の目論見は外れたと言えます。
なぜなら、ブルーオーシャンを狙えていれば「投票するにたる政党だ」と有権者から支持され得票を得ているはず。
票が入らない以上、ブルーオーシャンを狙えていないんです。狙うべき場所がずれている。

誤解を恐れずハッキリと申し上げると、
”LGBTや女性、選択的夫婦別姓などの多様性分野”をブルーオーシャンと設定した事が間違いだったと思います。

私は地方選で”パリテナウ”を押し出した立憲の手法を批判しました。
それは多くの政策の中の一つの話で、それを看板に掲げて選挙をする事は国民のニーズに合っていないという事を
繰り返し申し上げました。
たくさんの批判も頂きましたが、今回の多様性分野を意味がない・必要がない、なんて事は一度も言っていません。
多くの政策の中の一部なのです。もっと掲げなければいけなかったのは、”国民生活・経済”政策です。

LGBTや夫婦別姓などを大きく掲げても、無関係だと思っている人は全く興味を持ちません。むしろ逆。
そこを大きく掲げれると、それ自体に拒否感を持ち、立憲の他の政策を聞いてもらえなくなってしまうのです。
これは選挙戦略の話です。これらの政策に意味がないとか必要ないとか邪魔だとかは全く思いません。
立憲が掲げるべき大きな旗は、”ボトムアップ経済”だったという事です。

参院選直前に年金問題が出てきた事は大きな争点になり得る話でした。
受け取り拒否・議論拒否をした自民党に対し、しっかり議論し・解決策を見つけ出していく立憲、
という国民生活を柱に据えた議論を全面に出していれば、立憲に光を見出す人も多かったはずです。

ボトムアップ経済がどういうものなのかを全面に押し出し、恩恵の無いアベノミクスと対峙させれば
立憲に関心が寄せられたのは間違いなかったはずです。
消費税の増税も大きな争点でした。しかしこれも多くの政策の中の一部として反対しただけで、
有権者にはあまり浸透していませんでした。なぜこういう国民生活・経済を第一に掲げなかったのか。
本当に悔やまれるところです。

低投票率の原因も”任せるにたる政党”だと立憲民主党が思われていないからです。
国政を任せられる政党として立憲が認知されていれば、比例票も減る事は無く、投票率も上がったでしょう。
これは野党第一党である立憲民主党の責任であり、責務です。
大いに反省をしてもらわなければなりません。

立憲は変わる必要があります。
なぜ票を減らしたのか、なぜ勝ちきれなかったのか。
野党共闘の見直しと共に、立憲として独り立ちして支持を得られる方法を真剣に模索すべきです。

ありとあらゆる分野において、必要なのは立憲UPDATE。
執行部の戦略、政策決定、発信の仕方、国会運営 など、すべてにおいてのUPDATEです。
これが出来ずこれまでのままでOKとするのであれば、立憲民主党に未来はありません。

立憲民主党は変わるべき時。必要なのは立憲UPDATEです。

統一地方選前半の結果は、立憲の負け

2019-04-08 21:20:48 | #選挙
統一地方選前半戦が終わりました。
投票日は、国政選挙でもないのに、大阪のW選挙の影響もあって眠れない日になりました。
されど地方選。夏の参院選の前哨戦ともいえる戦いです。
立憲としても「ボトムアップの春」と銘打って、地方に議員を増やそうと賢明に活動してきたと思います。

その結果、県議選・政令市議選共に、自民堅調・立憲躍進・公明堅調・国民減退・共産減退・維新関西のみ躍進。
という形でした。
新聞の見出しなどは立憲が躍進した、という書き方が目立ちました。実際に議席は増やしています。
これをもって、少しずつ立憲の輪が拡がったという見方も出来なくはないです。
確かに議席が増える事に越した事はない。

ただ私ははっきりと言いたいと思います。この結果は、立憲の負けです。

立憲はもっと躍進できると誰もが思っていたのではないでしょうか。
仮にも野党一党であり、政権交代を狙わなければならない政党です。
結党以来、初の大規模な選挙で、特に国政で現有議席を保有しているエリアでの議席獲得は固いと思っていたと思います。

北海道や神奈川、埼玉では健闘したと思います。
候補者擁立も多かったので当選は大変だったと思いますがある程度のパワーがある事が証明されました。
ただ、我が地元の滋賀県を含む関西では相当の苦戦を強いられました。
たとえば、京都。
自民党は現有28議席→今回28議席。(候補者数28名) 全員当選です。お見事ですね。
国民民主は現有4議席→今回5議席。(候補者数6名) 前原さん、さすがです。
立憲は現有1議席→今回2議席。(候補者数5名) 3名の候補が落選です。これって躍進ですか?
確かに1議席が2議席に増えているんですが、野党第一党の議席数がこれで満足ですか?
福山幹事長の御膝元という事もあり、6名を擁立したものの、自民党を追い落とす所か、維新に議席を奪われました。

こういう現象が全国各地で散見できます。
自民党のように数十名の候補を擁立しているわけではなく、数名の擁立に過ぎないのに全員が当選できない。
もちろん地盤はありません。組織もありません。本当のどぶ板で足で稼ぐ選挙だったでしょう。
でも結党当時の勢いがあれば、数名の候補に絞れば当選出来ていたはずなんですよ。
つまり確実に言える事は、「立憲に対する風は完全に止んだ」という事です。
この結果を踏まえて善戦、と評ずる方はかなり楽観論過ぎると思います。
枝野代表は、統一地方選をとても重視してきました。国政選挙並みに力を入れてきた。
ここで大手をふるって「勝った!」と言えない以上、立憲としては厳しい結果だったと言えます。

立憲が結果を伸ばせなかった理由はいくつかあります。
これは前のブログ記事でも挙げたのですが、立憲の言うボトムアップが本当の意味で出来ていなかったと言えます。
統一地方選の目玉として立憲が打ち出した施策が、「パリテナウ」です。
これは立憲民主党の統一地方選特設サイトにも「パリテナウ」が堂々と掲げられていますので、
党が力を入れた施策だと言って間違いありません。これが完全に選挙戦略として不発でした。
「パリテナウ」自体は党の根幹としてあってもいいと思います。しかし選挙戦略として女性候補を押し出すというやり方は
私は個人的には間違っていると思いますし、有権者からしたら候補を選ぶ理由にはなり得ないんですよ。
女性の政界進出を妨げる壁があるとしたら、それは政党としてぶち壊してあげればいいと思います。
しかし、女性を政治家にしよう!女性の比率を上げよう!女性の視点から、女性目線の政策を前に!
…これは、どうでしょうか。一般市民の心に響くでしょうか。
その女性候補から出てくる政策は、「子ども子育て」「社会福祉」にかなり偏っています。
勿論大事な政策です。勿論大事。それ自体を否定するわけでは全くありません。
でも本当にボトムアップしましたか?本当にボトムアップをしていたら、もっと様々な主張が出てくるはずなんですよ。
でも他の政策は「チラシをご覧ください」と言われる事も多かった。何を訴えているか、何を実現してくれるか。
立憲の候補からそれを感じる事が出来なかったからこその苦戦、だったと思います。

こういう事を書くと、特にTWITTERでは相当批判をもらいました。(賛同も多かったですが)
「女性に恨みでもあるのか」「パリテナウの意味分かってる?先進国では当たり前」
「立憲の支持を辞めたらどうか」「パリテがよっぽどお嫌いな差別主義者」
色々意見はありますが、女性候補の擁立を反対しているなどと一度も言った事はありません。
私は滋賀の県議会選挙でも立憲の女性候補に投票しましたし、それ自体に文句を言っているのではありません。
上記の文面をしっかり読んで頂ければ確実に理解してもらえると思います。ぜひ一度素直に読んでみて下さい。

ボトムアップの春、と言いながらボトムアップを仕切れなかった。この事実をしっかりと受け止めて欲しい。
私は立憲の負けだったと考えます。
早急に後半戦に向けて、そして夏の参院選に向けて、ゼロベースで戦略を練り直して欲しい。
これがなされなかった場合、今回の選挙を仕切った党の役員の皆さんの責任追及は逃れられない。
特に長妻選対委員長、そしてお膝元がお留守の福山幹事長の責任は重大です。

「立憲は出来て間もない政党。これがまず第一歩です」と言い訳は許されません。
それは国民民主党が使う言い訳です。
立憲は野党第一党です。そのプライドと矜持は無いのでしょうか。
立憲パートナーの中で私が一番厳しいパートナーだと自信を持って言えます。

負けは負けです。善戦も、惜しいも、あと一歩も、これから、もそんな言葉は空虚です。
負けは負けなんですよ。そして選挙とは勝ちが全てです。いくら言い訳をしても負けては意味がない世界です。
だから勝ちましょうよ。勝って「まっとうな政治」を貫いていきましょうよ。その為に政党があるんです。
政党が誤った戦略をとっていれば厳しくこれを律していきましょうよ。
今までのような熱狂的な支持者におもねった内輪ネタはもう結構。必ず勝つために本気出しましょうよ。

立憲に投票すること、立憲を応援することが、ひいては自分の為になる。自分達が得をする。
そう思ってくれないと有権者は投票なんてしません。利益誘導をする自民党に勝てるわけないでしょ。
維新が大阪で勝ったのは、まさに大阪で結果を出したからです。これは曲げようのない事実。
首長を抑えていない立憲がこれを果たすためには、生温い話はもう要りません。
選挙は戦いです。勝てる戦略を。勝てないのならばそれは求められていません。ボトムアップ出来ていないんです。

立憲民主党、ここが正念場です。本気、出しませんか。

立憲民主党、支持率低下の原因

2019-04-05 12:08:16 | #選挙
報道各社が最近出した政党支持率を見ると、立憲民主党の支持率が軒並み低下をしています。
大体8~10%で推移していた支持率が平均6%。酷いところだと4~5%という数字を叩き出しています。
これに対して自民党は30%超え。その他の野党は目も当てられないという状況です。

結党当時は、熱狂もあって15%前後を推移していた支持率。
役員の顔ぶれをみて「菅内閣」と揶揄されたりした立憲ですが、それでも15%の支持率を獲得していました。
比例票は約1200万票です。この数字は凄い事でした。

ですが、統一地方選真っただ中の今、立憲の支持率が急速に低下しています。
これを「気にしないでいい」という方もいらっしゃいますが、私は大変危機感を持っています。

選挙になると野党の支持率は増加する、これは定説です。
現に、大阪W選挙を仕掛けた維新の会はなぜか支持率が上昇をしています。
これは選挙を通じて露出が上がり、政策を訴えている姿が報道されるからです。
よって維新のメッセージが有権者に伝わり、支持率のアップにつながっています。

だがしかし、立憲は支持率を低下させています。
枝野代表を始め、立憲の幹部は統一地方選の候補者応援のため全国各地をくまなく回っています。
枝野代表の演説スケジュールは驚かされるくらいビッチリなのですが、
なぜこれで支持率が下がるのでしょうか。
立憲民主党の言動が支持率を下げているのは明らかです。

まず、地方選候補者の選定による失敗です。
過去の言動が問題視され、公認を取り消された候補がいました。
こんな事を言うと善くないのですが、twitterなどでの人となりを見ていたらこの候補は大丈夫なのか、と
不安に駆られるような候補でした。
実際に問題視されて公認が取り消しになりました。
他にも参院選の公認候補が過去の言動が問題となり公認取り消しになりました。

こんな事有り得ないじゃないですか。
一体何をやっているのか、という状況です。こんな事は弱小政党であってもあり得ない事だと思います。
立憲の中で盛り上がって候補を擁立して、その候補がトンデモだったという最悪なパターンです。

フォロワーさんからも言われたのですが
その候補さんの人格自体を否定するつもりはありません。
ただ政治家を志すのであれば、自らのこれまでの行動を振り返り、問題があれば先に対策や改善を講じておくべきです。
どんなに素晴らしい人柄の方だったとしても、それが覆されてしまうような言動をしていたら、それは信用に足りません。
こういう候補が出てきて公認取り消しになったのは大きな問題と言えるでしょう。
立憲民主党=胡散臭い政党、となってしまっても仕方ないからです。

加えて、地方選等においての候補の主張・政策に問題があると考えます。
立憲民主党は、パリテナウという施策を打ち出しています。
パリテナウの起源は存じませんが、女性が政治家になる事を後押しし、推進する施策のようです。
実際、立憲民主党は積極的に女性候補を擁立してきました。

私はこの考え方に賛同できません。
女性政治家が少ない事による弊害というのは確かにあるでしょう。
多様な社会のニーズを政治に反映していく為に女性政治家がいる事の意味は大きいと思います。
しかし立憲のパリテナウは、まさに「女性政治家を増やす事」を大目標にしているように私は思います。
結果的に女性候補が多くなる事を阻害してはいけないと思います。
女性が政治家になりたい!と思ったときに障害を出来るだけなくす取り組みは必要です。
しかし事さらに女性を全面に押し出す事に意味があるでしょうか。
「女性活躍」という安倍政権のキャッチフレーズに嫌悪感を持った立憲支持者の方は多いはずです。
私も違和感を持ちました。それと同じくパリテナウに違和感を持つんですよ。
「女性」を全面に出す事を目的化してもらっては困ります。

それと並行して、#立憲ボイスにも挙げたのですが、
その女性候補たちが、どうも「子ども子育て政策」に重点を置き過ぎて、そればかり主張しているように私には思えます。
女性の立場から、女性の意見を主張する事は大切なのですが、多様な社会を包括するためには
女性ならではの政策だけでは通用しないはずです。他にも諸問題はたくさんある。
例えば私の住む滋賀県大津市では、教育・いじめ問題、びわ湖環境問題、雇用問題、住宅問題、様々あります。
だけれども、立憲の候補者からは「子ども子育て政策」はよく聞くのですが、あとの諸問題は「チラシをご覧ください。HPをご覧ください」…。
これでは自民党候補の方が明らかに多様なニーズを包括していると言えます。
この私の意見に対して#立憲ボイスでは多くの賛同と批判を頂きました。
的を得ていた意見は少なく、多くが誤解と曲解を孕んだご意見でした。

私は「子ども子育て政策」が要らない、とは言っていません。
多くの女性候補が社会福祉政策に偏り過ぎていて、本当に多様なニーズを包括した政策を訴えられていないと申し上げています。

選挙戦を通じて、立憲民主党が「自分達を向いていない」と支持者が思い始めてきたから、支持率が低下しているのではないでしょうか。
どうも一方向へ尖り過ぎた、そんな政党になってきているような気がします。

熱狂的支持者だけにウケるような政党では二度と政権は獲れません。
自民党を見て下さい、多種多様です。とても幅広い。しかし決まった事にはみんな従う。これが自民党の強さです。
立憲はある意味で自民党を見習うべきです。
政権交代を目指すと公言している以上、本当の意味で地方から多種多様な意見を聞き、真のボトムアップをしていって欲しいと思います。

そうすれば、必ず支持率は上がります。