7月24日に行われた「LIFEコンサート」が毎日新聞東京版にも大きく掲載されました。
7月24日(金)昨日東京江東区で70歳以上のコカリナ合奏団「LIFE」の初演奏会が行われました。「LIFE」はメンバー全員が70歳以上。最高齢は88歳。皆さん戦争体験者です。
空襲から逃げ延びたり、満州から命からがら引き上げてきたり、肉親が戦死したり、鮮烈な戦争体験をお持ちの方達です。皆さんご高齢のため、なかなか速い曲はできないのですが、
ひとつひとつの音を大切に素晴らしい演奏を披露してくれました。演奏曲はコカリナの定番「故郷」「浜辺の歌」「浜千鳥」「森の朝」に加え「惜別の歌」「埴生の宿」など。 そしてメンバーが使ったコカリナは国立競技場建て替えのため伐採された木からできたもの。コカリナに生まれ変わった「国立」の森の音が美しく響き渡りました。私も新曲「青春の森」を初披露しました。コンサートの模様はNHK首都圏ニュースやテレビ東京の夕方のニュースで紹介されました。コチラでご覧ください。http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/newsanswer/life/post_94311
以下は私がコンサートのプログラムに載せた文です。
ごあいさつ
本日は「LIFEコンサート」にご来場下さりありがとうございます。
先日解体された国立競技場の前身は「明治神宮外苑競技場」であり、第2次世界大戦中に学徒出陣壮行会が行われた場所でもあります。今回、国立競技場解体工事にあたり競技場に寄り添うように取り囲んでいた木が沢山伐採されました。その中には樹齢100年を越える木が何本もあり、それらは学徒出陣をつぶさに見てきた木でもあります。
それらの木は今コカリナになり、まず国立競技場近隣の小学校(千駄谷小学校、四谷第六小学校)の児童にプレゼントされ吹き始められておりますが、次にこのコカリナを吹くのにふさわしいのは先の戦争の戦禍をくぐり抜け生きてこられた70才以上の皆さんと思いこのようなコンサートを企画しました。
コカリナ合奏団「LIFE」は現在団員数90名。団員の年齢は全員が70歳以上、平均年齢80才、最高齢88才のメンバーもいます。みなさん、太平洋戦争の戦火をくぐり抜け生きてきた人たちで、大空襲を経験されたり、満州から命からがら引き上げて来られたり、鮮烈な体験をお持ちの方ばかりです。そのためか、音にはやはり人生を重ねた重みと優しさが漂ってます。
演奏曲はメンバーが若い頃に歌っていた「浜千鳥」「浜辺の歌」、学徒出陣の時、女学生が贈ったと言われる「惜別の歌」、戦争の悲惨さを伝えた映画「ビルマの竪琴」の挿入歌「埴生の宿」などです。
2020年東京オリンピック開会式までちょうど5年前になる今日7月24日(金)、「オリンピックまではなんとしても頑張ろうね」を合い言葉に、動き難くなった指を必死で動かし、出にくくなった息を絞り出すように吹き続けています。
どうぞお聴きください。
コカリナ合奏団「LIFE」指導者・指揮
黒坂黒太郎
空襲から逃げ延びたり、満州から命からがら引き上げてきたり、肉親が戦死したり、鮮烈な戦争体験をお持ちの方達です。皆さんご高齢のため、なかなか速い曲はできないのですが、
ひとつひとつの音を大切に素晴らしい演奏を披露してくれました。演奏曲はコカリナの定番「故郷」「浜辺の歌」「浜千鳥」「森の朝」に加え「惜別の歌」「埴生の宿」など。 そしてメンバーが使ったコカリナは国立競技場建て替えのため伐採された木からできたもの。コカリナに生まれ変わった「国立」の森の音が美しく響き渡りました。私も新曲「青春の森」を初披露しました。コンサートの模様はNHK首都圏ニュースやテレビ東京の夕方のニュースで紹介されました。コチラでご覧ください。http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/newsanswer/life/post_94311
以下は私がコンサートのプログラムに載せた文です。
ごあいさつ
本日は「LIFEコンサート」にご来場下さりありがとうございます。
先日解体された国立競技場の前身は「明治神宮外苑競技場」であり、第2次世界大戦中に学徒出陣壮行会が行われた場所でもあります。今回、国立競技場解体工事にあたり競技場に寄り添うように取り囲んでいた木が沢山伐採されました。その中には樹齢100年を越える木が何本もあり、それらは学徒出陣をつぶさに見てきた木でもあります。
それらの木は今コカリナになり、まず国立競技場近隣の小学校(千駄谷小学校、四谷第六小学校)の児童にプレゼントされ吹き始められておりますが、次にこのコカリナを吹くのにふさわしいのは先の戦争の戦禍をくぐり抜け生きてこられた70才以上の皆さんと思いこのようなコンサートを企画しました。
コカリナ合奏団「LIFE」は現在団員数90名。団員の年齢は全員が70歳以上、平均年齢80才、最高齢88才のメンバーもいます。みなさん、太平洋戦争の戦火をくぐり抜け生きてきた人たちで、大空襲を経験されたり、満州から命からがら引き上げて来られたり、鮮烈な体験をお持ちの方ばかりです。そのためか、音にはやはり人生を重ねた重みと優しさが漂ってます。
演奏曲はメンバーが若い頃に歌っていた「浜千鳥」「浜辺の歌」、学徒出陣の時、女学生が贈ったと言われる「惜別の歌」、戦争の悲惨さを伝えた映画「ビルマの竪琴」の挿入歌「埴生の宿」などです。
2020年東京オリンピック開会式までちょうど5年前になる今日7月24日(金)、「オリンピックまではなんとしても頑張ろうね」を合い言葉に、動き難くなった指を必死で動かし、出にくくなった息を絞り出すように吹き続けています。
どうぞお聴きください。
コカリナ合奏団「LIFE」指導者・指揮
黒坂黒太郎
添田町は筑豊地方にあるのどかな町。かつては炭坑で栄えたらしいのですが、今は緑豊かな農村地帯。そこに以外や以外、オーク(樫の木)ホールというサントリーホールにも負けないほどの音響効果を持つ素晴らしい音楽ホールがあるのです。そのオークホールで昼夜二回の公演。昼は小学生の音楽鑑賞教室。町中の子供達が集まってきてくれ子ども向けのプログラム。とは言っても大人のプログラムとあまり変わらない。子供達は被爆樹コカリナの音にもしっかりと耳を傾けてくれ、素晴らしいコンサートになりました。そして夜は一般のコンサート。添田町だけでなく筑豊全域、また福岡や熊本からもお客さんが駆けつけていただきホールは満席。初めての町とは思えないほどコンサートは盛り上がりました。終了後は、日本百景の名峰英彦山(ひこさん)の中腹にある温泉宿へ。肌にとろけるような露天風呂のお湯で身も心も穏やかにまれました。
初めての添田町。素晴らしいところです。是非一度訪れてみてください。
初めての添田町。素晴らしいところです。是非一度訪れてみてください。