東日本大震災から明日で4年を迎えます。この年月を振り返ったとき、心の中に、ずいぶん昔のことのような感覚と、ついこの間の事のような感覚が入り交じっているから不思議です。それだけ色々なことがあったと言うことなのでしょう。私たちでさえそうなのでから被災地の皆さんのそれは計り知れないほどのものでしょう。先日東京の紀尾井ホールにて「奇跡の一本松と奇跡のピアノ」のコンサートをさせていただきました。チケットは1ヶ月前に完売になるという盛況の中で、被災地に思いを寄せて新しい曲を発表させていただきました。構成組曲「浜辺に寄せて」。コカリナと合唱で奏でる9分の大曲です。以下はプログラムに載せた解説文です。
これからも「奇跡の一本松」の音色を届け続けようと思います。
構成曲「浜辺によせて」について
4年前、東北の太平洋沿岸を襲った大津波は東北の美しい浜辺をことごとく破壊しました。
美しい松林はなくなり、堤防は破壊され、穏やかな海の町はガレキの町と化し。支援で被災地を訪れるたびに、その無惨な姿を前に立ちすくみました。そして、ガレキの向こうに落ち着き払って光る「海の青」が青ければ青いほど憎らしささえ感じました。私たちでさえそうなのですから、それを毎日見続けている被災地の皆さんの悔しさはどれほどのものであったことでしょう。あれから4年経ち、そんな海と向かい合い、ひたむきに前へ前へと進んできた被災地の皆さんの気持ちを表現できればと、このような構成曲「浜辺によせて」を創りあげました。曲は日本の代表的な叙情歌「浜辺の歌」「浜千鳥」に私が創った「海光る朝」を付け加え成り立っています。コカリナ合奏、うた(独唱)、合唱、総勢110名そして被災ピアノの演奏でお聴きください。
お礼
この度、このコンサートに向けて、陸前高田「奇跡の一本松」の枝部分をコカリナ用にご提供下さいました一般財団法人日本ユースホステル協会 、及び陸前高田市に心からお礼申し上げます。
構成曲「浜辺に寄せて」の演奏 近々youtubeでも公開予定です。
これからも「奇跡の一本松」の音色を届け続けようと思います。
構成曲「浜辺によせて」について
4年前、東北の太平洋沿岸を襲った大津波は東北の美しい浜辺をことごとく破壊しました。
美しい松林はなくなり、堤防は破壊され、穏やかな海の町はガレキの町と化し。支援で被災地を訪れるたびに、その無惨な姿を前に立ちすくみました。そして、ガレキの向こうに落ち着き払って光る「海の青」が青ければ青いほど憎らしささえ感じました。私たちでさえそうなのですから、それを毎日見続けている被災地の皆さんの悔しさはどれほどのものであったことでしょう。あれから4年経ち、そんな海と向かい合い、ひたむきに前へ前へと進んできた被災地の皆さんの気持ちを表現できればと、このような構成曲「浜辺によせて」を創りあげました。曲は日本の代表的な叙情歌「浜辺の歌」「浜千鳥」に私が創った「海光る朝」を付け加え成り立っています。コカリナ合奏、うた(独唱)、合唱、総勢110名そして被災ピアノの演奏でお聴きください。
お礼
この度、このコンサートに向けて、陸前高田「奇跡の一本松」の枝部分をコカリナ用にご提供下さいました一般財団法人日本ユースホステル協会 、及び陸前高田市に心からお礼申し上げます。
構成曲「浜辺に寄せて」の演奏 近々youtubeでも公開予定です。