たしか 開高健のノンフィクション だか エッセイ だったか
高度経済成長期のオフィス街に 夜な夜な現れる
リヤカーを引いた バーテンダー氏 のハナシ・・・
そもそも カクテルとリヤカー というのが 異色のコラボ
(当時の言葉で言えば 「不釣り合い」)
そして そのリヤカーの軒先に
何処で拾ったか リアカーにはそぐわぬ 「超」高級酒の空き瓶が
何本も ぶら下げてある (風鈴のイメージか?)
そして
「これでも 昔は日本郵船でバーテンを・・・」 と
これまた あり得ない発言をする ってのが あったように思う
(ワタシも知らないが 昔 「日本郵船 の バーテン」 といえば
「銀座 の 寿司屋」 と 同じような 「格上」 を意味したらしい)
昔々 理由は忘れたが
先輩が
¥のかかる 自分では行くことのない 「スナック」 へ連れて行ってくれ
¥がかかる 自分では飲むことのない 「リザーブ」 の ボトルを入れてくれた
ママさんが 今まで 呑んでたモノと 混ざらぬよう
グラスを新しく持ってきて 直々に注いでくれるのである・・・
(今もそうだが
サントリーのウイスキーは ¥の下から レッド トリス ホワイト 角
だるま(オールド) で その上が リザーブ で まだ 酒税が高かった当時
余程でない限り だるまも呑めず リザーブなんざ 雲の上の上・・・)
っで コトの大事は 「ママさんが直々に」 ってトコで
今時は 余程でなければ そんなことはないと思うが
ママさんが その場を仕切り 直々に振る舞い
バカな学生客なんかに ボトルの 「封」 を切らせる様な
バカな真似はしない
ママさんにとって 瓶は 何でも良くて
大切なのは 「開封済み」 であることが バレないことと
中身が 「ホワイト」 なこと・・・
更に上の 「ローヤル」 になって

初めて 「リボンを切る」 という作業が入るので

それ以下の場合
ママさんが手の中で 封を切ったように見せかけていた というわけ・・・
そう思うと コノ店 なんか 可愛いもんで・・・
昭和 って時代は
それが まかり通ってた時代だったのね
さて 週明け 月曜日
でも お盆休みで 帰省/行楽 の方も 多いかと思います
昔は 夕立 と言いましたが
確かに 「ゲリラ」 のような 3キロ 離れただけで
方や 雷雨 方や 晴天 なんてのが 当たり前になっている
北 北西 に 黒い雲がかかってきたら
できるだけ早く 頑丈な建物に 避難しましょう
雨の降る ほこり臭い風が吹いてきたなら
あと数分しか 余裕はありません
どうぞ みなさまにうれしいことがたくさんありますように!
そして 毎日笑顔がありますように!