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東武佐野線沿線CITY-GUIDE 〔カテゴリーからお入り下さい〕

こならの森 17号

2008-03-22 | 創刊~100号

     17号 1989.9.1発行

表紙「足利の花火」

●目    次●

看板娘…駒形…2
トピックス…3-6p
化粧品問題…7p
お店紹介…藪…8p
カラムコラム…7-8p
ネーミング文化論…9-14p
インタビュー…15-18p
協賛店マップ…19-20p
結婚しました…21p
美容と健康…22p
危険な道路をぶっとばせ 第7回…22p
佐知倶楽部/街角11回…23-24p
インホメーション…25-26p
サークル紹介 
コーヒー…3回…27p
ブックス10・絵本の紹介…28
センチュリーラン…29-30p
お見合いデータ…31p
としこのエッセイ/芝居三昧…32p
こなら通信・購読者名簿…33
子育て編集日記…「手書き」…33p



特集

道路に新しい名前をつけてみる

「ネーミング文化論」


●法則性はあるか…
 ネーミングというのは、全く大変な作業である。ひょんなきっかけで生まれた「こならの森」とは訳が違う。よくいわれるのは、ブレーンストーミングや消去法などという作業である。
 したしみやすく、分かりやすいということから、正造通り、新・東山道、安蘇の道(数年前に同名のタウン誌が発行されていたという)という風にばかりつけていくと「ダサイ」とか、「どこがファッショナブルなのよ」「街や、道路が新しくなっても、名前が古臭くっちゃネ」といわれかねないし、かといってファッションストリートSANOとか、SANO'S STREETとかにしてしまったら読めないという苦情が出るに決まっている。
 そこで、編集室からの提案は東西に通る道路は全部漢字とかなで表記し、南北に通る道路はカタカナか英文というい事にしたらどうだろう。こうすれは、一度聞いただけで、どこだか分からないにしても、方角だけは分かるわけだ。しかし、斜めに通る道路はどうしよう、ローマ字でと無理やり通せは、道路が曲がる。この場合、どちらを使ってもかまわないとするか、語尾にSS(スラント・ストリート)とでもいう語をつけ、米国ワシントDCみたいに、例えばすずかけ通りSSというふうにしてみよう。

●ストリートとアベニューについて
 それから、メインストリートとアベニューの違いについてはっきりさせておかなけれはいけないと思う。通り、というと何と言っても『駅前通り』というのが、その街の代表格だと思う。とすると、それに交わる通りのことを、一般にアベニューといっているようなので、旧50号線はアベニューということになってしまうのであろうか。これは別名『中央通り』とも言うのだから、ややこしい。早くも、壁にぶつかってしまう。しかし、中央というのだから、メインに決まっている勝手に判断して、旧50号線(中央通り)を、佐野のメインストリートと決めることにする。

●東西に…
 ここまで、来れは後は簡単だ。何やら、巷ではそういう動きがすでにあり、元三大師の通りを『万葉の道』としようと、いうのだそうだ。すると、その次の通り、仲町通りは、当然こならの森編集室があるのだから、『こならの道』と付けられよう。すると、これまた自然と中央通りも『みかもの道』と決まって来る。それから、大祝町通りは佐野市農協があることから、絹の道ならぬ『米の道』というのは、どうだろうか。また、付近を縦に通る道路は、『ハーベスト・ストリート』としよう。

●南北に…
 さて、今度は南北の道路だ。佐女高通りは、『ハイスクール・ストリート』。十字屋横の路地は、『ショッピング・アベニュー』。問題だった駅前通りは、『ステーション・ストリート』か、『ザ・ストリート』というのはどうだろうか。
 また、市役所から南に延びる道路は『シティホール・アベニュー』。商工会議所のある通りは『コマーシャル・アベニュー』。殿町通りは、東石美術館がある事から『ミュージアム・ロード』とつけてもいい。昭和通りは、鳳凰会館、ホテルサンルート佐野、角半等があることから、『ブライダル・ロード』または『バージン・ロード』とし、結婚式のある日は、教会までの道路一面にジュータンを敷くというのはどうだろう。
 などなど、ネーミングだけに終わりそうにない勢いだ。書き出したらきりがない…。
 しかし、横文字というのはうまくつけないと、いまいちパットしないものだという事が分かった。そう考えるとこならの森は『こならの森』本当にで良かった。
 TOWN情報誌・AN(アンサーズ・ネットワーク)などとしなくて本当に良かった。 

●終わりに………
 ところで、もう夏休みも終わりでありますが、各人空いているところへ自分の思う通りの名前を考えながら記入していくと、夏休みの宿題を思い出すのではないでしょうか。すると、ついでにここの道にはこういうホールを作って、電柱は地中に埋めて、などとイラストを書き込んでみたくなったりして、ついでに色えんぴつで色を塗り始めたりするともう完ぺきです。
   (編集 こならの森特別取材班)



こならの森 16号

2008-03-22 | 創刊~100号

     16号 1989.8.1発行

  ●目        次●

看板娘…………………………2
マン&ウーマン・トピックス3
【特集】夏・涼を求めて……7
スターウォッチング…………15
美容と健康・トラベルガイド17
としこのエッセイ……………18
協賛店マップ…………………19
結婚しました…………………21
佐知倶楽部(佐青協)のページ22
モーター・スポーツ…………23
アウトドアー   …………24
インホメーション……………25
ブックス10・絵本の紹介……28
センチュリーラン・コーヒー29
サークル紹介・街角の肖像…29
ぼくの好きなMONO………32
こなら通信・購読者名簿……33



【本文抜粋記事】


人物紹介 マン&ウーマン

 飯塚清一さん

 「提携という運動から貴重なことを学び取りました。無農薬の野菜、米が欲しい。ビニールハウスの野菜は、不自然だから等。学校の教科書にも農業のすばらしさは外され、変わって通信、運輸でコンピューターのことばかりです。家庭でも、しかりです。」
 さらに飯塚さんは十数年前に、有機農業を始めると言ったら、農業技術者に『有機農業の信者になるな』と言われて心外。また農薬中毒になったこともあって、生命優先の農業が始まった。堆肥つくりも失敗を重ねていく中で、やっとコツを覚えミミズやダンゴムシ、ハサミムシ等も住める健康な土になったという。そして、自家製の有機質肥料や酵母菌の培養技術も習得し、土づくり十年にして初めて農業の楽しさが分かったのだと話す。
 それは、飯塚さんの農業を理解してくれる消費者の皆さんと提携という新しいつながりができたからで、やがてアトピーの子供を持つ母親、保育園等と、すこしづつ輪がひろがった。
 また最近の農業問題について「今、国の内外で農業は足手まといのように扱われようとしています。経済界によるモグラたたきが始まっているのです。物、カネという物欲に心を奪わ自分さえよければ他人(ひと)のことなどどうでもいい。そんな風潮が感じられ憤慨しています。危険な輸入農産物にあなたは、安らぎを覚えますか。」とも語る。