黒坂黒太郎コカリナブログ

黒坂黒太郎のコカリナコンサート活動、東日本大震災被災地支援活動など

CD製作真っ最中

2013-05-29 10:04:06 | 被災地支援
 現在、主に高田松原の松でできたコカリナを使って演奏したCD「REBORN」(生まれ変わる)の製作真っ最中、毎日朝から夜遅くまで、スタジオに籠もっています。
 5月26日(日)は大編成コカリナ合奏の録音、約70名の方がキングレコードの第1スタジオに集まってくださり、8時間かけて「遙かな友へ」「アネモネの誓い」「アバイド・ウイズ・ミー」の三曲を収録しました。皆さんが気持ちを寄せ合ってくださり、素晴らしい音を作り上げることができました。またこのCDでは「震災ヴァイオリン」を演奏される中澤きみ子さんがスペシャルゲストとして4曲、「震災バイオリン」の祈りを感じさせる音で、コカリナとコラボ演奏してくださいました。さらに、NHK交響楽団首席コントラバス奏者の吉田秀さんもヘンデルのラルゴで地に響くようなコントラバスの演奏を奏でてくださっています。
 素晴らしいハーモニーができ上がっています。ご期待下さい。
このCDは7月21日にキングレコードより発売になります
REBORN ~コカリナwithヴァイオリン~高田松原の調べ~
黒坂黒太郎とコカリナの仲間たち
   収録曲 (順不同)
  シチリアーノ (フォーレ) 
  スカボロー・フェア
  私のお気に入り
  ラルゴ  (ヘンデル)
  木立を抜ける風の音
  アネモネの誓い
  君をのせて
  G線上のアリア
  アバイド・ウィズ・ミー
  赤とんぼ 
  翼をください
  チャルダッシュ
  ひこばえのワルツ
  遥かな友に
  You Raise Me Up~あなたがいたから~ ※日本語歌唱

黒坂黒太郎とコカリナの仲間たち/中澤きみ子(ヴァイオリン)/矢口周美(歌)
吉田秀(コントラバス)。



被災地支援コンサートVol.90    東京都三鷹市   5月18日

2013-05-24 09:33:10 | 被災地支援
三鷹市(みたかし)は、東京都の多摩地域最東端にある市。市北端にJR中央線が走り、三鷹駅を中心に市街地を形成している。
武者小路実篤、三木露風、山本有三、太宰治など多くの作家たちが住んだ街として知られ、また、都市の便利さと緑豊かな自然とが調和する公園都市とも言われている。市域には豊かな自然が存在し、市内に国立天文台、や井の頭恩賜公園、三鷹の森ジブリ美術館などの様々な文化施設が存在する。
この町とコカリナの関係は深く、まだコカリナ協会が始まって間もない頃、市の社会教育課が「コカリナ講座」を開設してくれました。行政主催としては最も早い開設ではなかったかと思われます。
その歴史の重みのためか、今回の支援コンサートには、100名を上回る、コカリナ愛好家がステージに上って「グノーのアベマリア」「浜辺の歌」を大合奏してくれました。会場となった三鷹市芸術文化会館は素晴らしい響きを持つ「クラシックホール」。会場全体が木で包まれているためコカリナがの木の音色がとても良く響きます。ここに被災松の音色が流れ沢山の皆さんと一緒に被災地へ思いを届けました。また、5,6年前三鷹でコンサートをしたときに創らせていただいた三鷹の里唄「町を歩けば」を歌わせていただきました。


「被災松コカリナ&震災ヴァイオリン」のコンサート  6月22日

2013-05-07 10:20:28 | 被災地支援
 昨年の暮れも押し迫った頃、高校時代の友人が他界しました。長野県上田市にある上田高校という高校でずっと一緒にブラバン(吹奏楽)をやっていた仲間でした。文化祭で彼がピアノを弾き、僕がフルートでビゼーの「アルルの女」をやったこともありました。3年ほど前、同窓会で再会でき、喜び合いました。その彼の突然の逝去の報はとてもショックでした。どうしても葬儀には出られなかったものですから、彼との思い出を綴った弔電を打たせていただきました。その葬儀の席でヴァイオリンを追悼演奏してくれたヴァイオリンニストがいました。中澤きみ子さん。上田市出身でウィーンなどでも活躍されている方です。僕の友人の奥さんとは大の親友、と言うことで追悼演奏をかって出てくれたのだそうです。彼女は同じ上田市にある上田染谷が丘高校(当時は女子校)の出身。葬儀の後の食事会で上田高校のOBと染谷が丘高校のOBが「黒坂と中澤さんのジョイントコンサートをやろう」と盛り上がってくれ、以下の様な形で行われることになりました。実は、以前、中澤さんとは何度かお会いしており、コンサートにも行かせていただきました。
そして、中澤さんのご夫君はヴァイオリンドクターとして知られる中澤宗幸さん。東日本大震災の被災地、陸前高田の被災した木材からヴァイオリンを製作され話題を呼んでいらっしゃいます。きみ子さんもそのヴァイオリンを弾き被災地を支援されています。ここで奇しくも「被災松コカリナと被災木ヴァイオリンのジョイントコンサート」が実現することになりました。
  黒坂黒太郎・中澤きみ子ジョイントコンサートwith SONGS
 6月22日(土)  信州国際音楽村 こだまホール(上田市)

 また、陸前高田の松のコカリナがあまりにもいい音がするものですから、「CDにしよう」ということになり、企画が動き出しました。そんな時に中澤きみ子さんとのコンサートの話が出てきたため、CDでも中澤さんに手伝っていただこう、と言うことになりました。高田松原のコカリナとヴァイオリンのコラボがCDでも実現しそうです。タイトルは「REBORN(生まれ変わる) コカリナwithヴァイオリン ~高田松原の調べ~」CDは7月よりキングレコードから発売の予定です。高田松原の松の美しい音色をコカリナとヴァイオリンで全国の皆さんに聴いていただければと思います。収録予定曲は以下の通りです。
「遙かな友へ」(大合奏)「アネモネの誓い」(大合奏)「G線上のアリア」(コカリナ合奏と震災ヴァイオリン)「シチリアーノ」「ユー・レイズ・ミー・アップ」(歌とコカリナ合奏) 「赤とんぼ」「イエスタディー」「スカボロフェア」「チャルダッシュ」「翼をください」 など15曲収録。また、収益の一部は陸前高田のお役に立てるようにしたいと思います。  
  尚、ヴァイオリンドクター中澤宗幸さんが震災ヴァイオリンの事にも触れた本を出されました。コカリナに通じる部分も沢山あるとてもいい本です。是非お読み下さい。
 いのちのヴァイオリン: 森からの贈り物 (ポプラ社) 中澤 宗幸  ¥ 1,260

コンサートのチラシ