台風１３号には要注意

台風１３号が東京を直撃するようです。

海上を登ってくるので、勢力を弱めずにぶつかることになりそうです。

全然、緯度経度は違ってますが、

奄美諸島を通過するときと同じようなラインで通過するので、

暴風が吹き、海岸線を中心に、相当被害が出るかもしれません。

それに加えて、というか、それ以上に心配されるのは、高波です。

台風の中心部は、海全体が盛り上がっているので、

これが東京湾に入ってくると、

広い範囲で浸水被害が起きるんじゃないでしょうか。

もし、車をお持ちの方は、

タワー型の駐車場に避難させて置いたほうが良いかもしれません。

 

私の住む徳之島でも、

数年前、台風が通過する際、島の南部一帯で５ｍほど海面が盛り上がり、

それに台風の高波も加わって、港に係留してあった船などが

海岸奥の台地に運ばれたことがありました。

現場を見に行ったときは、

まるで、津波でも押し寄せたのか、

と思われるほど異様な風景でした。

（何年前の何台風だったか、全然思い出せない。

人間ってホント忘れる生き物ですね、って、それ私だけの問題？？）

 

この間の１２号程度の勢力でさえ、

高波が打ち寄せ、

神奈川の海沿いでは相当な被害が出ました。

今度の１３号台風は、それ以上に強くなりそうです。

出来ることは何でもやっておいたほうが良いと思いますよ。

 

今、ストームサーフを見ていたら、ちょっと気になりましたので、

注意喚起のつもりで

急遽、ブログに書くことにしました。

では、では、お休みなさい。

明日も仕事なんです～～。

日本人の悪い癖

オリンピックボランティアを募集しているようです。

でも、ボランティアの募集要項・応募条件は結構きつい。

◎ 昼食は出すけど報酬はなし！

◎ 交通費支給は現場までの電車賃程度

◎ 宿泊施設は自分で確保。

◎ オリエンテーションや研修もあるけど、そのときの宿泊費、交通費は自己負担。

◎ １日８時間、10日以上は働いてね！

というもの。

 

最近は、何でもかんでも無償ボランティア。

それが難しいなら、NPO法人（実質無償ボランティア）に任しちゃえばいい、って感じ。

大災害の互助活動ならわかるけど、

日本に広がる一方の、この「タダでやらせる」傾向には、私いささか疑問を持っています。

（※NPO法人は、その「志」や「質」には評価すべきものがありますが、ワーキングプアを増やしている根源にもなっています。）

 

私たち国民は、税金を納めています。

政府はそのお金で国民が暮らしやすいように環境を整えます。

当然、そのお金で国威高揚を図るイベントや国民の融和を図るイベントも行います。

しかしながら、今回、

オリンピックという１兆円以上もかかる大国家事業を勝手にやると決めておいて、

8万人もの無償ボランティアを集めています。

これでは、国民に新たな負担を求めているのと同じです。

これこそ政府が、ちゃんと全ての経費をまかなって、開催すべきだと思います。

国民総意で求めた事業でもないわけですから。

 

世間にブラック企業というものがあります。

従業員の責任感を利用して、

勤務時間外にもボランティアで働かせています。

従業員が休みたい、やめたい、と思っても

「キミがやめたら、他の従業員はどうなる。

倒れてしまうかもしれないぞ。ただでさえ人手不足なんだ。」

といわれれば、仲間に苦労はかけられないわけです。

今回のオリンピック無償ボランティア募集も

これと同じように、人々の「善意と良心」を利用しているわけです。

「国が威信を掛けてオリンピックを開くのに、外国の方々に恥ずかしいことがあってはいけない。」

「政府が募集しているんなら、私も大学を休んででも（仕事を休んでも）役に立つなら頑張ろう。」

という気持ちです。

 

国民の多くは、収入が減少して、生活がとても苦しくなっています。

年収３００万以下の労働者に占める割合は４０％にも達しています。

一方で大企業がプールしているお金だけで５００兆円近くにも上ります。

つまり、本来社員に支払うべきお金を、会社が支払っていないのです。

そのため、大学生の２人に１人が奨学金を借りています。

貸付額は、年間１兆円にもなります。

こうして多くの学生は、

卒業と同時に３００万から６００万ほどの借金を抱えることになります。

なんと、そこまでして大学を卒業した挙句、

奨学金によって、国内で自己破産に陥る人が

過去５年で１万５千人にも上る、という悲惨な状況です。

政府が、教育費にお金を回さなくなったことが大きな原因です。

それ以前に、企業が社員に給与をケチっているがために、

所得税などの税金が国庫に入ってこない、という問題がありますが。。

昔、私が大学に進学したころは、今よりずっと学費が安かったんですよ。

そのころはこんな問題はなかったけど。

 

それでもじっと耐える国民。

世界的に見ても民度が高く、

我慢強さにおいて並外れた国民によって成り立っている国家だからこそ、

日本国は存続しえるのです。

ところが、さらに無償ボランティア募集です。

貧しい国民に向かって、国が金がないから、今度は身体で税金を納めろ、

と言っている様なものです。

 

私、何もボランティアを否定しているわけではありません。

ボランティアを募集するなら、

ちゃんとかかった費用やお礼くらいは渡すべきだと思うのです。

これでは、昔学校で習った「租庸調」の「庸」と大した違いは無いように思います。

「タダ働き」です。

文部省やスポーツ庁は、

大学は、ボランティアをさせるためにこの期間の授業をしないでほしい。

何といってもボランティアは無償で、かつ自己負担だから。

事故は保険入れとくけど、病氣は自己責任でお願いします。

でも、学生さんはこの活動をして置けば就職に絶対有利だよ、

と、暗に就職をちらつかせつつ、脅しているようにも見えます。

 

国民は、税金という義務を果たしているのです。

政府は国民生活に不足がないように

「お世話」（福沢諭吉）しなければいけません。

国民が義務を果たしているのに、

さらに「時間」と「身体」も出せ、という話は、

社員が日中ちゃんと働いているのに、「金は払えないが夜も働いて」

と言っているのも同じです。

このような政府を持った国民は本当に「御苦労様」なことです。

国民が政府も世話しなきゃいけないなんて。

 

日本人の「人情」「道徳心」「公共心」に高いことは、

世界の見本となるべきものがあるけれども、

国家がこれを利用しようとしちゃあ、いけません。

だんだんこれが過ぎて、いずれ

「脛（はぎ）を食らいて身倒る」

ことになります。

消費税だって１０％に上げちゃ絶対ダメですよ。

むしろ下げるべきなんです。

政府はこのことをよく肝に銘じておいてほしいものです。

企業もです。

プールするお金があったら、ちゃんと社員にもっとよい手当てを出しましょう。

アルバイトにももっと良い給料を出してあげましょう。

世の中は、そうしてどんどん元気になるんですから。

 

我々国民も、もっと言うべきことは言うようにしないといけないと思います。

黙って、受け入れるのは日本人の悪い癖です。

ただし、非難だけするのだけは、絶対やっちゃいけません。

結構無意識にやってる人が多いけど、、、

絶対やめましょう。

その上で、自分で考えてみて間違っていると思うことは、ちゃんと言いましょう。

忖度ばかりじゃあ、世の中良くはなりませんから。