元気の前
海外生活で一番困る事は病気にかかることである
普段から気力と根性で生きていたが
ヒョンなことで気力と根性をなくしかけた
暗示という厄介な言葉である
暗示にかかりやすくヘナヘナと体が!
気力と根性も関係なく暗示に負けてしまい
風邪をひきかけているようで
体がゾクゾクしている
別の意味でゾクゾクすることは快感だが
風邪じゃすべてがブルーになる
ダウンしたわけじゃない
体内免疫菌細胞がフル稼働
喉の痛みと口内が渇きで
嫌な悪寒がしている
市販の風邪薬を飲み続けダウンを免れている
そこで散歩は効果が出るのか
有り難味
有難いことに如何にか歩くことはできている
千日行ではないが行を行うことに意味がある
完全防寒で風が有るであろう屋外へ
案の定というか真東から強い風が
最初の1kmは真東へ歩く
そこから北へ500m歩くのだが横風
集合住宅内へ行けば風邪でビル風が
とことんこんな日に限ってという事はよくあること
こういう時にこそ健康というものの有り難味を
思い出す
健康の時には有り難味など分かる筈もない
虚しさ
健康を取り戻しつつあるひとつ前に感謝という
言葉をヒシヒシと感じ有難くもある
健康になると低い鼻が天狗鼻に変身する
如何だ!俺様の体は鋼鉄の体とのたまう
困った不学な爺さんである
前も後ろにも誰一人いない空しい空間だけが
健康を取り戻しつつある爺さんの前に現れる
そこは空しい場所でもある