***9日目(24日)***
宮崎県の有機農業の町、綾町へ
霧島からの移動の途中、霧島道の駅から見た桜島
(お天気が悪くうっすらとしか見えませんが、山の向こうに海が、海の向こうに桜島が見えます)
ちょうど『綾工芸まつり』というイベントがあったので、行ってみる。
綾町在住の工芸家さんが一堂に会していての一大イベント。
質の良いものはたくさんあったけど、今は必要ないので見るだけにさせてもらう。
屋台が出ていたので、地元のイタリア料理店の手打ちパスタを食べる。美味しかった!
お夕飯用にお弁当屋さんママチャイルさんのお弁当を買うために綾城へ。
ぎりぎりセーフで間に合った!
とても素敵なお二人でされている玄米菜食のお弁当屋さん。
関東から避難されているママさんが最近始めたそうです。
震災事故に負けず、すべてをとても前向きに捉えられていて魅力的な方でした。
翌日のフェスティバルにも出店予定なので、またお会いしましょう!といって別れた。
ママチャイルさんに教えて頂いて、炭素循環農法を実践していらっしゃる農家さんのところへ。アポなしで行ってみることにした。
そこは、山道を7,8分くらい登って、パッと開けたところにあった。見通しもいいけど、風当たりも強い。お父様時代の開拓地だそうだ。
3代目の若夫婦とお会いする事が出来た。
突然の訪問にも関わらず快く見学させて頂けた。(感謝!)
お母様ともお話出来て、開拓時代の困難さをお聞きする。
畑は豊かに実り、キャベツや白菜やショウガ、大根などはほんとに立派だった。
一つの可能性だなと思う。
大きな白菜と赤大根をお土産に頂いてしまい、連絡先なども教えて頂き、本当に恐縮するくらい良くして頂いた。
私はなにも差し上げるものがなかったので、霧島倶楽部のマルシェで購入したクッキーを置いてきた。
綾川荘へ宿泊。(素泊まり5千円ちょっと)
***10日目(25日)***
宮崎市内のオーガニックフェスティバルへ
これだけは最初から行きたいと思っていたイベントだった。
初の試みだということだったけれど、出店者数も多く、お客さんもたくさん来ていて大盛況という感じだった。
またお夕飯用にと思っていたママチャイルさんのお弁当はなんと早々に売り切れてしまっていました(残念!!)
ほとんどが宮崎市内や隣町、綾町の生産者さんだった。
これだけオーガニックな生産者さんが揃う宮崎すごいぞー。そしてみんな若かった。たのもしい限りだ。
ぜーんぶ魅力的でしたが、気になるものを少しずつ購入し、音楽を聞き、ダンスを見て、お話をして、、、。あっというまに数時間。
ここで郡山から避難してきたご家族に出会う。
パパゲーナをご存知だった!うれしい!そしてFBで繋がる仲間が増えた。
お二家族共に出店者だ。みんな懸命に生きている。
翌早朝のフライトに備えて市内のビジネスポテルへ宿泊。
***11日目(26日)***
一路篠山へ
今回の旅では、原発事故によって避難移住をされた多くの方々にお会いする事が出来た。
みなさんが避難区域外の方でしたが、すでに何らかの仕事をされていて、確実により自然な、より地球環境や生き物にやさしい暮らしをされていました。
なんの保証もない中、誰に頼るでもなく『命』を最優先し、新たな土地で軽やかにたくましく人生を切り開いていく力強さを感じた。
みんな一気にジャーンプってわけにはいかないけど、一歩一歩自分の道を確実に生きていた。
私も仲間に入れるようにがんばるぞ~。