KONASUKEの部屋

最近はすっかり昆虫ブログと化してます(笑)
生物のこと、笠間のこと、時々政治

オオハチモドキバエ?(死骸)202106

2021年07月09日 | ハエ目
オオハチモドキバエ?
一般的に、黒っぽいのがフトハチモドキバエってことのようですが。
死骸のため、体色がはっきりせず、判別が難しいです。
資料として上げておきます。

ハチモドキバエの類は、何故かいつもカメラを持ってない時とか、仕事中とかに出会うので、撮影の機会に恵まれません。
縁がないのかぁ?
この死骸も、危うく行方不明になるところだったし。

翅の先が黒褐色であることから、オオハチモドキバエと思うのですが、数は少ないようです。
ネット上の画像を見ると、フトハチモドキバエも、翅の先が黒っぽくなる個体があるようで、それだけでは決定打になりそうもありません。
(ネット上の画像は、同定が合っているのか疑問な画像も多いので、注意が必要だと思います。)
腿節の大半が黄褐色なのがオオハチモドキバエとのことで、その点では合っていそうですが。
色が失われていて、ちょっと確証が持てません。

腹側。
ハチに似ていますが、翅が二枚。
ハエ目の昆虫です。

横から。
触角の先に、一本の剛毛が生えているのが分かります。

デガシラバエ科の特徴は、無弁類のハエで、単眼がないそうな。
そのうち、オオハチモドキバエ属の特徴は、前胸腹板に指状突起が一対あるとのこと。

三重県・絶滅危惧Ⅱ類、埼玉県・準絶滅危惧種、京都府・要注目種、神奈川県・情報不足
分類:ハエ目デガシラバエ科
体長:12~18mm
分布:本州
   平地~山地
成虫の見られる時期:6~8月

エサ:成虫・・・不明
   幼虫・・・コガネムシ類の成虫
その他:アシナガバチなどのハチに擬態している(ベイツ型擬態)と思われる。
    全体に黄褐色で、胸背に暗褐色の太い縦帯がある。
    フトハチモドキバエと比べ、黄褐色の範囲が広い。
    ※個体変異があるので、一概に言えない
    翅の先端1/4程が暗色。
    (フトハチモドキバエでは翅の前半が広く暗色。)
    ※個体変異があるので、一概に言えない
    腿節の大部分が黄褐色。
    (フトハチモドキバエでは腿節全体が黒褐色。)
    頬の高さは複眼の高さの約1/2。
    (フトハチモドキバエでは、頬の高さは複眼の高さの3/4、
     ウスイロハチモドキバエでは、頬の高さは複眼の高さの2/3を超えない。)
    成虫は夜行性で、灯火にも飛来する。
    コガネムシ類の成虫に産卵する。
    希少。
参考:ポケット図鑑日本の昆虫1400②(文一総合出版)
   虫ナビ
   京都府レッドデータブック2015
   神奈川県レッドデータブック
   デガシラバエbot
   平群庵昆虫写真館
   そよ風のなかでpart2
   一寸のハエにも五分の大和魂・改
   いもむしうんちは雨の音
   一寸のハエにも五分の大和魂・改
   日本のレッドデータ検索システム

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« シラナミクロアツバ20210616 | トップ | スジハグルマエダシャク20210623 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ハエ目」カテゴリの最新記事