In Isonokami at
Furu stands an ancient trunk out in the fields;
As an eternal oak
My feelings
Will never be forgotten…
石上布留から小野のもと柏本の心は忘られなくに よみ人しらず
この訳者はとにかく枕詞はストレートに訳すようだ。
それしか方法がないといえばない。
しかし序詞もそのまま訳してある。
意味がつながらないことはないが、少々無理矢理という気がしないでもない。
歌枕も伝わりにくいだろう。
英語で歌を読むものには、何か不思議な印象があるかもしれない。
こうして感覚的に、日本の詩情が外国に移植されていくのはよいことだと思う。
いそのかみふるきかしはに風なびきこぬれさわぎて思ひ出ぞ立つ 揺之