■新・立憲民主党。
ずっと、政権獲得時からの大きな期待を裏切ってきた民主党および民進党に国民は大きな不満と不信を抱いてきました。
誰がどんな風にかばおうとも、あれは失敗に終わったというのは歴史的に証明される事実だろうと思います。
しかし、そんな民進党をぶち壊して、保守による二大政党制を作り上げようとした小池さん・前原さんたちの企みは失敗し、
民主党政権の真ん中にいた、枝野さんたちが中心となった立憲民主党が野党第一党になり、一時支持率が15%を超えました。
ここで思ったのは、意外や意外、立憲民主党ならば、国民の信託を得られれば政権を担うことが出来るかもしれない。
筋さえ通して、国民に直球で逃げずに訴えていけば、国民の信頼は回復することが出来るんじゃないかという事です。
そこからの立憲はご存じの通り、国民の期待とは違った斜め左の方向へ進み続け、批判だけの政党として認識されていきます。
もどかしかったのは、それに対する解を、立憲の議員の皆さんが持ち合わせていなかった事。
私は何度も国民が実感できる政策テーマや主張をするよう、強い言葉を交えながら提言をしてきましたが、届かず。
正直、立憲民主党のメンバーだけでは、政権を担いうる、レベルが圧倒的に不足していたのです。
それを自民党や維新や、ともすれば国民民主党にさえ見抜かれていて、その隙間を突かれていたように思います。
必要なのは基本的な底上げ。私が、立憲と国民の合流を「やるならまとまれ。まとまるなら支持する」と申し上げたのは、
まとまる事が出来れば立憲は大きくレベルアップができる。無所属も含めれば政権を担いうるレベルにまで達すると思ったのです。
結果、立憲は新・立憲となり、中村喜四郎さんや小沢一郎さんまで合流することになりました。
この合流に、支持者の意見は多種多様です。しかし、私は純血を貫いても立憲は20年後も30年後も政権を獲る事はできないと思います。
根本的な実力不足がそこにあったからです。これをカバーするためにも、合流は必要不可欠だったのです。
■やるならまとまれ、まとまるなら支持する。
ここに、2009年7月19日に配信された朝日新聞のウェブ記事があります。
当時は麻生政権末期。来る総選挙で自民党が大敗することが目に見えていた歴史的瞬間の目前だったタイミングです。
内閣支持率は、なんと17%。
自民党支持率は、20%。民主党支持率は、31%でした。
麻生内閣は当時かなり内輪もめをしており、離党者も出るわ、麻生おろしも加速し、政局がかなりきな臭くなっていました。
”総選挙の前倒しを求める行動など、麻生首相による解散宣言後に自民党内で起きた一連の動き(麻生おろし)で、同党の印象は変化したかどうか”
という質問に対して、
「悪くなった」が50%。「変わらない」が43%。という結果が出ました。
「変わらない」はもともと「悪い」印象をもっていた人も含まれているでしょうから、(まあ質問が意地悪ですよね)多いのも納得。
それよりも、政権交代確定の時期に、起こるべくして起きた内輪もめに対して、50%以上の人が「印象が悪い」と回答しています。
悪くなろうがどうなろうが政権は交代するはずなのに、印象が悪くなったという回答が大勢を占めているんです。
これすなわち、まとまれない事・内輪もめをする事がどれだけ国民に悪印象を与えているかを如実に物語る結果だと言えます。
これを、弱小立憲民主党が今やらかしたらどうなると思いますか。「もうお前らどうでもいいよ」と言われるに決まっています。
■一番低い時期でも、自民党支持率は14%。
NHKの調査では、自民党の支持率で一番低い2009年11月段階で14.1%という数字が記録されています。
それから20%台をウロチョロし、安倍総裁が就任し、総選挙で勝利した段階で30%台に跳ね上がるような統計になっています。
つまり、自民党の支持基盤は15%ほどが常にある。対して立憲(民主党勢)の支持基盤は5%前後。
ここを何とか、15%ほどにもって行かなければ政権交代など夢のまた夢であるという事が明らかでしょう。
内閣支持率が17%だった時期でも、支持率20%を誇る自民党。野党転落でようやく14%です。
つまり、「麻生は悪いけれど、他の人材ならば」という自民党支持者が多いという事なんですよね。
立憲に必要なのは、枝野代表を中心としながらもいざとなったら自分が代表になって総理や諸外国と戦えるという気概を持つ政治家ではないでしょうか。
それを意識していれば、もっと経済に対しての発信は増えるはずですし、外交・防衛・社会保障などに対する知見も得ようと思うはずです。
そういう気概がない。だから枝野一強などと言われるし、党内基盤は脆弱で、「頼りない立憲」がいつまで経っても続いているのだと思います。
■最後に。
菅内閣も何やら学者関連の問題でグズグズグダグダやらかしております。国民からしたら、興味関心のない話題と言えるでしょう。
これを一生懸命追及する立憲の姿も見ていて滑稽だし、「またやってると思われるだろうな」という印象しか沸きませんが、
今回のブログでまとめた事は、つまりは「まとまる」という事。そして「気概を持つ政治家を増やすこと」こそが立憲が浮上するための秘策であり、
唯一の奇策と言えるのではないでしょうか。
今の時点ではそれが出来るのは自民党だけだと思われています。どうか新・立憲民主党の議員たちが己に課せられた使命を理解し、
そのためにまとまり、自らを精進させる気概のある政治家であることを祈るばかりです。
ほとんど臨み薄ですが。
ずっと、政権獲得時からの大きな期待を裏切ってきた民主党および民進党に国民は大きな不満と不信を抱いてきました。
誰がどんな風にかばおうとも、あれは失敗に終わったというのは歴史的に証明される事実だろうと思います。
しかし、そんな民進党をぶち壊して、保守による二大政党制を作り上げようとした小池さん・前原さんたちの企みは失敗し、
民主党政権の真ん中にいた、枝野さんたちが中心となった立憲民主党が野党第一党になり、一時支持率が15%を超えました。
ここで思ったのは、意外や意外、立憲民主党ならば、国民の信託を得られれば政権を担うことが出来るかもしれない。
筋さえ通して、国民に直球で逃げずに訴えていけば、国民の信頼は回復することが出来るんじゃないかという事です。
そこからの立憲はご存じの通り、国民の期待とは違った斜め左の方向へ進み続け、批判だけの政党として認識されていきます。
もどかしかったのは、それに対する解を、立憲の議員の皆さんが持ち合わせていなかった事。
私は何度も国民が実感できる政策テーマや主張をするよう、強い言葉を交えながら提言をしてきましたが、届かず。
正直、立憲民主党のメンバーだけでは、政権を担いうる、レベルが圧倒的に不足していたのです。
それを自民党や維新や、ともすれば国民民主党にさえ見抜かれていて、その隙間を突かれていたように思います。
必要なのは基本的な底上げ。私が、立憲と国民の合流を「やるならまとまれ。まとまるなら支持する」と申し上げたのは、
まとまる事が出来れば立憲は大きくレベルアップができる。無所属も含めれば政権を担いうるレベルにまで達すると思ったのです。
結果、立憲は新・立憲となり、中村喜四郎さんや小沢一郎さんまで合流することになりました。
この合流に、支持者の意見は多種多様です。しかし、私は純血を貫いても立憲は20年後も30年後も政権を獲る事はできないと思います。
根本的な実力不足がそこにあったからです。これをカバーするためにも、合流は必要不可欠だったのです。
■やるならまとまれ、まとまるなら支持する。
ここに、2009年7月19日に配信された朝日新聞のウェブ記事があります。
当時は麻生政権末期。来る総選挙で自民党が大敗することが目に見えていた歴史的瞬間の目前だったタイミングです。
内閣支持率は、なんと17%。
自民党支持率は、20%。民主党支持率は、31%でした。
麻生内閣は当時かなり内輪もめをしており、離党者も出るわ、麻生おろしも加速し、政局がかなりきな臭くなっていました。
”総選挙の前倒しを求める行動など、麻生首相による解散宣言後に自民党内で起きた一連の動き(麻生おろし)で、同党の印象は変化したかどうか”
という質問に対して、
「悪くなった」が50%。「変わらない」が43%。という結果が出ました。
「変わらない」はもともと「悪い」印象をもっていた人も含まれているでしょうから、(まあ質問が意地悪ですよね)多いのも納得。
それよりも、政権交代確定の時期に、起こるべくして起きた内輪もめに対して、50%以上の人が「印象が悪い」と回答しています。
悪くなろうがどうなろうが政権は交代するはずなのに、印象が悪くなったという回答が大勢を占めているんです。
これすなわち、まとまれない事・内輪もめをする事がどれだけ国民に悪印象を与えているかを如実に物語る結果だと言えます。
これを、弱小立憲民主党が今やらかしたらどうなると思いますか。「もうお前らどうでもいいよ」と言われるに決まっています。
■一番低い時期でも、自民党支持率は14%。
NHKの調査では、自民党の支持率で一番低い2009年11月段階で14.1%という数字が記録されています。
それから20%台をウロチョロし、安倍総裁が就任し、総選挙で勝利した段階で30%台に跳ね上がるような統計になっています。
つまり、自民党の支持基盤は15%ほどが常にある。対して立憲(民主党勢)の支持基盤は5%前後。
ここを何とか、15%ほどにもって行かなければ政権交代など夢のまた夢であるという事が明らかでしょう。
内閣支持率が17%だった時期でも、支持率20%を誇る自民党。野党転落でようやく14%です。
つまり、「麻生は悪いけれど、他の人材ならば」という自民党支持者が多いという事なんですよね。
立憲に必要なのは、枝野代表を中心としながらもいざとなったら自分が代表になって総理や諸外国と戦えるという気概を持つ政治家ではないでしょうか。
それを意識していれば、もっと経済に対しての発信は増えるはずですし、外交・防衛・社会保障などに対する知見も得ようと思うはずです。
そういう気概がない。だから枝野一強などと言われるし、党内基盤は脆弱で、「頼りない立憲」がいつまで経っても続いているのだと思います。
■最後に。
菅内閣も何やら学者関連の問題でグズグズグダグダやらかしております。国民からしたら、興味関心のない話題と言えるでしょう。
これを一生懸命追及する立憲の姿も見ていて滑稽だし、「またやってると思われるだろうな」という印象しか沸きませんが、
今回のブログでまとめた事は、つまりは「まとまる」という事。そして「気概を持つ政治家を増やすこと」こそが立憲が浮上するための秘策であり、
唯一の奇策と言えるのではないでしょうか。
今の時点ではそれが出来るのは自民党だけだと思われています。どうか新・立憲民主党の議員たちが己に課せられた使命を理解し、
そのためにまとまり、自らを精進させる気概のある政治家であることを祈るばかりです。
ほとんど臨み薄ですが。
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