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東武佐野線沿線CITY-GUIDE 〔カテゴリーからお入り下さい〕

こならの森122号

2008-05-03 | 101号~200号
       ■こならの森122号■1998.6発行

表紙 「岩舟ポピー」

C・o・n・t・e・n・t・s

■こならの森7月号■

おぞねとしこのポエム…あまがえる……3p
知らんの5つの市/……ハイド……4p
結婚(誕生)…小森谷一樹さん&一枝さん…5p
うしろの正面クイズ………6p
安佐の名所クイズ………7p
JC・インタビュー…大谷貴子8p-11p
シーディング………12-17p
ざ・ショートショート………18-19p
海棠市子の映画評…『HANA-BI』……20p
書評・絵本紹介……21p
タウン情報………22p-23p
インフォメーション98………24-27p
協賛店マップ………28-29p
新・こならの森から…………………30p

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【本文抜粋記事】

シーディング

■ガーデニングとは
 ガーデニングを日本語に訳すと園芸です。園をさらに辞書にあたってみると『草木・花・野菜を植えた畑や庭』とあります。しかし、庭と畑はイメージ的にあまりにも掛け離れています。 根古屋森林公園に最近オープンした、クラインガルテンはドイツ語で『小さな庭』だそうですが、実際にそれを使用状況に合わせて日本語に訳すと家庭菜園となるのではないでしょうか。洋の東西をとわず昔は、畑と庭との区別を明確にはしていなかったようです。 今静かなブームのガーディニングを考えてみると、やはり庭と畑の二つを意味すると思います。
 『庭・ガーディニング』は、まさしく庭に花木を植えて鑑賞し、その周辺グッズやドライフラワーなどを作って楽しむ。
 『畑・ガーディニング』は、野菜を中心に『実』を取る。あまり鑑賞という言葉は出て来ない(?)
■家庭菜園を楽しむ
 それでは私はと申しますと、家のすぐ前の3坪程の庭に、じゃがいもやひまわり、デイジー、ニンジン、雑木、ミント、シソなどごちゃまぜ。
 他に100坪程の畑を借りて、トウモロコシ、キューリ、オクラ、ナス、スイカ、カボチャなどの野菜を栽培しています。
 また、鉢栽培も数年前から行っています。ミニトマト、バジル、パセリ。種類にもよりますが深
さがある容器の方が生育は良いようです。
 今回は、入門編として紹介して行きたいと思います。
ガーデニングからシーディングへ ( 種 蒔 き )
■なぜ『シーディング』なのか
 極端に言えばそれは庭(菜園)に本当に種を蒔くだけだからなのです。これといった機械や用具も必要としません。
 買うものは、本当に種だけです。

■始まりはジャガイモ
 昨年の春に、あまったジャガイモの種芋を10個か20個だったと思いますがもらったので、畑に植えてみました。その時は、家庭菜園という考えはなかったのです。ですから、それっきりで植えたことすら忘れてしまうほど、まったくのほったらかし。にもかかわらず、立派に成長しました。(まるで我が家の子育みたい。)段ボール箱いっぱいの収穫を目にして、家庭菜園に目覚めないはずはありません。現在その畑には、取り残したジャガイモが芽を出して、スクスク成長しています。最初に植えた種芋の20個くらいは充分収穫できそうです。
 後で園芸書を読むと、ジャガイモの栽培は簡単な部類に入るとか。もちろんなんでもかんでも種を蒔けばというわけにはいかないものです。何度も失敗しました。しかし、一袋の種の値段は数百円程度。小松菜などは一袋100円。(実際には、それ以下の金額でも十分採算が取れると思われる。)昨年の秋に適当に子供達とぱらぱら種蒔きをしたら、今年の春先まで楽しめました。とりに行くのがいやになるほど採れます。漬物はもちろん、菜の花のピクルス、からしあえなどなど。
 同じように、どうせ出てきやしないとたかをくくって蒔いた、タカナはそんな(菜)馬鹿菜と思うほど出て来て閉口しました。漬物にしても、みそ汁に入れてもまだあるまだある、もとは180円なのに、いったい何回元を取れば気が済むのか。ただ飽きてしまって、見る気にもなれないのが残念。
■こならの森流 ガーディニング術
 家庭菜園と言っても、プロの菜園家(百姓)と同じように手間をかけるのもひとつですが、私は家庭菜園には、家庭菜園らしい素人さがあって良いと思います。家族でお金をかけずに楽しみながら、どろんこになって食物を育てていく。最初は簡単なものからチャレンジして、種類を増やしていく。うまく行かないこともあります。一袋種を蒔いたのに発芽しない。また、発芽したが、成長しなかった。でも、元手は数百円だと割り切ることが肝心です。しかし、悔しさのあまりそうは思えないのが人情というものです。それに、一袋数百円でも100種類近く品種を揃えると、数万円にもなります。畑を借りているとしたらその地代もかかります。ばかにはなりませんが、私はそういうものだと思うことにしています。
 土日と仕事が終わった後のアフターファイブにしか、菜園へはいけませんから、必然的に手間がかけられません。全くの放任栽培です。
 なるべく手間をかけないという勇気が実は必要なのです。
 細部ついては、後日、詳しく紹介してみたいと思います。また、編集部と一緒に菜園を耕す人を募集中です。