藤田けい☆幸せブログ

読んだ人が、ホッとした気持ち、
明るい気分になってもらえたら嬉しいです。

ガラスの心を持つリスナーさん

2018年10月19日 | 日記
ガラス張りのオープンスタジオだから
番組中に、色んな人が前を通り
立ち止まって手を振って下さいます。

昨日の番組中、目の前の商店街の通りに
懐かしい顔が。

前半の2時間番組がやっと終わったので、飛び出していくと
若い女性の後ろに隠れるように、彼女は立っていました。

15年以上、交流の続くリスナーさんです。
深い過去と事情があって、そのすべてを包み隠さず
彼女から聞いているので知っています。

開放病棟に移ってからは、外出許可が貰えるので
たびたび、一人で会いに来てくれていた彼女。
 「けいさんしか、会いたい人はいないから」と。
その言葉を聞くたびに、本当はご両親に会いたいのだろうにと
胸が締め付けられました。

ある日突然、音信不通になり
番組に、私信メールさえも来なくなったので
ずっと気にかかっていました。

現在はグループホームに入所し
そこのスタッフさんに付き添ってもらって
電車に乗って、数年ぶりにわざわざ会いに来てくれたのでした。

番組だけは、欠かさず聞いてくれていたそうで
番組中、時々、密かに彼女に向けて送っていたメッセージが
無駄になっていなかったと分かって。。。
嬉しく思いました。

プロと見まがうようなイラストと、文章力抜群の葉書を
いつも送ってくれていた彼女が
なぜ、こんな状態になってしまったのか
私には。。。分かりません。

でも、涙ぐみながら
 「これからも、ずっとけいさんの声を聴いています」と
何度もうわ言みたいに繰り返しながら
優しそうな女性スタッフさんに背中を支えられ
おぼつかない足取りで、帰っていきました。

彼女が差し入れてくれた市販のクッキーには
可愛い鹿のカラーイラストがプリントされており
スタッフルームにいた、仲良しの『土方兄弟』の二人にお裾分けしたら
 「可愛すぎて、食べられへんや~ん」とウケてくれました。

そのチャーミングなイラストは、
昔、彼女がペンでサラサラ描いてくれた動物のイラストに
雰囲気がソックリでした。

これからも、姉のように私を慕ってくれる可愛い彼女のために
彼女が好きなアーティストの歌をかけ
彼女に向けて、いっぱい語りかけたいと思います。