先日、とある昔のドラマを見ていたら、その劇中のやり手仕事人がこんな事を言っていました。
『夢がある所に人は集まる』
その通りだと思いました。twitterであるフォロワーさんと会話しているときも、
『参院選ではびっくりするくらいの大胆な政策を打ち出していくべき』
という話が出てこれもまさにその通りだと思いました。
夢が・希望が集まるところには必然的に人が集まるのだと思います。
2012年に安倍政権が誕生したときも、三本の矢アベノミクスで日本の経済は良くなる!
こういう夢と希望を掲げて自民党は大勝し、その夢に縋りつくように6年も政権が続ているわけです。
アベノミクスがもたらすのは、安倍政権がもたらすのは夢や希望ではありませんでした。
安易な言い回しと詐称によって、後世への遺恨を残した。残念な政権です。
だがしかし、そんな安倍政権に勝てない野党は、そんな安倍政権よりも夢や希望が示せていない。
「野党は反対ばかり」
そんな批判が渦巻くのは、対案を示していないとか示しているとか、そんな問題ではなくて
もしかしたら野党が訴える政策に、夢や希望が無いからかもしれません。
だから魅力的に映らなくて、政権を託そうと思えない。そんな感じがします。
「次世代のために」
よく野党が発信する政策テーマです。
今が良ければいい、という安倍政権の方針に反するように、次世代への施策を訴える野党。
それはそれでいいんですが、それだけでいいんでしょうか。
次世代、響きは良いですが、次世代とは何を示すのか。ここがピンときません。
例に挙げると、立憲の蓮舫さんが民進党代表時代に打ち出したFOR NEXTキャンペーンというものがあります。
まさに次世代の為に何ができるか。それを考えていく政策です。
ここに代表されるのが、将来世代に借金や負担を残さない事、子供子育てへの充実策を示す事です。
けれども、それだけで良いのだろうか。それだけで現役世代は子供を安心して生み育てる事が出来るのだろうか。
私はここに大きな疑問を感じます。
FOR Youth。
私が必要だと思うのは、目の前の景気・経済です。
「国民経済本部の提言」でも申し上げた通り、野党は三段階での社会への施策を打ち出さないといけない。
1.目の前の経済(社会) 2.中期経済(社会) 3.次世代の経済(社会)
野党に圧倒的に足りないのは、1番です。
FOR Youthは、文字通り「現役世代」を指します。あえていえば、18歳から30代半ばまでの「超現役世代」。
この層の人たちは、現実に直面しながら、苦しみながら、自分の未来を切り開いていく、いわば開拓者です。
彼らが先頭を走り、彼らがブームを作る、彼らが時代を作る、そんな時代であるべきだと考えます。
この世代にはもちろん私も入るわけですが、友人や後輩と話していても夢や希望はあまり生まれてきません。
給料は安い、仕事は辛い、結婚したいができない、結婚しても子供は作れない、家が・車が欲しいが買えない。
なぜかと言うと、「お金が無いから」です。
ひとつ頭がとびぬけた人は、起業したり自らの才能や技術を生かしてどんどん稼いでいきます。
だけれどもそういう人は一握りでしなかない。環境的にも普通の生活で精いっぱいの超現役世代はたくさんいます。
彼らが夢を見なければ、希望を持てなければ、この未来は明るいものにならない。
だからこそのFOR Youth。「超現役世代」が、結婚が出来る、家を・車を買おうと思える、子供を生もうと思える、
そんな環境を整える事こそが、一番の景気回復・経済対策になり得ます。
既にそれは分かっている・やっているという政党や議員もいるかもしれませんが、ピントがずれているんですよね。
圧倒的に認識が足りていないと言わざるを得ません。
とは言っても、どんな施策がいいのか、私にもまだ具体策があるわけではありません。
ただの現金給付がいいのか、税控除がいいのか、補助制度がいいのか、いずれもピンとこないような気もします。
ただ、超現役世代はそんなに多くの事を望んだりしているわけではありません。
毎年給料が少しでも上がっていく環境、結婚をしたら社会全体が応援をしてくれるような環境、
彼らが夢や希望をもって足を運ぶ事が出来る環境、そういったものを整える必要が早急にあるのだと考えます。
FOR Youthの考え方。共感頂ける超現役世代の方がいらっしゃったら是非お知恵拝借できないでしょうか。