■こならの森118号■1998.2発行
表紙 「れんげ」
C・o・n・t・e・n・t・s
■こならの森3月号■
おぞねとしこのポエム…にんじん……3p
その他の情報…/猫バス42……4p
結婚(誕生)…駒場さん夫妻…5p
オープン情報…6p
知らんの5つの市/……ラオッテッモ……7p
JC・インタビュー…川村……8-11p
歴史講座 第10回………12-19p
インフォメーション97………20-23p
現代国語…せせ…24p
両毛神楽物語………25p
海棠市子の映画評……………26p
書評・絵本紹介………………27p
協賛店マップ………28-29p
新・こならの森から…………………30p
■■■■■■■■■■■
【本文抜粋記事】
JC・インタビュー
第二回目の対談は、安佐地域を中心にボランティア活動を続けている「みんなの会」会長の川村富士雄さんです。川村さんは、ご自身も生まれてすぐに脳性小児マヒという大病をされ、この障害に立ち向かい戦ってこられました。現在、同じように障害に苦しむ方々の社会参加のお手伝いをされています。また、二十四時間テレビチャリティーでは、二年連続で実行委員長として活躍され、三年に一度行なわれている「現代座」という劇団の公演では、この地域の実行委員もやっていらっしゃいます。
聞き手 中田 裕久(なかだ ひろひさ)さん
■PROFILE:
川村 富士雄 (かわむら ふじお)さん
1957年 佐野市生まれ。
身障者と健常者がいっしょにできる活動を
中田 川村さんは、「みんなの会」を通して、あるいは個人的にも様々なボランティア活動をされていますが、こうしたボランティア活動をやろうと思ったきっかけを教えていただけますか。
川村 最初のきっかけは、町内の先輩の薦めで入った植野町の青年会です。そこで自分がハンディがあるということを気にせずにまちづくりに参加できまして、すごく充実した活動ができたんです。その後出会ったのが「みんなの会」です。そこでは障害者と健常者がいっしょになって、まちづくり、交流の場を持っていました。
中田 川村さんがそういった運動をやろうとした時に、自分自身ハンディがあるということで、大変ご苦労をされたのではないかと思いますが。
川村 ここでの活動は、みんなと楽しくできていまして、楽しいから一所懸命になれたんですね。
「みんなの会」に入って十五年になりますが、そういった活動を通して、非常に自分の存在感を感じることができました。
中田 今、障害者と健常者がいっしょになって何かをするという機会は、だんだん増えてきているんでしょうか。
川村 障害者の方というのは、まず家から外に出ることさえ大変なんですが、みんなと遊びに行きたいとか、話がしたいとか、買い物をしたいなど、いろいろな夢があります。一緒にいるということ自体、なかなか機会に恵まれないというところがあるんです。これからも健常者と障害者がいっしょに集まって行なう活動を続けていきたいと思っていますし、ボランティアの仲
間も、いろいろな活動を通して、障害者の方たちとふれ合う時間を大切にしたいと考えてくれています。
中田 川村さんは、この二年間、二十四時間テレビでチャリティーをやっていらして、佐野の「秀郷まつり」とか、葛生の「原人まつり」などでボランティアの皆さんとチャリティー活動をされていますが、それを率先してやろうと思った理由は何でしょうか。
川村 若い人と一緒になって何かをやりたいと思ったのが最初です。若い人にたくさん集まってもらうにはどうしたら良いかということで始めまして、ボランティアを募集しましたら高校生・大学生の人が七十人ほど来てくれました。
中田 昨年、青年会議所も参加させてもらいましたが、この高校生・大学生の人がものすごく真剣にやってくれていますね。
川村 そうですね。とても楽しんでやってくれまして、また障害者の方に対しても理解をしてくれていると思います。今年もまたテレビチャリティーはやりたいと思っていますので、ぜひご協力をお願いします。
中田 阪神淡路大震災以来、ボランティアというものが注目されていますが、十五年間ボランティア活動をされている川村さんから見て、これからのボランティアはどうあるべきだと思いますか。今後川村さんは、この地域、あるいはこの地域以外でも、どんな活動をやっていきたいと考えていらっしゃいますか。川村 ひとことで言えば、やさしいひとづくり。障害者の方々に対する社会参加のお手伝いをしながら、人と人との結びつき、人に対する思いやりの気持ちを大切にしたいと考えています。障害者の方も積極的に参加できるようなボランティア活動、もっと外に出やすくなるような環境づくりを、私自身が障害者の方へのパイプ役になって続けていければと考えています。
中田 今も毎週病院に通っていらっしゃるということですが、ぜひ体を大事にされて、川村さんの言われる障害者と健常者のよりいっそうの交流がはかれるように頑張ってください。このまちに住むみんなが参加できるような暖かいボランティア活動をしていってください。
青年会議所も今年度「高齢身障者対策委員会」というものを作っていますので、ぜひ一緒に活動をさせていただきたいと思います。今日はどうもありがとうございました。
表紙 「れんげ」
C・o・n・t・e・n・t・s
■こならの森3月号■
おぞねとしこのポエム…にんじん……3p
その他の情報…/猫バス42……4p
結婚(誕生)…駒場さん夫妻…5p
オープン情報…6p
知らんの5つの市/……ラオッテッモ……7p
JC・インタビュー…川村……8-11p
歴史講座 第10回………12-19p
インフォメーション97………20-23p
現代国語…せせ…24p
両毛神楽物語………25p
海棠市子の映画評……………26p
書評・絵本紹介………………27p
協賛店マップ………28-29p
新・こならの森から…………………30p
■■■■■■■■■■■
【本文抜粋記事】
JC・インタビュー
第二回目の対談は、安佐地域を中心にボランティア活動を続けている「みんなの会」会長の川村富士雄さんです。川村さんは、ご自身も生まれてすぐに脳性小児マヒという大病をされ、この障害に立ち向かい戦ってこられました。現在、同じように障害に苦しむ方々の社会参加のお手伝いをされています。また、二十四時間テレビチャリティーでは、二年連続で実行委員長として活躍され、三年に一度行なわれている「現代座」という劇団の公演では、この地域の実行委員もやっていらっしゃいます。
聞き手 中田 裕久(なかだ ひろひさ)さん
■PROFILE:
川村 富士雄 (かわむら ふじお)さん
1957年 佐野市生まれ。
身障者と健常者がいっしょにできる活動を
中田 川村さんは、「みんなの会」を通して、あるいは個人的にも様々なボランティア活動をされていますが、こうしたボランティア活動をやろうと思ったきっかけを教えていただけますか。
川村 最初のきっかけは、町内の先輩の薦めで入った植野町の青年会です。そこで自分がハンディがあるということを気にせずにまちづくりに参加できまして、すごく充実した活動ができたんです。その後出会ったのが「みんなの会」です。そこでは障害者と健常者がいっしょになって、まちづくり、交流の場を持っていました。
中田 川村さんがそういった運動をやろうとした時に、自分自身ハンディがあるということで、大変ご苦労をされたのではないかと思いますが。
川村 ここでの活動は、みんなと楽しくできていまして、楽しいから一所懸命になれたんですね。
「みんなの会」に入って十五年になりますが、そういった活動を通して、非常に自分の存在感を感じることができました。
中田 今、障害者と健常者がいっしょになって何かをするという機会は、だんだん増えてきているんでしょうか。
川村 障害者の方というのは、まず家から外に出ることさえ大変なんですが、みんなと遊びに行きたいとか、話がしたいとか、買い物をしたいなど、いろいろな夢があります。一緒にいるということ自体、なかなか機会に恵まれないというところがあるんです。これからも健常者と障害者がいっしょに集まって行なう活動を続けていきたいと思っていますし、ボランティアの仲
間も、いろいろな活動を通して、障害者の方たちとふれ合う時間を大切にしたいと考えてくれています。
中田 川村さんは、この二年間、二十四時間テレビでチャリティーをやっていらして、佐野の「秀郷まつり」とか、葛生の「原人まつり」などでボランティアの皆さんとチャリティー活動をされていますが、それを率先してやろうと思った理由は何でしょうか。
川村 若い人と一緒になって何かをやりたいと思ったのが最初です。若い人にたくさん集まってもらうにはどうしたら良いかということで始めまして、ボランティアを募集しましたら高校生・大学生の人が七十人ほど来てくれました。
中田 昨年、青年会議所も参加させてもらいましたが、この高校生・大学生の人がものすごく真剣にやってくれていますね。
川村 そうですね。とても楽しんでやってくれまして、また障害者の方に対しても理解をしてくれていると思います。今年もまたテレビチャリティーはやりたいと思っていますので、ぜひご協力をお願いします。
中田 阪神淡路大震災以来、ボランティアというものが注目されていますが、十五年間ボランティア活動をされている川村さんから見て、これからのボランティアはどうあるべきだと思いますか。今後川村さんは、この地域、あるいはこの地域以外でも、どんな活動をやっていきたいと考えていらっしゃいますか。川村 ひとことで言えば、やさしいひとづくり。障害者の方々に対する社会参加のお手伝いをしながら、人と人との結びつき、人に対する思いやりの気持ちを大切にしたいと考えています。障害者の方も積極的に参加できるようなボランティア活動、もっと外に出やすくなるような環境づくりを、私自身が障害者の方へのパイプ役になって続けていければと考えています。
中田 今も毎週病院に通っていらっしゃるということですが、ぜひ体を大事にされて、川村さんの言われる障害者と健常者のよりいっそうの交流がはかれるように頑張ってください。このまちに住むみんなが参加できるような暖かいボランティア活動をしていってください。
青年会議所も今年度「高齢身障者対策委員会」というものを作っていますので、ぜひ一緒に活動をさせていただきたいと思います。今日はどうもありがとうございました。