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東武佐野線沿線CITY-GUIDE 〔カテゴリーからお入り下さい〕

こならの森149号

2008-05-21 | 101号~200号
       ■こならの森149号■2000.9発行
表紙 「 奥日光」
C・o・n・t・e・n・t・s

■こならの森10月号■

3p としこの巻頭詩
4p やんばる
5p 結婚 古川さん夫妻
6p-9p JC通信
10-17p 奥日光を歩く
18p 風の独り言
19p 現代国語辞典
20p (新)やぶいしゃのひとりごと
21p 書評・絵本紹介
22-25pインフォメーション98
26-27pクイズ/タウン情報
28-29p 協賛店・MAP
30p こならの森から

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【本文抜粋記事】


『初秋の日光を歩く』 

 少し前までといっても20年くらい前だが、(少しじゃないじゃないか)奥日光というと、華厳の滝、竜頭の滝、中禅寺湖に男体山だけだと思ってきた。実際には、そこだけを見て帰るという人が大多数だと思う。


■奥日光の中の奥日光

 今回は、戦場ヶ原を歩くということに。もちろん何度か行った方も多いとは思う。でも何度いってもまたいってみたくなる場所ではないだろうか。上高地とか尾瀬が原とならぶ場所だとも思う。
 しかしその奥には神秘の湖、西の湖(さいのこ)や千鳥が浜などの砂浜があったりする。これが『奥日光の中の奥日光』といわれるゆえんか。この付近の存在を著者が知ったのは私が高校生の時だった(ふるーい)。その後も何度か訪れたが、やはりつねに歩っていた。
 最初に訪れた時は梅雨時の6月、当然の雨。しかし、その時のことが一番忘れられない。二輪だったので獣道をも走行できたのに、なぜかあるって中禅寺湖まで行った。当時話題だった湖畔に住んでいる人から、その先は道がないし雨もふっているからやめなさいと、さとされた。
 二度目は、まだ小田代が原経由で千鳥が浜まで行く道の通行が自由だった時。それも燃える紅葉の時。どこまでもつづくカラマツの燃える紅葉の中のドライブだった。紅葉の中にひときわ浮き立つ一本の白樺もまだそんなに有名ではなかった頃。でも、印象深い。

■やっぱり行くなら秋(これから)だ。

 今回走破したのは、戦場ヶ原のメインルートのひとつ。小田代が原をなめて湯滝へと抜けてるコース、その他にももちろんたくさんのコースがある。
 スタート地点は、バスの発着所がある赤沼。
 国道を渡り、熊笹の森の中へと。戦場ヶ原には何本かの小川が流れている。水は澄んでとても冷たい。鬱蒼と茂る木々がどこまでも続く。しかもアップダウンがほとんどない平坦地。気軽な格好でもあるけてしまうところだ。もちろんそういう人はあまり見かけないが………。
 一時間ほど歩くと、森が開ける。そこで昼食となる。遠くに男体山、他の連山が見える。
 視界が広がったのもつかの間、また密林へと入っていく。それもまたつかの間、十数で小田代が原へと到着する。ここからは木道を小田代が原を横目にみながら進んでいく。白樺林をみながらのトレッキングがまたいい。
 30分ほどで、赤沼と湯滝方面への分岐点へ差しかかる。湯滝も近い。約2キロほどの道程。
 川に沿って歩く、木陰がさわやか。釣り人の姿も見られた。清流が続く。ちょっとしたアップダウンもあった。高原というより、普通の山道といったところか。
 のぼっり切ったところには、小さな落差の滝があった。まもなく湯滝へ到着。
 帰りに、光徳牧場へ向かう。有名な牛乳をごくり。アイスクリームもペロリ。この先に広がる、刈り込み切り込みの散策道へも足をのばしてみるのもいいかも知れない。機会が有ればまた、紹介していみたい。この先は、男体山の裏側へ出られる。中腹までの林道もあり、途中まで行ったことがある。ダートである。