小雪舞う大晦日

猛暑の夏だった今年の大晦日は、朝から吹雪でした。
太陽が顔を出さないまま、夕方になってしまいました。

昨夜も、やっぱり咳で一睡も出来なかったの～（泣）
おまけに、眠れない私が発する『地獄の底から、わきあがるような　うめき声』（夫いわく　笑）が
恐ろし過ぎて、横で寝ている夫も、ほとんど眠れなかったとか・・・

さすがに、こりゃイカン！ということで、咳止めを買いに行きました。
薬剤師さんに相談して、即効性があり、漢方成分（好きなんです）が入っている
『ルキノンせき止め錠』を購入。
早速飲んでみたら、なんでもっと早く（昨日の放送前に　笑）飲まなかったのか後悔。
嘘みたいに、身体がラクになりました。
激しい咳のため、喉を痛めて声枯れし、眠れないから体力を消耗し・・・悪循環でした。

すっかり元気になって、付き添ってくれた夫と、マクドでランチ。
窓から見える大極殿や若草山は、吹雪のため白く煙っていました。
　「なんだかんだ言っても、いい一年だったね～」と、
ベーコンレタスバーガーを食べながら、今年を振り返りました。

「いいコト」といえば・・・今日、ジャスコの300円均一コーナーに、
1890円もするので買うのをためらっていた来年のスケジュール帳が～♪
来年も、こんなささやかな「いいコト」が、いっぱいありますように・・・

今年最後の生放送は・・・

とても楽しかったです。でも、正直すっごくしんどかった・・・
だけど、やっぱり幸せな時間でした。

お昼１時から夕方６時まで、一人でしゃべり続けられるのか？
番組が終わるまで、正直言うと自信がなかったんです。
なぜなら・・・番組直前に、コンビニで菓子パンを買った時、
　「クオカードで」というたった一言すら、声が出なかったのです。

昨夜は、一晩中咳き込んで、一睡も出来ませんでした。
風邪だけはひかないように、体調管理は万全にしてきたつもりなのに
負けてしまいました。
それも一番困るタイプ。熱が出ないかわりに、止らない咳。
頭痛や熱ならどんなに辛くても我慢するけど、咳き込むとしゃべれません。

健康のありがたさを、一年の終わりに再認識しました。
もう何年も風邪一つひかずに、いつも元気だった私自身に、
一度も「ありがとう」と言ったことがなかったことに、今日気づきました。

そして、沢山のリスナーさんの優しさも、一年の終わりに再認識♪
三段の重箱に見事に詰められたお節料理（びっくり～！）、つきたてのお餅、
プリンやコーヒーゼリーなど、素敵なプレゼントをどっさり頂きました。

聞き苦しい声での４時間、苦情も覚悟していたのに、
早く風邪が治るよう神社に祈願してくださったリスナーさんをはじめ、
励ましのメールやファックスが沢山頂き、感激しました。

自分なりに考えていた「今年ラストの番組」とは違いましたが、
リスナーさんの優しさにいっぱい触れて、私らしく締めくくりが出来ました。
この一年、私の番組にお付き合いくださった皆さん、
本当に、ありがとうございました。　感謝の気持ちを忘れずに、来年も頑張ります！

おうちギャラリー

郵便受けに、無地の分厚い封筒が入っていました。
宛名には、
　『愛する友　藤田様』　
住所は無く、ただそれだけが、銀色のペンで書いてありました。

中身は、20枚以上あるポストカード。
市販のもので、すべて同じフォトグラファー名が印刷されていました。
隣町に住んでいる女性・Ｔさんの息子さんのお名前です。

Ｔさんからのプレゼントでした。
封筒の裏に、
　『息子の作品です。使って頂けたら、嬉しく思います
　　　いつも優しく声をかけてくださり、励ましに感謝しています』
銀色の、流れるような美しい文字で、メッセージが書いてありました。

胸がじ～んとしました。
なぜかＴさんとは、道でよく会うのです。
事故の後遺症で、少し不自由な足をかばいながら、いつもゆっくり歩いておられます。
年齢は多分、私の母と同じくらいでしょうか？

上品な物腰と優しい笑顔に、いつも癒されています。
立ち話するうちに仲良くなり、手作りのアップルケーキを届けて頂いたことも・・・

息子さんにお会いしたことはありませんが、彼女からいつも話を聞いていました。
作品は、母である彼女が持つイメージと同じ優しさがあふれていました。

枝に一枚だけ残って寂しそうな紅葉、ネジ花など繊細な野の花、ススキの曽爾高原の夕暮れ・・・
20枚以上あるポストカードそれぞれにストーリーがあって
詩集をめくっているような気持ちになります。

ホルダーに立てたり、フォトフレームに入れて、さっそく飾りました。
目にするたびに、Ｔさんの笑顔まで一緒に浮かんできて、ほんわか優しい気持ちに・・・。
我が家の『おうちギャラリー』、とっても気に入っています。

灯油のおじさん

今日は、会社勤めの人は仕事納めなんですね。
朝、夫がジーンズで、会社に行こうとしていたので、
　「もしかして、寝ぼけてる？」と聞いてしまいましたが、寝ぼけていたのは私の方でした。
職場の大掃除だそうで、夫はご機嫌で出かけました（彼は掃除好き　笑）

私も午後から、パジャマ（お正月は下着やパジャマを新調するよね～）を買いに
デパートに行くことに決め、大急ぎで家事を片付けてしまうことに。

毛布を洗ったりと、バタバタしている時、インターホンが。
　「誰かな、今めっちゃ忙しいのに！」２階の窓から覗くと、あっ・・・

大好きな灯油のおじさんだ（70代後半です）
もう何年越しのお付き合いでしょう。
車を持たない私にとって、玄関に灯油を届けてくれる巡回販売は、冬の命綱。
毎週火曜日、空になった灯油容器を門の外に出しておくと、おじさんが玄関まで運んでくれます。
　「重いから、わしが持つよ」って。私より背が低くて痩せていて、おまけに高齢だから
なんだか、いつも申し訳なくて・・・（笑）

お金を払うとき、色んな話をしました。
灯油が値上がりした時は、申しわけ無さそうに10円オマケしてくれました。
私のお財布に、たまたまお金が入っていなかった時、灯油半量だけ頼んだのに
後で容器を見たら、ちゃんと満タン入っていました。
灯油が足りないと困ると思ってくれたのでしょう。

　「雨が降ってたら、お仕事辛いでしょ？」
　「いやいや、暖かい冬なんかより、ずっとマシだよ」いつも元気で明るいおじさんでした。


　「おじさん、ごめんね。エアコン買っちゃったの」今朝、そう話すと
おじさんはニコニコ笑って、
　「そうだったの。じゃあね、さよなら」と帰っていきました。

私が灯油容器を出し忘れていると思って、心配してインターホンを鳴らしてくれたのです。
おじさんの後姿は、寂しげでした。

最新のエアコンは、とても快適です。電気代は安いし、臭いもありません・・・。
でも、石油ファンヒーターと、おじさんと交わす会話は、素朴で暖かくて・・・
今振り返ったら、私にとって大切な冬の風物詩でした。

お正月用コーヒー

今夜は、上田さんと過ごす今年最後の夜でした・・・（笑）
　「やっぱり、美味しいコーヒーで締めくくりたいわ」
私の一言で、向かうお店は即決定。

小西通りにあるコーヒー専門店『コーヒービーンズ　ロココ』
明るくてお洒落な店は、改装オープンした時から、上田さんと私の一番のお気に入り。

若いイケメン店長が、丁寧に一杯ずつ淹れてくれるコーヒーの美味しさは、
ちょっぴり感動モノ。
私も上田さんも、ここのコーヒーだけは、砂糖やミルクを入れません。
なんだか勿体無くて・・・。

今日のお勧めコーヒー『エルサルバドル』とマフィンで、
今年一年を振り返りながら、ゆったりとした時間を過ごしました。
コーヒーの香りのリラックス効果で、一年間の疲れまで取れていくようでした。

エルサルバドルは、爽やかな酸味があるけれど
少し冷めるとぐんと甘みが出てくる、美味しいコーヒーでした。
帰りに、少し早いお年玉だと言って
上田さんが、エルサルバドルの豆を100gプレゼントしてくれました。

　「来年も、けいちゃんが豆に働けますように・・・」と（笑）。
元日に友達が遊びに来るので、その時このコーヒーでお祝いしたいと思います。
来年も上田さんと、美味しいコーヒーで、楽しい時間をいっぱい過ごせますように！