回遊魚

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自民党への投票は、ファシズム革命に同意することでは?

2013-06-01 17:06:15 | Weblog
夏の参議院選挙において自民党に投票する行為は
ファシズム革命に同意するに等しいということを
有権者は自覚するべきだ。

そして、有権者の責任として
「自民党の憲法改正案」を熟読しなくてはならない。

その結果、改正案に賛成できない人は決して自民党に投票してはいけない。
それが有権者としての責任だ。

一方、
「自民党の憲法改正案」に同意して自民党に投票する人は
ファシズム革命に同意することを自覚しなくてはならない。

以前書いたことだが、
日本国憲法はその前文で、

日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたって自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によって再び戦争の惨禍が起ることのないようにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基づくものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。

とあるように、

1)諸国民と仲良くすること
2)戦争を決してしないこと
3)国民主権を宣言すること
4)国政の権威の根拠は国民にあること
5)国政の目的は国民福利であること

そして、これらに反する「憲法改正」は無効であることを宣言している。

さて、
「自民党の憲法改正案」では

1)については。一応認めてはいるように読み取れる。
2)については、「国防軍」の創設をうたい、明らかにことあれば戦争をすることを宣言している。
3)については、「国民主権」を一応認めてはいるが、主権者に対するさまざまな規制があり、いくらでも主権者の基本的人権を妨げることができる仕組みになっている。
 さらに、第102条では「すべて国民は、この憲法を尊重しなければならない。」というとんでもない条項が盛り込まれている。
 これはそもそも「憲法」が何であるか(立憲主義)を自民党は理解していないとしか考えられない。
 つまり、憲法を国民を統制するためのものと考えている。やはり主権者である国民をあまりにも軽視していると言わざるを得ない。
4)については、天皇を「元首」としている段階で話にならない。
5)について、国家が国民の福利向上のために存在しているという基本的な存立意義をまったく認めていない。
 言ってみれば、そもそも憲法というものが、国民のための国家を規定するものか、国家のための国民を規定するものかという
 根本的なところ(立憲主義)をまったく理解していないわけだ。

というわけで、

「自民党の憲法改正案」は日本国憲法前文にあるとおり、まさに「排除」されるべきものであり、

「憲法改正」に値しない。

それを押し通すことはもはや「改正」ではなく
日本国憲法とはまったく別の憲法を定めることになり、

まさに、クーデターであり、「革命行為」となってしまう。

これを許すと、かつてヒトラーが「国家社会主義革命」と呼んだ事態になるだろう。

まさに「ファシズム革命」になるというわけだ。


ちなみに、

「自民党の憲法改正案」には、確か第12条だったと思うけど
アベがいちおう嫌っているように見せている
ソビエトの憲法条文に酷似しているということを付け加えておく。

結局、アベのなんたらも、ナチスドイツも、ソビエトも

独裁政権ってことだな。


自民党に投票しようとしてる人、

ほんとに良いの?




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