藤田けい☆幸せブログ

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傍聴席で考えたこと

2014年07月18日 | 日記
取材で、ある刑事裁判を傍聴しました。
ラジオパーソナリティをしているせいか、
法廷では、内容だけではなく、声にも注目してしまいます。

今日は、裁判官の中に女性もいらっしゃったし
弁護士、検事ともに個性が際立っていて、それぞれの声に特徴がありました。

罪状を確かめるというより、一言一言が諭すように聞こえる声。
情状酌量や、事情を訴える様々な気持ちが込められた声。
きっぱりと罪状を糾弾する、潔いハキハキした、よく通る声。

声って、会話の内容や感情だけではなく、
その人の人柄や日常までも、ハッキリ示すんですね。

マイクを通して、皆さんに届く私の声も
こんなふうに、言葉で語らないモノまで届けてしまうんだ。。。と思いました。

やはり、声は嘘をつけないみたいです。
どんなにうまく計算したつもりでも、わざとらしい作り声ってスグ分かる。
地声なら地声で、心身の健康状態から日頃のポリシーまで、如実に表してしまう。。。

つまり、
 「自分は、ラジオでどんな声を届けたいか?」を考えることは
どんな毎日を過ごし、どう生きていくべきかを考える事と同じなんですね。

エレベーターでご一緒した、年配の女性弁護士さんの
自信に満ちた声が、耳に残っています。
長く続けてきた仕事で磨かれた、とっても魅力的な声でした。

私にとって理想の声は、『温かみがあり、素直で明るい声』
いつかは、そんな声の持ち主になれるよう、日々の生活を送りたいと思います。