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第185回国会 衆議院 安全保障委員会 第3号 平成25年12月6日~~~陸軍中野学校は今も生きている~~

2023-06-01 | 小日向白朗学会 情報
  • 106 照屋寛徳

    ○照屋委員 政府参考人にお伺いをいたします。  陸上自衛隊の教育組織の中に、旧陸軍中野学校の流れをくむ陸上自衛隊小平学校は存在しますか。また、同校の心理戦防護課程には毎年何名ほどの者が入校するんでしょうか。同課程のカリキュラム、卒業後の配属先や役職もあわせて伺います。
  • 107 豊田硬

    ○豊田政府参考人 お答えいたします。  陸上自衛隊の教育組織の中には幾つかの学校がございますが、先生御指摘の陸上自衛隊小平学校は、東京都小平市に所在いたしまして、情報科、警務科もしくは会計科に必要な知識及び技能、または人事、業務管理等に必要な知識及び技能を習得させるための教育訓練を任務としているところでございます。同校は、自衛隊創設以来、自衛隊の所掌事務遂行のための教育訓練を行う目的で設置されておるところでございます。  二点目の、心理戦防護課程についての御質問でございます。  陸上自衛隊小平学校で行っております心理戦防護課程の入校者数などにつきましては、これを公にした場合、陸上自衛隊の隊員養成の状況が明らかとなり、体制及び隊員の質的能力が推察され、任務の効果的な遂行に支障が生じるおそれがあるため、この点についてのお答えは差し控えさせていただきます。  三点目、同課程のカリキュラムの内容についてでございます。  概略ではございますが、陸上自衛隊小平学校で行われている心理戦防護課程では、有事の際に部外から自衛隊に対して行われるさまざまな心理的な揺さぶりに対しまして、隊員の動揺を抑え、組織の団結を維持するためにどのように対応するのかといった点について教育を行っているところでございます。  なお、この詳細な内容については、業務の性格上、お答えを差し控えさせていただきます。  四点目、入校者の課程修了後の役職という点でございます。  隊員の人事異動につきましては、本人の経歴や資質、適性、その職に要求される能力等の要件などを総合的に考慮して行っておりまして、当該課程を受講したことのみをもって、その後の配属先が決定するわけではございません。  御指摘の、心理戦防護課程を受講した隊員の配属先につきましても、個別のケースによって異なりますことから、一概に申し上げることは困難でございます。  以上でございます。
  • 108 照屋寛徳

    ○照屋委員 大臣、いわゆる別班問題については、いろいろ議論されて、大臣のコメントも私は承知をしておりますが、民主国家の基本原理である文民統制、これからしますと、別班が存在するならば、我が国の文民統制のあり方を根本から揺るがす大問題であります。陸幕長は運用支援部長に聞いただけ、大臣は陸幕長に聞いただけで済まし、制服組の言い分だけをうのみにして、別班は存在しないなどと断定するのは極めて危険であります。  文民統制の観点に立って、第三者による調査機関を設置し、別班の存在の有無について徹底的に調べ上げるべきだと考えますが、大臣の見解を伺います。
  • 109 小野寺五典

    ○小野寺国務大臣 いわゆる別班問題はたびたび国会でも議論されていると伺っておりますが、私も、改めて陸幕長を初め関係のところに確認をするよう命じまして、このような組織はないということで回答をいただいております。  いずれにしても、政治がしっかりとした機能を発揮し、このような疑いを持たれるようなことがないように、しっかりとした体制をとることが大切だと考えております。
  • 110 照屋寛徳

    ○照屋委員 終わります。
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
    総力戦に向けて軍部において諜報の重要性が認識され、昭和13年7月開校した陸軍中野学校、いわゆる諜報の専門家(俗称スパイ)を育成する組織のようだったが、昭和20年8月に消滅したことになっている。しかし、実はその後も生きて現在に至っているようだ。その名は「陸上自衛隊小平学校」。
    (文責:吉田)



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