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こねこのぴっち絵本原画展

2013-07-30 17:33:20 | 一期一絵
7月24日に銀座の教文館9Fで開催されているこの展覧会を見て来ました。



この絵本は我が家にもあります。


だいぶくたびれてますが

左のベージュの本は私が独身時代に本屋で見て、なんて可愛い絵なの♪と感激して買いました。しばらくはこの絵本で子供にも読んであげてたけど、絵と文章のページが別々の箇所があり読みづらい。
息子1が3歳のとき、本屋さんで緑の方を見つけてまた買いました。
あの時のことは今も鮮明に覚えています。私達は東北の地方の町に住んでいて、特急バスで息子1と二人で(あの頃はまだ一人っ子だった)中心地に遊びに行き、本屋さんでこの絵本を買って、また特急バスに乗って帰ろうとしたら、絵本をベンチに置いてしまっていたのに気づき、次の停留所で降りて急いで戻ったら、案の定絵本を入れた包がベンチにありました。息子1の手を引いて荷物を他にももっていたのでつい忘れてしまってたのです。
私と息子1は次の鈍行バスに乗ってゆらゆらと長時間かけて元いる町にもどったのでした。すっかり夕方になり、疲れちゃった息子1は寝てしまって、わたしはバスを降りて荷物と息子を抱えて帰りましたっけ。
その当時の息子1のくりくりした目とか赤いほっぺの顔立ちが今も懐かしさとともに思い出す絵本です。
その絵本原画展があると知ったらいかない訳にはいきません♪


この方がハンス・フィッシャー氏スイス人です。ほら、そばに猫。大好きだったのですね。


真ん中で籠の中にいるのがぴっち。優しいおばあさんの家に住んでいる、まり父さんとるり母さんの間に生まれた5匹兄弟の一匹。やんちゃな兄弟と一緒に遊ばず、自分は本当は猫以外になりたかったのにと考えます。
そのあと、この家に一緒に住んでいるたくさんの動物たちと交流します。

そして出した結論は?

どのページも絵がとてもかわいらしい。特に滑らかでリズムのある線が美しく心地よい。
会場の壁に1場面を拡大した絵が貼り付けられてましたが、たくさんの動物、鳥、虫、花が描かれ、それを確認するのも楽しい。
絵本が自由に読めるコーナーがあり、そばに雑記帳が鉛筆とともにあったので、ページの真ん中にぴっちを描いてみました。会場内なので写真は遠慮しました。


会場の内と外にはいくつかこんな拡大したぴっちが絵本から飛び出ていました。展覧会場内にいたのはさすがに写真には撮れませんが、これは会場前にいたぴっち。受付の人に聞いて大丈夫と言ってくれたので撮りました。

絵本の原画にはフィッシャー氏の息遣いを感じられました。鉛筆での試し書き、消しゴムで消した跡、ペンの濃淡。これらは印刷された絵には見えなかったものです。あの流麗な線はいくつもの試し書きのなかで現れた運命の線なんですね。

他にも「ブレーメンの音楽隊」「長靴をはいたねこ」などいろいろな作品の原画がありました。

これは長靴をはいたねこ。ね、ブーツを履いている。この子も絵本から飛び出して会場の中や外にいました。
そしてハンス・フィッシャー氏の愛猫とよく似てる♪
ここのブログのプロフィールに写っている猫の”しまちゃん”とも似てる(=^・^=)

おお、頼もしい♪

フィッシャー氏は教科書の絵も描いてます。これは世界で一番美しい教科書と言われています。教訓的な内容でなくわらべ歌などを題材にして親しみやすくリズミカルな文章と絵が楽しい。
またいくつかの小学校に壁画も描いてます。

本来は広告デザイナーだったそうですが、我が子のために絵本を製作し、それが評判をよんだのだそうです。

猫好きにも絵本好きにもおすすめの展覧会。8月25日まで開催されてます。
入り口で受付の人とじゃんけんして勝ったらカンバッチくれました。


公式ホームページをリンクしておきます(=^・^=)

ついでにフライヤーも載せちゃいます。拡大してみれますよ(^^)v

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