チュウゴクアミガサハゴロモ。
最近、売り出し中(?)の外来種です。
①在来種のアミガサハゴロモは灰緑色、
外来種は錆びた鉄のような色です。
②前翅前縁中央の白斑の形も異なります。
在来種は四角や丸に近い。
外来種は平たく潰れた三角形をしています。
③翅全体の形も違います。
在来種は角の丸い三角形、
外来種は前翅前縁が白斑の近くで僅かに凹む。
水戸市内ではすでに確認していましたが、ついに笠間市内でも確認しました。
場所は上郷(旧岩間町)。
近くの枝に白い塊。
恐らく卵でしょう。
来年はここから発生するのか!
おお怖っ!
ちなみに在来種のアミガサハゴロモはこんな。
分類:
カメムシ目ヨコバイ亜目ハゴロモ科
体長(翅端まで):
14~16mm
前翅長:
約14mm
分布:
中国原産で、韓国、トルコ、フランス、ドイツ、イタリア、トルコで外来種として侵入が確認されている。
国内では2017年以降、本州、四国、九州で発生が報告されている。
山中より市街地など人工的な環境に多いと見られる。
成虫の見られる時期:
6~10月
卵で冬越し
エサ:
幼虫・成虫とも広食性で、カバノキ科(ハンノキ)、クワ科(イチジク)、ブナ科(クリ)、マメ科(フジ)、モクセイ科(オリーブ)、ツバキ科(チャ、サザンカ、ツバキ)、バラ科(ナシ、モモ、スモモ、オウトウ、ユスラウメ、クサイチゴ、バラ)、ツツジ科(ブルーベリー、サツキ、ドウダンツツジ、ツツジ)、柑橘類、カキノキ科、モチノキ科(イヌツゲ、ソヨゴ)、ニシキギ科(マユミ)、ヒノキ科(コニファー)、フトモモ科(フェイジョア)、ミズキ科(ジョウリョクヤマボウシ)、ニレ科(ケヤキ)、アサ科(エノキ)、ブドウ科(ブドウ)、モクレン科(ハクモクレン)、ヤナギ科(ヤナギ)、キク科(宿根アスター)、アカネ科(ヘクソカズラ)などの植物の汁
その他
前翅の地色は茶褐色から鉄さび色。
(在来のアミガサハゴロモは緑色の鱗粉に覆われる。)
前翅前縁中央部に潰れた半円形の白い縁紋があり、輪郭は直線的。
(アミガサハゴロモでは四角形や丸に近く、輪郭が波打つ。)
灯火に飛来した記録がある。
成虫は寄主植物の、直径10mm以下の細い枝、主に当年枝の上部に、多数の卵を規則正しく配列して産み付ける。
その際に枝の組織が損傷され、枝が折れることもあり、植物体を衰弱させる。
産卵痕を白色の毛状のロウ物質で覆う。
幼虫は白色で、腹端から白い糸状のロウ物質の毛束を広げる。
背面に小黒点を有し、翅芽は褐色。
(アミガサハゴロモの幼虫の背面は淡い褐色で、白い線がある。)
発生が多いと、排泄物によりすす病が発生する。
R6.10現在、本種を対象とした登録農薬はない。
防除のためには、産卵された枝を放置せず、切除して土中深く埋める、焼却するなどの適切な処理が必要。
侵入経路として、飛来の他に、樹木や車両の移動に伴って来る可能性、光源による誘引も考えられるという。
在来種のアミガサハゴロモよりも、本種は都市部の公園など、より人工的な環境を選好することが示唆されている。
参考
埼玉県病害虫防除所
はなもく散歩
iNaturalist
JAcom
徳島県立博物館
山梨県
みんなの趣味の園芸
生命のにぎわい調査団
Insect trails
JAcom
チャンネルF+
虫ナビ
昆虫エクスプローラ
最近、売り出し中(?)の外来種です。
①在来種のアミガサハゴロモは灰緑色、
外来種は錆びた鉄のような色です。
②前翅前縁中央の白斑の形も異なります。
在来種は四角や丸に近い。
外来種は平たく潰れた三角形をしています。
③翅全体の形も違います。
在来種は角の丸い三角形、
外来種は前翅前縁が白斑の近くで僅かに凹む。
水戸市内ではすでに確認していましたが、ついに笠間市内でも確認しました。
場所は上郷(旧岩間町)。
近くの枝に白い塊。
恐らく卵でしょう。
来年はここから発生するのか!
おお怖っ!
ちなみに在来種のアミガサハゴロモはこんな。
分類:
カメムシ目ヨコバイ亜目ハゴロモ科
体長(翅端まで):
14~16mm
前翅長:
約14mm
分布:
中国原産で、韓国、トルコ、フランス、ドイツ、イタリア、トルコで外来種として侵入が確認されている。
国内では2017年以降、本州、四国、九州で発生が報告されている。
山中より市街地など人工的な環境に多いと見られる。
成虫の見られる時期:
6~10月
卵で冬越し
エサ:
幼虫・成虫とも広食性で、カバノキ科(ハンノキ)、クワ科(イチジク)、ブナ科(クリ)、マメ科(フジ)、モクセイ科(オリーブ)、ツバキ科(チャ、サザンカ、ツバキ)、バラ科(ナシ、モモ、スモモ、オウトウ、ユスラウメ、クサイチゴ、バラ)、ツツジ科(ブルーベリー、サツキ、ドウダンツツジ、ツツジ)、柑橘類、カキノキ科、モチノキ科(イヌツゲ、ソヨゴ)、ニシキギ科(マユミ)、ヒノキ科(コニファー)、フトモモ科(フェイジョア)、ミズキ科(ジョウリョクヤマボウシ)、ニレ科(ケヤキ)、アサ科(エノキ)、ブドウ科(ブドウ)、モクレン科(ハクモクレン)、ヤナギ科(ヤナギ)、キク科(宿根アスター)、アカネ科(ヘクソカズラ)などの植物の汁
その他
前翅の地色は茶褐色から鉄さび色。
(在来のアミガサハゴロモは緑色の鱗粉に覆われる。)
前翅前縁中央部に潰れた半円形の白い縁紋があり、輪郭は直線的。
(アミガサハゴロモでは四角形や丸に近く、輪郭が波打つ。)
灯火に飛来した記録がある。
成虫は寄主植物の、直径10mm以下の細い枝、主に当年枝の上部に、多数の卵を規則正しく配列して産み付ける。
その際に枝の組織が損傷され、枝が折れることもあり、植物体を衰弱させる。
産卵痕を白色の毛状のロウ物質で覆う。
幼虫は白色で、腹端から白い糸状のロウ物質の毛束を広げる。
背面に小黒点を有し、翅芽は褐色。
(アミガサハゴロモの幼虫の背面は淡い褐色で、白い線がある。)
発生が多いと、排泄物によりすす病が発生する。
R6.10現在、本種を対象とした登録農薬はない。
防除のためには、産卵された枝を放置せず、切除して土中深く埋める、焼却するなどの適切な処理が必要。
侵入経路として、飛来の他に、樹木や車両の移動に伴って来る可能性、光源による誘引も考えられるという。
在来種のアミガサハゴロモよりも、本種は都市部の公園など、より人工的な環境を選好することが示唆されている。
参考
埼玉県病害虫防除所
はなもく散歩
iNaturalist
JAcom
徳島県立博物館
山梨県
みんなの趣味の園芸
生命のにぎわい調査団
Insect trails
JAcom
チャンネルF+
虫ナビ
昆虫エクスプローラ
昨年は発生が広がった年だったようです。
無事(?)和名もついて、みんなが関心を持ちやすくなったのかも知れませんね。
その前から存在に気付いておられたのは流石です。