天然酵母パンの店 パパゲーナ

2011年11月に閉店いたしました。
14年間、本当にこころからありがとうございました。

お米を脱穀しました。

2014-11-01 19:44:31 | 畑のこと
秋も深まり、火が恋しくなる季節に移ろってきましたが、
みなさんはどのようにお過ごしでしょうか?

うちは、9月の末と10月の台風後に収穫した稲の脱穀が無事に終わりました。
ハーベスターと言われる随分前の機械を頂いたので、
それを使って半日ほどで出来ました。
水分量も適切と言われる15%台。
ほっと一安心です。

ご縁があって、収穫する機械のバインダーと脱穀機のハーベスターを譲って頂く事が出来たことはとても幸運でした。
その方のお手伝いもあり、良い状態でお米を頂く事が出来そうです。

初めてづくしのお米作りでしたが、いろいろな課題ややってみたいことが出来て、もう来年のことを考えています。
日本人にとってお米はとても大切な食料です。
お米作りにしても野菜とは違って特別なおもいがありました。
来年以降も良い状態で稲が育つように今から準備をしなければなりません。
まずは溝堀と排水路の確保です。(これが大変!)
田んぼは力仕事ですね。

こちらで知り合ったお米作りの達人から甥っ子が教わったことがあります。
それは、『男という字は田に力と書く。田んぼで力を出して働くのが男なんだぞ!ちゃんと手伝うんだぞ』と。
それを聞いた甥っ子と姪っ子は心に残ったらしく、
帰って来て自慢げに母に教え聞かせていました。
そして教わった通りに、小学一年生の甥っ子と3年生の姪っ子は、大人と同じくらいの働きをしてくれました。
本当に頼もしかったです。
3年半前に福島から必死で逃げて来たときは、まだほんの子どもだったのに。
子どもの成長はあっという間ですね。

野菜は私一人でも充分出来るのですが、お米は力仕事が多いのでやはり男性の力を借りなければ大変な作業です。

甥っ子よ。これからもよろしく頼むよ。頼りにしているよ。




稲刈りしました

2014-10-01 19:17:12 | 畑のこと


稲刈りをしました。

ボロボロだけど運良くバインダーとハーベスターを譲ってもらうことが出来て稲刈りもスムーズに出来ました。
こちらではとても珍しい天日干しをします。

福島から篠山に移住して来た方々が手伝ってくれて、秋晴れの空の下楽しい豊かな時間を共有することが出来た事がとてもうれしいです。

姪や甥を含めた小学1年生から4年生まで一人ずつ参加してくれました。
始めは手伝ってもらうことなど考えていなくて、ただ楽しんでくれればいいなぁと思っていたのですが、
想像をはるかに超えて大活躍してくれました。
特に1、2年生の男の子たちは、鎌を使っての手刈りを辛抱づよく長時間してくれて本当に驚きました。
すごい集中力でたくましい限りです。

こちらは湿気が多く、天日だけの乾燥は難しいようです。
ハゼ掛けが終わったらむしろに広げてまた乾燥させるそうです。
お天気に恵まれるといいな~。

稲刈りが終わっても脱穀、乾燥が終わるまでは心配が尽きません。
お米作りは最後まで気が抜けないのでお米を手にした時の想いは格別なのでしょうね。







もうすぐ収穫です

2014-09-22 20:51:22 | 畑のこと


お米の収穫も間近になってきました。
1,2本植えだったのですが、大きな株に成長しました。
背丈はずいぶん高くなり、胸まで届きそうです。

10年近く放棄された田んぼだったおかげか本当に立派に成長しました。
少しいもち病が出ているようですが、広がる気配はなく、おそらく大丈夫かと思います。
他よりも約一ヶ月遅く植えたので、うちの田んぼ以外はほとんど収穫を終えています。
鳥の被害と台風16号の影響がないことを祈ります。

今年は、自然栽培の田んぼを数件見せて頂いたのですが,
どの田んぼも非常に状態が悪く、雑草に覆われていて稲もとても小さく実りも少なそうな感じでした。
畑や田んぼは、年月をかけて土づくりをしていくものと思っていたので、除草が追いつかなかったということですが、年々悪くなっていると聞いて考えこんでしまいました。

やはり、年々良くなっていく農法でないと希望が持てません。
特に、新規に村入りしている私は集落の人たちがみんな注目しています。
『やっぱり農薬や肥料や除草剤を使わないとダメだよ』とならないようにだけは気を配っています。

田んぼは、一年毎にリセット出来るということも言われます。
自分で試してみるしかありません。
一年に一度しか出来ない田んぼ。
一年一年大切に真摯に向かい合っていきたいです。







お米の花が咲きました

2014-08-14 22:39:42 | 畑のこと

周りの田んぼよりもかなり遅れてぼちぼち出穂し始めました。
お米の花も咲いています。

梅雨明けから5日間くらい良いお天気が続きましたが、
それからずっとはっきりしないお天気や大雨が続いています。
今日も午前中、大雨でしたし、明日も雨の予報。。
ちょっと心配です。
でもこればかりは天にお任せするしかないので、気をもんでも仕方ありませんね。
これからは水管理と見守る事くらいしか出来ません。
お米さん、がんばっておくれ。


こちらは大豆と黒豆の畑です。
別の畑にも同じ位の豆を植えてあります。
味噌の分も含めて大豆の自給が目標です。
大豆は、除草以外に殆ど手がかからないのでとても楽です。

実は、この畑、大雨時に畑に水が入り込むことが判明。。
どうりで、水っぽいと思った。
10年放置されていたのにとても土地が痩せています。
もともと田んぼだから水はけも悪いです。
そんな状態の畑でも、黒豆以外の大豆は今のところまずまずの出来。
今年は、余裕もなかったし、様子を見たかったので、耕さないで種を降ろしたけど、
来年からは、溝を掘ったり、耕したり、堆肥を入れたりしないと。
ここは、野菜は難しいだろうから大豆専用かな~。






稲の除草

2014-07-19 21:47:12 | 畑のこと
6月の8日から一週間くらいかけて手植えした稲が膝丈を超えました。
一本~二本植えで株間、条間ともに30センチです。

コナギという水草の勢いがすごく、
除草に四苦八苦しています。

一週間以上かけてやっと終わったと思ったら、
また立派なコナギが生えてきています。
コナギがおいしく食べられたらどんなに良いかと思ってしまいます。
食感は良さそうですが。。。

稲はこの除草が勝負と聞いてはいましたが、
全部手作業でするのはホントしんどいです。
初期のうちにどれだけ除草出来るかがポイントですね。

今から来年の課題がたくさん見つかりました。
長年放置されていた田んぼなので、畦の補修も必要だし、
高低差が激しいので、それの修正もしていかなくては。

今年は様子をみるのに、農薬や除草剤はもちろん、
肥料も何も入れていません。

土と太陽と水と空気、自然からの恵みだけでここまでしっかりとしてきました。


状態が良いところは、一本の苗から15本以上分けつしています。
まだまだ分けつしそうな勢いです。

来年以降、どのようにしてお米を育てていくかをずっと考えています。
出来るだけ自然に、出来るだけエネルギーを使わずに、出来るだけ体の負担が少ないように育てたいと思うのですが、そのイメージが畑よりもはるかに難しいです。
きっと、何年も考え続けるんだろうなと思います。
より良い手の貸し方を。