1月26日、朝10時から石巻市立門脇(かどのわき)小学校でコカリナ贈呈式&ミニコンサートが行われました。場所は門脇中学校体育館。子ども達は、津波が引き起こした火災で校舎が全焼してしまったため、現在中学校を間借りして勉強しています。贈呈式&コンサートではまず、コカリナを知っていもらうために「ふるさと」「木立をぬける風の音」「ひばり」(ルーマニアの曲)そして被爆樹で「 アメージンググレイス」を演奏。それから全校生徒220名全員にコカリナが手渡されました。このコカリナは全焼した門脇小学校のプールの脇に立っていた赤松の木から作られたものです。やはり校舎と同じように黒こげになってしまった木からコカリナが作られ子ども達に贈られました。この小学校の子ども達は津波警報発令と共にランドセルも持たずに高台に避難せざるを得ませんでした。幸いにも、在校していた児童に一人の犠牲者も出さずにすんだのですが、避難直後、津波と火災に襲われ学校は4階まで、まるで大空襲にあったかのように全焼、思い出の品物はすべて失われてしまいました。子ども達はコカリナを受け取ると、両手でその木の感触を感じ取り、さっそく口に付けて吹き始めてくれました。
体育館はとても寒く時間がほとんどなかったのですが、1年生も一緒に「タコタコあがれ」を練習しました。寒風吹きすさぶ被災地の空に220人の凧があがっていきました。贈呈式の最後に代表の6年生が「一生の宝物にします」と感謝の言葉を述べてくれました。これから子ども達はこのコカリナを色んなところで吹いてくれることでしょう。子ども達が奏でる「復活した松の木の音」が少しでも復興のお役に立てればと願っています。
尚、このコカリナは被災地支援「つむぐ」コンサートによって集められた支援金によって贈呈することができました。全国各地でコンサートを作ってくださったみなさん、関係者の皆さん本当にありがとうございました。
またこの贈呈式には沢山のマスコミから取材申し込みがありましたが、学校側の「子どもたちの教育を優先させたい」という意向により、非公開となりました。関心を示していただいたメディアの皆さんにお詫び申し上げます。




体育館はとても寒く時間がほとんどなかったのですが、1年生も一緒に「タコタコあがれ」を練習しました。寒風吹きすさぶ被災地の空に220人の凧があがっていきました。贈呈式の最後に代表の6年生が「一生の宝物にします」と感謝の言葉を述べてくれました。これから子ども達はこのコカリナを色んなところで吹いてくれることでしょう。子ども達が奏でる「復活した松の木の音」が少しでも復興のお役に立てればと願っています。
尚、このコカリナは被災地支援「つむぐ」コンサートによって集められた支援金によって贈呈することができました。全国各地でコンサートを作ってくださったみなさん、関係者の皆さん本当にありがとうございました。
またこの贈呈式には沢山のマスコミから取材申し込みがありましたが、学校側の「子どもたちの教育を優先させたい」という意向により、非公開となりました。関心を示していただいたメディアの皆さんにお詫び申し上げます。



