3月30日に、maribvocalさんと新宿御苑に花見に行きました。
新宿門で待ち合わせしましたが、いやあ荷物をいっぱい抱えた花見客がぞろぞろ御苑に入っていきました。みんな花見が大好きなんですね♪
でも肌寒いのと午前中なこともあってものすごい混雑ではなかったので、場所はいい所がとれました。
さっそくござを敷いてお昼に・・・て、お弁当を作ってこなかった私はmaribvocalさんに御馳走になりました。オイオイ(^_^;)
おいなりさん美味しかったです♪。
ところで、この花見にはちょっとテーマがあります。
一つはお互い茶籠(コンパクトなお抹茶セット)を持参して桜の下で野点をすること。
もう一つは、応援しているスペインのアカペラグループ“b vocal"のファンクラブ会員のTシャツを着ていくこと。
私もb vocalファンなんです!
b vocalはヨーロッパのコンテストで優勝した実力派で歌やハーモニー、そしてヴォイスパーカッションが見事です。
来日した3年前に彼らのステージを生で見たのですが、観客が楽しめて幸せな気分になれるステージです。茶目っけのある表情が楽しい♪
もっと日本に知られてほしいグループです。ポップスだけでなくルネッサンスやバロックのキリスト教歌も歌われますが、それがまた美しいハーモニーです。歌声が包み込むような柔らかで優しくて、深海にゆっくりと静かに沈んでいくような気持ちになって浸るのが心地よいです。スペインは熱心なカソリック教の国ですもんね。生活のなかに宗教歌が溶け込んでいる、そんな自然体の歌でした。
また来日して楽しいステージを見せてね♪
ファンは待ってるよ(^o^)/
そしてお茶をたてました。
お互い習った流派が違うので若干たてかたが違います。その違いもまたおもしろいです。
お茶の上に桜の花びらが入り込んだりすると風情があります。桜を愛でながら飲むお抹茶はとっても美味しい!
和菓子も桜の花のかたどったものやすみれが野辺に咲く様子をかたどったものなど見た目も素敵。
私はちょっと足に故障があるので正座ではなく足を延ばしてお茶をたてました。すごくざっくばらんな野点です。
野点は楽しいです。桜だけでなくいろんな季節でやってみたい♪冬は寒いからやめときますが。
そのあと御苑内を散策していろいろな桜や花を楽しみました。
あちこちで日本語以外の言葉が聞こえました。せっかく日本にいるのだから桜の季節の「花見」を楽しもうじゃないか、という感じかな。
日本人だって忙しかったりしてなかなか実行できない事が多いです。私もそんなに昔からやっていたわけでなく、通りがかりに「あ、桜が咲いてるな」と思ってその年を終わらせることのほうがずっと多いです。
それでも、桜の蕾がほころんで咲いた様子をちょっと立ち止まり
「桜の季節になったな」
と花を見ることができたら、これも小さな「花見」ですね。それならば私もほぼ毎年やってます。なにせ日本はあちこちに桜が植えてありますから。
友人に桜が咲いたよってメールで報告しあうのもやっぱり「花見」。共感しあえればそれは一緒に見たのと同じ。
そして通りがかりにひらひらと花びらが降っている様子を見たり、下を通るのもまた風流♪
いろんな所で花を撮っている人がいました。私もパチリ☆
桜の絨毯
満開の染井吉野
幹からも花
八重桜
大島桜
こちらは海棠の花
源平桃・・・一本の木から紅と白と二色まだらの花が咲きます
新宿御苑は花の盛り。
帰りに銀座に寄り、再開発する松坂屋の近所で3月いっぱいで閉店される煎茶の喫茶店につれてっていただきました。
お茶とこの店を愛するお客さんがこじんまりとした店内にいっぱい名残惜しみ集まっていました。初めて入った私は緊張しました。
自家製のわらび餅おいしかったです。
お店の方も集まるお客さんも粋な方ばかりで、私はただ感心するばかりでしたがいい経験させてもらいました。
いっぱい歩き楽しんだ一日でした♪
私もいまだ華道も着付けもできません。きっとそういう方は多いと思います。
日本の文化を身近に学べるような環境だといいけど・・・なかなかそうはいかない。
なんとなく、いつか習おうと思っても時間に追われ後回しになってしまう・・・。
何かを始めるのは勢いが必要ですね。
私は桜の下での野点がやりたい、という気持ちが大きな原動力になりました。
何にもわからなかったまま飛び込んだけど、お茶を通して日本の文化の良さが少しわかるようになりました。
おかげで自分の世界が広がり、より豊かになりました
野点は形式ばらず気軽に楽しめるので、初心者にこそ向いている♪ほかの方も良かったらご一緒に(*^_^*)
後の旦那様とのエピソード、bvocalメンバーの方とのエピソードはまさに抹茶が人間関係を味わい深くしてくれた立役者ですね。
器や道具もこだわらず他の物で“見立て”をしてもいいし、楽しい気持ちがやっぱり大切。
そんな楽しい時を共有させていただきありがとうございます♪。
四谷の土手の時は桜の花びらが盛んに散っていてどんどんお茶碗に入ってくるので
「風情ありすぎ」なんていい合ってましたっけ。
そんな事も楽しい思い出です。
美術、映画・・・まだまだ知らない事だらけですが感じた事を素直に伝えることができるとよいなと思ってます。
そんなわけでこれからもよろしくお願いします\(^o^)/
<抹茶の思い出 その3>
人間誰でも同じでしようが、人のお役にたてた時はとても嬉しいものです。まして、その人の世界をちょっとでも広げることに、それがつながったら…。
blueashさんに茶かごの存在と、抹茶の楽しみをお伝えできたのは、幸せでした。
上記、抹茶の思い出話をしたら、「私も、桜の下で、野点をして抹茶を飲みたい!」このメールをいただいて一年後だったかしら? 夢は実現しましたね。
四ッ谷見附の土手、江戸城外濠公園。桜吹雪の中、花びらが一枚、二枚、抹茶茶碗に舞い降りるのも、風情がありました。
素敵な思い出を一緒に作ってくれてMuchas gracias!
主人とお付き合いを始めた頃、こんな思い出話を聞きました。理系の院生で実験で大学に泊まり込んでいた頃、眠気と空腹と戦うために、抹茶をマグカップに入れて、スプーンで混ぜて飲んでいたそうです。
私は抹茶を自分で点てることができる和風喫茶店を探し、鎌倉まで彼を連れて行って、本物の抹茶を味わってもらいました。
それを知った茶道の先生が、結婚祝いに野点用の茶かごを贈ってくれたのです。
そして我が家のお花見やお弁当持参のドライブには、いつのまにか茶かご持参で抹茶を飲むが習慣となりました。
<抹茶の思い出 その2>
bvocalのメンバーとメールでの交流が始まった頃、こんな質問をされました。
「日本で抹茶を飲んだのだけど、どうしてあの粉とお湯で小さな泡が沢山できるのだろう?」
スペイン語初心者、英語もイマイチの私は連続写真を撮って、メールに添付して、「抹茶を点てる様子」を伝えました。でも、理解してもらえたかどうか・・・?
そんな矢先、bvocalは台湾公演があり、私は単身、茶かごとお干菓子持参でコンサートに行きました。
中国語は昔取ったナントカで少しは出来ましたが、初の海外一人旅は、かなり勇気がいりました・・・。だって、スペイン語を始めてまだ数か月、かなり無謀でした。(笑)
でも、無事、彼らのオフタイムにホテルのロビーで、抹茶を点てることが出来たのです。
ホテルマンも、宿泊客も、珍しそうに遠まきに眺める中、私はドキドキしながら抹茶を点て、泡が点つ様子を見てもらい、彼らにも点て方を教えて、実際に点てもらいました。
とっても喜んでいましたよ~。
なんと、台北三越で、抹茶と抹茶道具を買って帰ったそうです。
blueashさんには、私こそお世話になっています。そして、専門的な美術のお話、中国映画にかける熱い思いなどを教えてもらっています。
お友達との交流で、どんどん世界が広がるのは嬉しいこと、そして、たまに一緒に思い出づくりができると、心のアルバムにそれを焼き付けます。
また、別の花の季節に野点を楽しみましょうね~。Nos vemos.(See you again.)(再見)
花見ではいろいろお世話になりありがとうございます。今回は新宿御苑で花見をすることになり、殆ど初めてに近い場所で御苑の入り方も解らなかったのですが、御苑の中は広くて花が多いですね。そしてとても手入れがされていてどこを見ても美しかったです。
桜の種類や草花の名前などもいろいろ知ることができました。
道端に咲く花も名前を知ると印象が変わります。
花を愛でながらの野点は、数年前にmaribvocalさんがされていると聞いて、私もすごくやりたくなって勢いのあまり茶道の先生に「教えてください」とお願いして習った経緯があります。
そんな楽しみ方があると知らなければずっと野点をしないでいたでしょう。
アカペラグループbvocalも教えていただき美しいハーモニーに聞き入りました。また生ステージは歌が見事なのは当たり前、ユーモアの交えたステージで観客の心をとらえる彼らにプロの凄さを感じ人懐こい笑顔に親しみを感じました(*^。^*)
メンバーの方が日本を好きでいてくれるのも嬉しい。だから本当に日本でもいっぱい愛されるグループになってほしいと思ってます。きっとなると信じてます。再びの来日が実現できることを!
銀座の煎茶の喫茶店も教えてくださりありがとうございます。惜しくも閉店されましたが、一つのテーブルを囲んで知らない人同士がいつの間にか友人になる不思議な空間ですね。なじみのお客みなさんが閉店をとても惜しまれているのがわかりました。
マスターご夫妻はじめみなさん知的で粋な方ばかりで得難い経験でした。
そうやって考えてmaribvocalさんにはいっぱいお世話になっているなぁって感謝とともに思います。
友人を持つことは自分の世界にはなかった新しい世界を知ることなのかもしれません。
レッドさんへのコメントにも書きましたが、楽しい思い出は、未来に体が思うようにならなくなっても思い出すことでもう一回経験できる大切な宝物のように思います。
勿論普段はそれぞれの仕事や役目を頑張り、時間をみつけて楽しい時を過ごすのが大切。
未来への記録のつもりで記事を書きました(*^。^*)
それから、レスリー・チャンさんへのお祈りもありがとうございます。
いえ私は関係者でもなんでもないですが(汗)
一ファンとして嬉しいです☆
4月1日はレスリーさんのご命日。まずはご冥福を祈って合掌。
今年もお花見&野点が実現できて嬉しかったです。予定を決めたあと、桜の開花が早まり、葉桜見物かと思いきや、一転花冷え。満開の桜を堪能することができました。
新宿御苑は沢山の種類の桜が、順番に咲いていくので、長い間、桜が楽しめます。土曜は代表的なソメイヨシノと大島桜、素敵でしたね。早咲きの桜が散り、花びらがまるで桜のカーペット。
御涼亭から見た水面に映る桜と日本庭園の写真をfacebookで紹介したら、ご紹介いただいたbvocalの日本好きメンバーが、「まるでおとぎの世界だね」とコメント・・・。
併せて、上記3/31で惜しくも閉店した銀座の茶遊処「佐人」のこともご夫妻のお写真入りで投稿したので、再来日時にお連れしたメンバーは、「僕が抹茶を飲んだ銀座のお店だよね、懐かしいなあ。閉店とはとても残念!!」とコメントしてくれました。
このお店が気に入った彼らは、自分たちのCDにサインをして、これを彼らにプレゼントしてねと私に託し、お店のご夫妻は喜んで、彼らのファンクラブに入会してくれたのです。そして、この入会記念のTシャツを着て、blueashさんと私は、土曜日にお店にお別れを言いに行ったのでした・・・。
bvocalを聴きながら銀座で日本茶を楽しむプチ贅沢も、もうできません。とても残念ですが、ご夫妻に幸多かれと祈ります。
まるで小さな文化サロンのごとく、ご主人の関西系漫談トークが、お客様同志を結び付けてくれました。そのネットワークは今も続いています。
bvocalは結成約20年のスペインの男声5名のアカペラグループ。オーストリアのアカペラコンクールで優勝した賞品が、2007年10月の台湾公演。台湾へ行く前に、日本でも公演をしたのが、私がファンになり、スペイン語を習い始めたきっかけです・・・。
2010年には、アメリカで権威ある「全米アカペラコンクール」のNY大会で優勝、そして本選2位、聴衆賞および特別賞を受賞という実力派。そして、同年9月に再来日。blueashさんも2公演、古楽の夕べととポップスの夕べに来てくださいましたね。ああ、懐かしい・・・。
その歌声はもとより、アカペラとユーモアがキャッチフレーズだからとても楽しいステージ、そして、ファンを大事にする彼らに、私はすっかり魅了されています。再々来日を一緒に願ってくださいね~!
日比谷公園で春の日差しのもと、新緑を愛でながら気の置けない仲間とお酒を酌み交わすのもまた良いですね~♪
染井吉野は花の盛りを過ぎるけど、遅咲きの桜はこれから咲き始めるし、春の草花も見ていて楽しめますね。
遊びをせんとや生まれけむ・・・楽しい思い出はこれからの人生の宝物。
よい天気でありますように\(^o^)/
茶道は野点をやりたくて2年半ほど近所の先生に習いにいきました。習い始めたら歩き方から全然なってなくて、物覚えも悪くてダメダメ生徒でした(@_@;)。
でも先生が辛抱強くて茶道への愛情をいっぱい持っていて、茶道の奥の深さ楽しさを少し垣間見る事ができました。良い先生に出会えて幸運でした。ちなみに表千家です。
今日は張國榮先生の命日ですね・・・
このことを記事にしようかと迷いましたが、やめました。
日本が好きだったレスリーはこの時期に日本にいたらきっと花見を楽しんだのではないかな、なんて思ってます。
明るくこの日を過ごして偲ぼうと思います。
今週「ルージュ」をレッドさんと遵命さんと3人で一緒に鑑賞するのを楽しみにしてます♪
私はお茶を習ったことが無いんですが、家でときどき適当に(笑)カフェオレボウルで点ててます。
桜の花の下でなんて、いと優雅。
凝った茶室や高価なお道具では無くても、茶も、そして花も楽しめますもんね。
今年はいろいろあって花の時季を逸してしまいましたが、今度の日曜日に日比谷公園で友人たちと、散り終わった桜を偲びつつ酒を酌み交わしてまいります。見渡せば花も紅葉もなかりけり。秋の歌だけど(笑)。
そして本日は、桜の幻影をうつしながらレスリーを偲びます。
微博で關錦鵬監督に、『ルージュ』が日本初上映されていることをお伝えしてきました。お目に留まるかどうかわからないですが……。
六本木でお逢いしましょう!