アトモンヒロズコガ。
淡いクリーム色の地色に、黒褐色の斑紋のある、小さな蛾です。
①前翅の地色は淡いクリーム色
②前翅後縁中央付近に台形状の黒褐色紋
(前翅を背中で屋根状に畳んで止まると、円形に近く見える)
③基部側の斜辺の方が少し長く、一個の窪みを持つ
④外側の斜辺の方が短い
⑤頭部~前胸背前方~前翅前縁基部にかけて黒褐色
⑥前翅前縁中央付近から翅頂にかけて、黒褐色の斑紋が並ぶ
分類:チョウ目ヒロズコガ科オオヒロズコガ亜科
翅を広げた長さ:♂14~17mm、♀15~22mm
前翅の長さ:6.1~10.7mm
分布:北海道、本州、四国、九州
平地~山地
成虫の見られる時期:5~9月(年2化?)
越冬形態?
エサ:成虫・・・不明
幼虫・・・サルノコシカケ科のカワラタケ、ミイロアミタケなど
※乾燥シイタケの報告もある(松本、1962)
その他:淡いクリーム色の前翅に、後縁中央に台形状の黒褐色紋があり、基方の斜辺の方が少し長く、一個の窪みを持つ。
この黒褐色紋は、翅を背中に屋根型に畳んで止まった時、円形に近く見える。
前翅前縁基部は黒褐色。
前翅前縁中央付近から翅頂付近にかけて、黒褐色の斑紋が並ぶ。
頭部~胸部背前方は黒褐色。
♂は小型。
♂の触角は繊毛を具え、♀は単純だが、野外での識別は困難。
酷似するニセアトモンヒロズコガが大分県で発見されていて、従来、本種とされていたものの中にも、ニセ~が含まれる可能性がある。
外見上の差異は軽微で、識別は難しいが、交尾器での識別は容易。
(ニセ~は、前翅の地色は黄色みがやや強い。
前翅の前翅後縁の黒褐色紋は、基方の斜片が約2倍と長く、窪みを二つ持つ傾向にある。)
畑地、草原、路傍、荒蕪地などで見られる。
夜行性で、灯火に飛来することも多い。
普通種で個体数も多い。
成虫は11月頃まで見られることがあるようだ。
幼虫はキノコの子実体を穿孔し、中で繭を形成、蛹化し、蛹の上半身を子実体から突き出して羽化することが推察される。
参考:Digital Moths of Japan
みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
かたつむりの自然観撮記
虫ナビ
アトモンヒロズコガとニセアトモンヒロズコガ(チョウ目ヒロズコガ科)の成虫形態に基づく識別法
渓舟の昆虫図鑑
淡いクリーム色の地色に、黒褐色の斑紋のある、小さな蛾です。
①前翅の地色は淡いクリーム色
②前翅後縁中央付近に台形状の黒褐色紋
(前翅を背中で屋根状に畳んで止まると、円形に近く見える)
③基部側の斜辺の方が少し長く、一個の窪みを持つ
④外側の斜辺の方が短い
⑤頭部~前胸背前方~前翅前縁基部にかけて黒褐色
⑥前翅前縁中央付近から翅頂にかけて、黒褐色の斑紋が並ぶ
分類:チョウ目ヒロズコガ科オオヒロズコガ亜科
翅を広げた長さ:♂14~17mm、♀15~22mm
前翅の長さ:6.1~10.7mm
分布:北海道、本州、四国、九州
平地~山地
成虫の見られる時期:5~9月(年2化?)
越冬形態?
エサ:成虫・・・不明
幼虫・・・サルノコシカケ科のカワラタケ、ミイロアミタケなど
※乾燥シイタケの報告もある(松本、1962)
その他:淡いクリーム色の前翅に、後縁中央に台形状の黒褐色紋があり、基方の斜辺の方が少し長く、一個の窪みを持つ。
この黒褐色紋は、翅を背中に屋根型に畳んで止まった時、円形に近く見える。
前翅前縁基部は黒褐色。
前翅前縁中央付近から翅頂付近にかけて、黒褐色の斑紋が並ぶ。
頭部~胸部背前方は黒褐色。
♂は小型。
♂の触角は繊毛を具え、♀は単純だが、野外での識別は困難。
酷似するニセアトモンヒロズコガが大分県で発見されていて、従来、本種とされていたものの中にも、ニセ~が含まれる可能性がある。
外見上の差異は軽微で、識別は難しいが、交尾器での識別は容易。
(ニセ~は、前翅の地色は黄色みがやや強い。
前翅の前翅後縁の黒褐色紋は、基方の斜片が約2倍と長く、窪みを二つ持つ傾向にある。)
畑地、草原、路傍、荒蕪地などで見られる。
夜行性で、灯火に飛来することも多い。
普通種で個体数も多い。
成虫は11月頃まで見られることがあるようだ。
幼虫はキノコの子実体を穿孔し、中で繭を形成、蛹化し、蛹の上半身を子実体から突き出して羽化することが推察される。
参考:Digital Moths of Japan
みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
かたつむりの自然観撮記
虫ナビ
アトモンヒロズコガとニセアトモンヒロズコガ(チョウ目ヒロズコガ科)の成虫形態に基づく識別法
渓舟の昆虫図鑑
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます