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東武佐野線沿線CITY-GUIDE 〔カテゴリーからお入り下さい〕

こならの森143号

2008-05-15 | 101号~200号
       ■こならの森143号■2000.3発行
表紙 「朝日森天満宮 」
C・o・n・t・e・n・t・s

■こならの森4月号■
3pとしこの巻頭詩
4p-7p JCトーク
8p やんばる
9p 結婚 大川さん夫妻
10-19p 特集 田中正造生家周辺をあるく
20-21p 協賛店・MAP
22p 辛口映画評
23p 書評・絵本紹介
24-25p クイズ/タウン情報
26-29p インフォメーション98
30p こならの森から

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【本文抜粋記事】

特集
春一番! ウオーキング!
田中正造生家周辺をあるく

 ウオーキングがブームとなっているが、このほど、初心者でも気軽に参加できる、ウオーキングの会が発会され、同時に記念行事としてのウオーキングが開催された。
 行程は、設立総会会場のある小中町を起点にして、付近の名所旧跡をあわせてウオッチングしようというもの。70名ほどが参加した。
 まず最初に訪れたのは、人丸神社。宮司である林敏忠さんから直接説明を受けた。当日は晴天となったが、まだまだ寒さも残っている。しかし、熱心に説明を受けていた。拝殿の中の天井絵を見学して、足取りも軽く田中正造生家方面へと歩き出した。
 生家では、田中正造の大番頭といわれた島田宗三の息子である島田早苗さんから説明を受けた。数分の解説だけではとてもか足り尽くせずではあるが、田中正造の生涯を分かりやすく語った。また、参加者からの質問も受けた。
 ここからは数キロの歩きとなる。風も冷たいが、一路二柱神社へと向かう。各人が自分のペースを守って歓談しながらの緩やか歩行。二柱神社では、お参りする人や見事な彫刻に感嘆の声が多くあがった。また、同神社は佐野の文化財百選にも選ばれている。
 見学すべき予定はこれで最後となる。ここからは集合場所の小中町公民館まではのどかな旧道を旗川沿いに進んで、田中正造生家横を抜けていく。全行程数キロのコース1時間あまりの時間、歩行時間はもっと短かったが、盛り沢山の内容が歩くことの楽しみを増加させていたようだ。
 今後もこうしたスタイルで歴史散策を取り入れながら、歩くことだけではない他の楽しみを加味していくという。当初は、年数回ほどの予定でスタートするという。


■日中正造旧宅(県指定史跡)
 正造の生まれ育った母屋と隠居所、土蔵のほか、表門と便所が残されている。明治の初めから母屋は村の診療所に当てられ、隠居所には不在がちな正造の留守を守ってカツ夫人が正造の両親と同居していた。
 正造は大正2年(1913)73歳で世を去る前に、自己の家屋を含む全財産を故郷に寄付し、産業の復興と精神の回復に役立ててほしいと願った。
 現在の旧宅所有者は、財団法人小中農教倶楽部。毎週火・木・土・日曜日が公開日。祝日、お盆、年末年始が休館。 入場料(一般)300円。 JR佐野駅から4.6km、無料駐車場もある。