1月19日(土)1年半に一度の間隔で行われている「東京コカリナフェスティバル」が開催されました。このフェスティバルはもう九回目。今回も38団体が参加して盛大に行われました。開演は午後0時、終了は午後5時半。延々5時間半の長丁場。演奏された曲は約80曲。参加者の皆さんは他の団体の演奏にも熱心に耳を傾け(これがコカリナのフェスティバルの本当に素晴らしいところだと感心するのですが)素敵なフェスティバルになりました。黒坂黒太郎、矢口周美、福澤達郎も第四部で30分ほど演奏しました。常連の参加者の皆さんは、新しいことに挑んでくるのでこちらも負けてはいられないとばかりにプログラムの半分は新曲に挑戦しました。クラシックの曲としては、かねてからの念願だったブラームスの「ハンガリー舞曲第五番」そして「思いでの木」(昨夏の志賀高原のコカリナフェスティバルで一度だけ発表しています)さらにあの世界的大ヒット曲「 ユー・レイズ・ミー・アップ」これも日本語に直し初披露しました。この曲の作詞はアイルランドの作家ブレンダングラハム氏。昨年、やはりブレンダン氏作詞による「涙と希望の村」を日本語に直しCD「希望のコカリナ」に入れさせていただいたのですが、その後なんとしても彼の代表作でもある「ユー・レイズ・ミー・アップ」も日本語の詞で演奏したい、と強い気持ちを持ち続けてきました。ただ、これだけ有名な曲ですので当然名だたる訳詞家のかたが訳しているのでは、と調べました。でも、インターネットで調べても韓国系アメリカ人の方が訳した日本語がひとつあるくらいで、何故か他に見あたりません。それならば、と、ここ一ヶ月ぐらいの間に思い切って日本語詞を書いてみました。それを初めてこのフェスティバルで発表しました。当日、聴いてくださった多くの皆さんから「素晴らしい詞だ」「涙が止まらなかった」と評価をいただき、ちょっと嬉しかったです。これからのコンサートでも歌わせていただこうと思っております。ともかく、素敵なフェスティバルでした。被災地宮城県から来てくださった皆さん、本当にご苦労さまでした。前回素晴らしい演奏をしてくれ2週間後、津波の犠牲となってしまった渡辺杏一さんもきっと空から見守ってくれ一緒に参加してくれていたでしょう。次回は10回目。楽しみです。
参加者の方から当日の写真を送っていただきましたので掲載させていただきます。
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