食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

政治不信

2012年06月12日 18時27分00秒 | 日記

『政治不信』

初めてアメリカに行った時、ドルを使ってキャンディーを買ってみた。当時のレ

ートは1ドル、140円くらいだったが初めて使う外貨は子供銀行の感覚だった

ように思う。買ったキャンディーが日本円でどのくらいなのか、日本より高高い

のか安いのかなどと思うより、ドルで買い物をしたことで感激していた。

段々と慣れるに従いレシートを見たりするようになった。明確には覚えていな

いが日本の消費税にあたる税が課せられており、10数パーセントだったよう

な気がする。

以後、海外に行ってみると大抵の国では消費税、付加価値税などがかなり高

い%で掛けられている。日本は5%と低い税率になっているから、外国から見

ると国の収支が滅茶苦茶なのに、異常な国とみられているのかもしれない。

だから今、国会で騒いでいる消費税率アップが成立するか否かを海外も注目

している。

国の借金,収支、少子高齢化などから将来を予測すれば、誰しも何らかの負

担増は仕方がないと思わざるを得ない。北欧の国では税率は20%以上は当

たり前、その他の税を合わせると収入の50%を払っても高いとは思わないと

考えている人が圧倒的に多いそうだ。払った分だけの政策がきちんと為され

ているからだろう。

ところが、この大和の国、年寄りの部類に入った吾輩ですら馬鹿馬鹿しくて税

金を払う気がしない。50年以上も同一政党にまかせ、膿も溜まり放題、野党は

学習しないまま反対勢力だけに成り下がっていたから、いざ本番になると稚拙

さばかりが目立ち、まさに児戯。

政治家の質の悪さばかりを罵っていてはいけない。そうした政治家を選んだ

のは国民だから、国民には大きな責任がある。村社会のような政治を容認し

た大きな責任だ。

その場凌ぎの『破鍋に綴蓋』の政策には期待できないが、せめて将来ある若

者たちに一筋の希望の光を灯して欲 しいものだ。


アルコールの適量

2012年06月11日 19時38分17秒 | 癌のこと

『アルコールの適量』

以前は一年365日、腹具合が悪かろうが、頭が痛かろうが晩酌を忠実にやっ

ていた。煙草もだ。

その為か否か、不幸にして食道と胃は癌に侵され、とんでもない手術に至った

のは過去の記述通り。そして術後には煙草は不要になり、酒類も控えていたが

最近はたまに飲むことがある。

術後1年以上してから、酒を口にしてみたが味はよくなかった。顔は直ぐに赤

くなる。酔いが急にくるものの直ぐに醒めた感じになるが量は徳利に一本も

いらない。暫くはこんな酒だった。今は時間をかければ缶ビール1本酒少々

で飲んでいる時は、酔っ払って眠いとか疲れたとかはない。しかし、酔いが寝

た後にでてくるようになった。夜中に思い出したように気持ちが悪くなり、頭が

ズッキンズッキンと鳴る。酒を飲めなかった若い時のような状態だ。

最近の適量は缶ビール1本または徳利1本がベスト、これを過ぎるとレッド

カードとなるようだ。酒を飲む周期は不定期だが1~2週間に1度くらいなもの

だから、『酒は百薬の長』の範囲だと思われる。

それにしても、術前との差は何なんだろうかと思う。


久々の雨

2012年06月10日 18時48分12秒 | 日記

『久々の雨』

一昨日、昨日と2日にわたり待望の雨が降った。前回,降った雨はほんのお湿

り程度のものだったので畑の乾燥を解消するに至らなかったが今回はしっかり

と降り、作物もぐんと成長した。

畑を始める前には、そのようなことを感じたり見たりすることはなかったが、成長

期の野菜から雨の恵みというものを教えられた。

特に、生育不良で薄緑色していたスイカの苗は緑色を取戻し、蔓も延び一部

には着果したものもあった。しかし、蔓の根元過ぎるために実を取り去らないと

けないのが残念だ。余り根元に実を着けると実にばかり養分がいき、苗全体

成長が妨げられるのだとか。折角の実だ、本当に惜しい。

                  

山小屋の周りでは初夏の象徴、笹百合が蕾を膨らませ中には白から、薄いピン

クに変わってきているものもあり、開花まじかだ。山小屋は公道から60mくらい

った処にあり、これら笹百合は他人の目には入らないので、持ち去られること

ない。 近年、山野草の愛好者が増え、中には心無い人もおり、私のように保

ている山野草でも平気で持ち帰る。

山野草は自然に咲いたものだが、ワサビを栽培している農家がやっと大きくな

かけたと喜んでいると、春先に根 こそぎ盗られることが度々あったそうだ。未

葉ワサビで根は成長していないから、せめて上だけ盗ってくれればと変な話

をしてくれた。

我が家のワサビは陽が強くなって乾燥気味だったので寒冷紗をかけて、夏対

に入った。春先に小さかった苗はすっかり成長した。2年目のものだが根は

ワサビのかけらもない普通の根っこ。本格ワサビにはまだ数年はかかる。

それほど、ゆっくりとした成長だから根こそぎ盗られた人の話は分からないでも

い。

    笹百合のつぼみ  我が家のわさび畑


政治家は原発の安全を保証できるのか

2012年06月08日 20時04分03秒 | 日記

『政治家は原発の安全を保証できるのか』

過去に何度も取り上げたことだが、これからも考えたり意見を述べたりすること

になる。原発30Km圏内に住む住民の一人として黙っていることはできないか

らだ。先ほどのニュースで原発や核のことについてど素人の野田首相が、大飯

原発は安全だから稼働しても安心してくださいと言っていたようだ。馬鹿馬鹿し

かったから途中でチャンネルを変えた。

原発が本格的に稼働してから40年以上経過してきたが、原発そのものに不具

合があってシビア事故を起こしたことは一度もない。原子力のエネルギーを使

って蒸気による発電の技術は確立していると思う。

装置に異常があれば安全を保つために制御することも可能だ。だが、今回は

地震、津波によるとされるが外部要因を考えると数限りあり全てのケースを想

定することはできない。そもそも論で福島の原発は何が原因だったのかどの

場所でどのような壊れ方をしたのか何一つ分かっていない。

今後、予測される津波の最高位はこれ位だから、防護壁の高さを上げれば防

げると単純なことで、一国の首相が安全と言い切るから、30Km圏内の住民は

怒るのだ。地域別の電力会社独占、、発電、送電分離、などなど電力会社は

嫌がるだろうが、これらを改善するのが政治家のする仕事だ。自己改革もでき

そうにない企業にジャブジャブと国税を流し込むのが仕事ではない。

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2012年06月07日 18時26分41秒 | 日記

『蛍』

団地の前の川に蛍が飛び始めたと近所の人が教えてくれた。昨年、一昨年と

二本の街路灯が設置された関係で団地前より少し外れた所に集まっていると

のことだ。

蛍は、オスが明るい光を放ちながら薄暗いメスの光を探して飛び回っているの

だ。実際にはメスは草葉の陰のような所に身を潜めているので見つけにくい。

暗いところでないと蛍は好まない。防犯のためには明るい方がいい。蛍の保護

のためには産卵が終わる頃まで川の中の葦や草を刈らない。そうした後は草が

延び過ぎて刈るのに倍もの労力を要する。

人が快適に暮らすために必要なものと、自然保護に必要なものは相反する。

町内には蛍が乱舞する場所は沢山ある。本当にきれいだ。この団地に家が少

なかった頃は家の周りは、もっと暗かったから、庭先まで蛍が飛んできた。今は

家、街路灯の明かりを敬遠して来ることはない。

昔、叔母さんの家に蛍取りに行ったことがある。乱舞なんてものではなかった。

集めてやれば本当に『蛍の光』に

なるくらい。菜種を採取した後に残った菜殻を虫取り網の代わりにし、蛍をとっ

たものだ。この地でも一時、蛍が減少した時代があったが、農薬や生活環境の

改善などによるのか回復してきた。これからも、町の自然財産として守っていき

たい。


Windows 8

2012年06月06日 19時00分57秒 | 日記

『Windows8』

マイクロソフトから今秋に販売される新しいWindowsのプレリリースのお知らせ

が来た。この話は以前から知っており、一度ダウンロードして使ってみたことが

ある。その時はラップトップしかなかったので、操作に慣れないことから、直ぐに

元の7に戻してしまった。画面はガラリと変わり、まるでタブレットコンピュータみ

たいだ。タッチパネル式のPCならタブレットのように操作できるようだが、詳細

は分からない。

いずれはWindows8のお世話になることだし、通常はデスクトップを使うのでラ

プトップに8をセットし、慣れるよう使ってみようと再度、挑戦した。操作は断片

的ながらネットの情報を参考にしていくことにした。

まずダウンロード、これがすごく長い。夜の9時過ぎに思いついたので、それか

らの作業だが夜中になっても未だ1~2時間はかかりそうだったので、そのまま

にして寝たから、実際にどれくらいかかったのかは不明だ。

翌朝、朝食をとりながらセットアップを始めたが、長そうだったので、おまかせ

にして出かけた。

昼に帰ってからその続きをしたが『以前の情報を引き継ぐ』にすると、以前の

APPやDoc、メール、ネットの設定も引き継がれ、私の場合ネットの無線LANの

セキュリティーキーの入力だけを求められた。

新しい概念だから慣れないが、デスクトップ画面を選択すると(これも一つの

APPとして扱われているようだ)Windows7と同じように操作できる。

だが、コントロールパネルがどのようになったのかは分からないから、これら

に関する情報や操作について勉強要。

またOSが外部から認知されていないのでActiveXの扱いやIE10はサポート

しないとか、色々な制約が出てくると思うが、正式版のリリース時には解消さ

れるだろう。私の印象では、OSの立ち上げ、ネットの処理速度は大分早くな

ったように思う。

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竹細工

2012年06月05日 20時34分06秒 | 日記

『久々の竹細工』 』

蕎麦を盛る竹の器を作って欲しいと、知人から頼まれた。サンプルと材料を持

参での頼みだから、作るだけなので気楽に承知した。孟宗竹の太いものだか

ら肉厚で加工しにくいがサンプル品を基本に色々なものを作ってみる気にな

った。応用のスタイルは・・・・・ネットで探してみるが大体出揃ったものばかり

で、これはと飛びつくようなものはないが、少しづつパクれば目新しいものに

なるかも。

手始めに簡単なものからと思い、手桶をイメージしたものを作ってみた。使い

勝手が一番大事なのだろうが、作っていく過程で作りやすい方向へ行ったり、

逆に小難しい方向に行ったりし、見た目はいいが使い難いこともしばしばあ

る。作ることは楽しいから脱線しながらも結構なことだ。

         これで蕎麦を食べたらおいしい?

『田植え祭り』

 夕方近く、畑にいたら地区の氏神さんで『田植え祭り』が執り行われるので、

その役で出かけるとお隣さんの話。私も準氏子、初めて聞いた祭り、中身を

聞くと牛に見立てた人が田を起こし稲を植える神事だそうだ。18時過ぎか

  、その神事が始まると聞き妻とでかけてみた。

小さな神社に大人は4人、子供が10数人参加していた。子供たちにはお菓

子が配られるから、それがお目当てのようだ。

聞いていたように、弊串しを牛の頭に見立て人が田起こしの真似をし、古くか

ら伝わる田植えの唄に続き、参列者が稲に見立てた菖蒲を神殿の方に投げ

入れる、つまり田植えをする。わたしたちも参加した。帰りには菖蒲が配ら

れ、今夜はこれを風呂に入れて『菖蒲湯』を楽しむとしよう。

   牛による田起こし    稲菖蒲の役、菖蒲


世界にいってQ、そして

2012年06月04日 18時57分10秒 | 日記

『世界にいってQ、そして』

外国のことや自然のことについての番組は好きで欠かさずに観ている。最近,

始めたのがイモト女史の活躍するこの番組だ。馬鹿馬鹿しいと思えば、それ

までだが色々な国のことを旅番組とは違う視点から紹介しているのが面 白い。

昨日は、これまで行った120数か国だかを振り返ってを途中まで観た。

よくも、こんな沢山の国に出かけたものだと感心することしきり、一方で私たちも

ちょこちょこと海外にでかけるが、それでも国の数にしたら10数か国にしかなら

ない。それぞれの国で暮らしぶり、習慣、発展の度合いなど様々だからどのジ

ャンルに焦点を当てた旅にするかで国の印象も大きく変わる。

昔は海外に出かけることなど考えもしなかった。兄は貿易関係の仕事に就いた

ので度々、海外出張に出かけていたようだが、私たちには縁のないものと思っ

ていた。尤も、当時の為替レートは1$が360円の頃だから、いざ外国へとい

っても、よほどの金持ちでない限りは行くことは難しかった。

今は、為替のことは別にしても簡単に海外に出かける人が多いこと。私たちが

行くような国の殆どのホテルで日本人と出会う。それほど多くの人が出かけて

いることになる。

近年は中国人の団体客とよく出会う。ホテルが同じフロアだったりすると最悪

の一夜を覚悟しなければならない。

夜中だろうが大声で話、部屋間を行き来する。この姿、日本人よ笑うな。かつ

て和の先人たちも同様の姿で、海外で顰蹙(ひんしゅく)を買ったものだ。

衣食足りて礼節を知る、日本人もそうした時期にあったことを学び今がある。


プランター米の生育順調

2012年06月03日 19時10分04秒 | 日記

『プランター米の生育順調』

5/14に田植えをしてから大よそ3週間が過ぎようとしている。田植えをして活着

するまでの暫くの間は元気がなく、先端の方が少し枯れたようになっていた

が、今はしっかりとした緑色になり、日中は暑いこともあり一日経つと水が減っ

ている。猛暑の時期には午前中で渇水状態になり水の追加が必要になる。 

毎日、観察していると成長の度合いは分かりにくいが確実に成長している。

稲の高さが30cm以上になると、稲を育てているように見えるが、今は未だ稲

という風格はない。プランターの田は水道のすぐ傍にあるから水不足とは縁は

ない、しかし畑は雨次第だから不足分は人手で補てんするしかない。借りてい

る大きい方の畑は水路から30mくらいあるので、エンジンポンプを使って散水

る。ホースを引いたり方つけたりすると結構な仕事になるので、簡単に水ま

きをしようーーーとはならないのだ。

いずれにしても、作物を育てるには水は不可欠、今夏は水不足などないように

願いたいものだ。

               植付時より一回り大きく成長  

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梅ちゃん先生Ⅱ

2012年06月02日 19時08分36秒 | 日記

『素人百姓』

今更こんなことを言っても始まらないが、よーく周りを見渡してみると保育所の

小さい農園はあるものの、畑仕事らしきことをしている人は皆、農業のプロば

かりだった。畑2枚借りているその周りにはプロの畑ばかりだ。

だから、作付にしても理に適っているから土地の使い方が実に上手だ。同じ

作物を大量に生産するから、素人のそれとは違うにしても。勿論のこと、作物

の出来は歴然としている。

だから、他人から比較されると恥ずかしいのではと思う人もいるだろうが、私

は素人だからと開き直り堂々と失敗をしている。作物のことではとても勝てそ

うにないので、畑の草取りに出る回数だけは負けないようにしているが、プ

ロの畑はきれいで、勝てそうにもない。それでも、ドンキホーテのように挑む

日々だ。

 

『梅ちゃん先生Ⅱ』

友人でも身内でも共通しているのは、入院生活が長くなると世俗的なことに

は関心が薄くなる傾向にある。それは病状とも密接な関係があるのではない

かと思う。昨日、紹介した在職中に癌と診断された友人は、丁度その時に

大事な仕事を前にしていてその準備に余念がなかった。

病院から職場に細かな指示を出し遺漏なきようにと、一生懸命だった。

自分が元気なら自分の裁量で納得のいくようにできるが、入院中の身だか

ら歯がゆかったのだと思う。しかし、入院が延びるに従って仕事のことは話

題にしなくなっていった。体の具合も悪化していきつつあるから当然のこと

だが、悪化の度合いと反比例し関心は薄くなり続けた。

それは別のケースでも経験した。置かれた立場は異なるが、病状の悪化

との傾向はよく似ていた。元気になりそうな気配を感じたり、その意欲満々

の時は、その希望に向けてのパワーがあるから関心を持ったり、心配した

りするのだと思う。

今日の朝ドラは家族の支えを病気回復の力にするというハッピーエンドだ

った。この点は大方の人がそうだと思うし、この筋のようになって欲しいも

のだ。


癌の告知

2012年06月01日 19時34分52秒 | 癌のこと

『朝ドラ、梅ちゃん先生』

私からみた最近のNHKの朝ドラは当たり外れが大きい。前回の岸和田を舞台

にした、小篠親子の話は久々に楽しく観させてもらった。今回は今の所、可も

なく不可もなくとの採点だ。

20年以上前のことだが丁度、今の筋と同じような場面に私の友人がいた。

周囲の人は肺がんで余命半年くらいと家族に宣告され、本人には知らせない

で欲しいと希望された。こうしたことは家族の事情や想いで辛い決心による

のだから、正しいとかおかしいとか勝手なことは言えない。

しかし、周辺の人へはそれが伝わり、本人だけは知らされていなかった。

本人からすれば、病状は回復とは逆に向っていることは明らかであるのに、

医師の説明はどうも腑に落ちない。私が見舞いに行った時『自分の症状は

癌に違いないと思うが、医者は違う病名を言っている。』と言っていた。

『今頃は癌の告知も本人にするようになったから、きちんと説明があるだろう』

と私は素知らぬ顔をして答えた。こうした状況の中で友人は医師を捕まえて

は本当のことを教えてくれと懇願するものだから、医師は逃げ回るようにし

ていたらしい。

ある時、所謂大名行列で偉い先生が友人を診て『未だ若いから何とかしてや

れ』というようなニュアンスで行列にいる医師に言ったそうだ。友人は目の前

で聞いていた。そうしたことも含めて、自分の病気を癌と確信するのに医師

は否定する。友人にしてみれば癌と分かれば希望が湧く訳ではないが、そ

れに対する短いかもしれない自分の人生設計を家族のために変更しておく

ことを考えていたのかもしれない。

結局、友人は最後まで癌であることを告知されなかった。今は、調査票に

告知の希望有無を回答する蘭があり、最初から本人が対応すればこの話

のようなことはないだろうが、告知のあり方は今後も課題の一つであり続け

るだろうか。

 


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