菜の花日記

小さい喜びがあれば幸せ

空想ぐせ

2022年06月12日 | 日記

私が10歳から17歳まで父親と二人で暮らしていました。一人っ子ゆえいつも一人でした。出来の悪い親の為に貧しい生活を強いられました。不思議と悲しいとは思わず戦後の誰もがつつましく生活をしていたので、そういうものだと思い親を恨みもしませんでした。

その頃から私には変な癖が有り一人になると「空想の世界」に入るのです。時には兄姉がいたり大家族の中にいたり、とても楽しい気分になるのでした。

若い頃は子育てに忙しく「バタンキュー」と寝てしまうので、脳もしっかりと休めたようでした。高齢になり睡眠が上手くいかず起きている時間が長くなりそんな時はすぐ空想の世界に入っていくのです。東京生まれの東京育ち、いつも東京に帰りたい、東京で暮らしたい、そんな思いがいつの間にか東京のどの辺がいいかな~、マンションがいいかな~まるで夢でも見るように次から次へと絵のように変わるのです。楽しいような、悲しいような変な気持ちです。どこかおかしい私なのでしょう。

      

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