こう(立憲パートナーズ)ブログ

政治についてあれやこれや語るブログです。

#選挙を終えて

2019-07-26 10:39:18 | #立憲ボイス
#選挙を終えて というハッシュタグをつかって参院選の考察をして欲しい、
その意見は党幹部で必ず共有し次に活かす。という立憲民主党の公式見解が示されました。

私のフォロワーさんたちもたくさん有意義な提言をされているわけですけれど、
恐らくみんなが思っているのは「どうせ共有しないんだろうな」という事。
ボトムアップを標榜する立憲民主党ですが、何かあれば「時間がない」「人がいない」「お金がない」という
言い訳に終始してしまう為、だんだん支持者の中で信頼感が薄らいでいるような気がします。

世間では、というより報道では、立憲民主党の200万票超の比例票の取りこぼしは、
立憲かられいわに票が流れたとする向きが多いように思いますが、
私個人の意見としては、立憲から流れたというよりも立憲は自滅した、と思っています。
つまりは投票放棄の行動に出た。あるいは立憲の支持を辞めてふらふらしている所にれいわが現れただけの話。
つまり、前回ブログに書かせてもらった通り、立憲の足元はグラグラであるという事だと思います。

参院選の結果を受けて、政党助成金の配当分も発表されました。10億をこえる資金が立憲には入るわけです。
これを使って何をしなければいけないのかというと、若い人を党内職員としてどんどん雇用すべきでしょう。
立憲はとにかく「人がいない」という事を口にします。その割に職員をきちんと抱えていない。
SNSでの拡散やボランティアを募るだけ募りますが、その後のフォローや「実際にどうしたらいいか」は教授しない
言いっぱなし・やりっぱなしです。
お金が足りないのであれば寄付を募るようにしっかりと各議員がお願いをして回らないといけない。
立憲が出来ていない部分をパートナーズが必死で提言しているのに、立憲幹部は見て見ぬフリ。
ここに支持者は辟易しているだと思います。

ボトムアップ・パートナーズ、
カッコいい事を言うのであれば、本当に口に出した通り行動しなければならないと思います。
パートナーズに入会した支持者に対しての行動と言えば本当に限られています。
不定期のメディア出演などのメルマガと、本当にごくまれに封書がくる(会報や会員継続案内など)くらいで
パートナーズの意味ってなに?っていう話になってくると思います。
入会費は500円なのでお金が無いのであれば値上げをしたらいい。しかしそれはやらない。そして何もできない。
忙しい・人がいないとかまけてこの辺りは放ったらかしです。

こういう組織運営に関して素人すぎるというよりも、サボりすぎ・甘く見過ぎです。
幹事長の仕事なのか、組織委員長の仕事なのか分かりませんが、せっかくの立憲の燃え上がる支持が減ったのは
こういった理由で支持者が冷めてしまったからです。

まずは真摯に支持者の意見を聞き、真のボトムアップを果たす事です。
前回ブログに記述した通り、「多様性」をブルーオーシャンと踏んで展開した選挙戦略は失敗しました。
なぜなら、その「多様」に該当しない人たちにとっては「多様性」は自分に関係が無い分野だからです。
Minorityの方々にスポットを充てる事はとても大事です。ですがMajorityをないがしろにしていいという話じゃありません。
多様性を全面に出した選挙戦略は浅ましかったとさえいえるでしょう。大多数の有権者の要望をボトムアップ出来ていなかった。
こういった声も拾って欲しいですが、おそらく「ちゃんと拾ってた」と開き直られる可能性が高いと思います。

私は立憲支持を辞める事は少なくとも現時点では全くありません。全政党の中で立憲の主張が今の日本にベターであると確信しているからです。
自分の主張を通したいがために立憲を利用していた人が離れる事に何の重要性も感じませんが、
少しでも多くの有権者の声を拾い上げる政党だと認識されなければこの政党は万年野党に沈みます。

議席は増えました。でも比例は減りました。勝てるはずの選挙でした。
選挙を終えて、色々な声をボトムアップすると宣言する以上、真摯に耳を傾けてもらいたいと思います。

#参院選、苦い結果に。必要なのは立憲UPDATE

2019-07-22 11:18:48 | #選挙
参院選が終了しました。

結果は、自民公明で過半数を維持。
公明党は議席を微増させましたが、自民党は単独過半数の議席を失う微減でした。
与党が議席を失うという事で、とても褒められた事ではないと思いますが、
私個人の予想としては、やはり自民党は強いな、と。手堅くきちんとした選挙をしたという感覚です。

立憲は議席を倍近く大きく伸ばしました。国民は微減ですが無所属統一を含めるとまあまあ。
あとは維新が予想よりも議席を確保し、その他でいうとれいわとN国が議席を得るという結果になりました。

48%という投票率を見ても、今回の国政選挙が国民の審判を仰いだ結果と胸を張っては言えないでしょう。
だがしかしそれは「投票する価値が無い」という風に有権者が判断した証拠でもあります。
つまりはこれが民意。自民党が微減した事も踏まえれば、別に自民党を支持していないが他に投票する先も無い。
だから投票しない。これが低投票率の理由でしょう。

我が支持政党の立憲民主党としては、これは苦い結果に終わったと言えると思います。
議席は倍近く伸ばす事が出来ましたが、獲りたい選挙区が獲れていない。
比例票で800万票程しか獲れていない事実も大きいです。れいわに多くの票を獲られたと言われていますが、
それは立憲の支持基盤がグラグラだったという事。これは政権政党を狙う政党の基盤としては極めて脆弱。
いかにどんな風が吹いても、立憲の支持層は揺らがない。その信頼性を政党は確保すべきです。

今回の選挙を”ブルーオーシャンを狙っていく”とした枝野代表及び立憲執行部の目論見は外れたと言えます。
なぜなら、ブルーオーシャンを狙えていれば「投票するにたる政党だ」と有権者から支持され得票を得ているはず。
票が入らない以上、ブルーオーシャンを狙えていないんです。狙うべき場所がずれている。

誤解を恐れずハッキリと申し上げると、
”LGBTや女性、選択的夫婦別姓などの多様性分野”をブルーオーシャンと設定した事が間違いだったと思います。

私は地方選で”パリテナウ”を押し出した立憲の手法を批判しました。
それは多くの政策の中の一つの話で、それを看板に掲げて選挙をする事は国民のニーズに合っていないという事を
繰り返し申し上げました。
たくさんの批判も頂きましたが、今回の多様性分野を意味がない・必要がない、なんて事は一度も言っていません。
多くの政策の中の一部なのです。もっと掲げなければいけなかったのは、”国民生活・経済”政策です。

LGBTや夫婦別姓などを大きく掲げても、無関係だと思っている人は全く興味を持ちません。むしろ逆。
そこを大きく掲げれると、それ自体に拒否感を持ち、立憲の他の政策を聞いてもらえなくなってしまうのです。
これは選挙戦略の話です。これらの政策に意味がないとか必要ないとか邪魔だとかは全く思いません。
立憲が掲げるべき大きな旗は、”ボトムアップ経済”だったという事です。

参院選直前に年金問題が出てきた事は大きな争点になり得る話でした。
受け取り拒否・議論拒否をした自民党に対し、しっかり議論し・解決策を見つけ出していく立憲、
という国民生活を柱に据えた議論を全面に出していれば、立憲に光を見出す人も多かったはずです。

ボトムアップ経済がどういうものなのかを全面に押し出し、恩恵の無いアベノミクスと対峙させれば
立憲に関心が寄せられたのは間違いなかったはずです。
消費税の増税も大きな争点でした。しかしこれも多くの政策の中の一部として反対しただけで、
有権者にはあまり浸透していませんでした。なぜこういう国民生活・経済を第一に掲げなかったのか。
本当に悔やまれるところです。

低投票率の原因も”任せるにたる政党”だと立憲民主党が思われていないからです。
国政を任せられる政党として立憲が認知されていれば、比例票も減る事は無く、投票率も上がったでしょう。
これは野党第一党である立憲民主党の責任であり、責務です。
大いに反省をしてもらわなければなりません。

立憲は変わる必要があります。
なぜ票を減らしたのか、なぜ勝ちきれなかったのか。
野党共闘の見直しと共に、立憲として独り立ちして支持を得られる方法を真剣に模索すべきです。

ありとあらゆる分野において、必要なのは立憲UPDATE。
執行部の戦略、政策決定、発信の仕方、国会運営 など、すべてにおいてのUPDATEです。
これが出来ずこれまでのままでOKとするのであれば、立憲民主党に未来はありません。

立憲民主党は変わるべき時。必要なのは立憲UPDATEです。