一日早い「敬老の集い」

施設から「敬老の集い」のお知らせが届いて、出かけてきました。

今回のお祝いを受ける人は、８８歳（米寿）２人、１０１歳1人の女性３人でした。会場を見まわして、圧倒的に女性が多い。これは、女性の方が男性を上回る生命力のお蔭なのか、精神力の違いなのか、詳しくは分りません。奇声を上げたり、泣きわめいたり、ほとんどの人が車いすを利用しての移動です。

余興では、ボランティアさんによる「ハーモニカとギター演奏」で童謡唱歌をみんなで歌って楽しんだのです。
子供や若人と歌うのは元気があり、声も弾むのですけど、施設で歌うのは少し淋し気です。
私が夫の耳元で歌うと、夫も歌い出しました。一緒に歌うのは若いころ以来でした。
母親が同じ施設にいた頃は、前向きで楽しい人でしたから盛り上げるのが上手で可愛い声で歌いました。

今日、夫と一緒に歌った　♪里の秋♪には胸が一杯で、二人で泣いてしまいました。私も歳をとったのでしょう。まだまだ弱音の吐けない私、一度は施設に入ることを望みました。思い直しました、私は家を守る責任が有ります。息子たちにはこんな思いをさせたくは有りません。

夫はハーモニカを吹くのが上手でした。定年を迎えた頃、私からハーモニカをプレゼントしました。使いこなすこともないまま今日に至ってしまいました。