甲州だるま。

新年の縁起物として有名な物の１つが「甲州だるま」です



２月初旬に行われる「大神宮祭」「厄除地蔵尊祭」などの縁日で売られる招福物・厄除けの縁起物とされています

昔からの伝統工芸品を守り抜いている職人さんがいることは、本当にありがたい事ですよね

甲州だるまには、赤達磨・子持ち達磨・甲陽金達麿・白達麿など、様々な種類があり約４００年もの古い伝統があるんですよ

４００年の歴史が刻まれた甲州だるまは、気品・風格は日本一と言われていて、甲斐の名勝「武田信玄公」の顔をモチーフに、だるまの基礎を作ったと伝えられています
武田信玄公がモチーフなだけに「彫が深くて鼻が高い」のが、１つの特徴でもあるんですね

一般的なだるまとの大きな相違点は、甲州地域で農業・養蚕業が盛んだった事から、養蚕・綿の豊作を祈る風習として、繭の形と色をかたどった「白だるま」を祭る風習が生まれたようです。



そして、神棚に祀った時に「拝む人の目と親だるまの目が合うように目の位置はやや下向きに」そして、真ん中にある子だるまは「子どもの未来・自分の目標を持ち、目標に真っ直ぐ歩いて欲しい」と願う親心を表し、立派な髭には「立身出世の願い」が込められているそうです

知れば知るほど「甲州だるま」には、作り手と買い手のさまざまな思いが込められた商品という事がわかります
これぞまさに「伝統工芸品」です
今の近代化が進む時代に、受け継がれている歴史の趣き・物語りは、決して閉ざすことなく語り続けていきたいものです

甲州だるまは、市内にいち早く春の訪れを告げると言われている縁日で購入する事が出来ますよ

来週、２月１３日・１４日には「厄除地蔵尊祭」も開催されます
ご家族揃ってぜひお越し下さい厄除地蔵尊当日は、交通規制が行われます。

詳細は、観光情報お知らせ一覧を見てね　　「厄除地蔵尊祭」