KONASUKEの部屋

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早起きは三文の徳⑨モノサシトンボ20190614

2019年06月18日 | トンボ目
モノサシトンボのオス。

名前通り、腹の環状紋が等間隔に近い状態で並んでいる。
近縁のオオモノサシトンボとの相違点は、
①オオ~では肩の紋が消失傾向にあること
②腹端の色
 オス第9節・・・オオ~黒色、モノサシ~青色

オスは未成熟なうちはメスと変わらない体色をしているが、成熟すると写真のような体色となる。
周囲を探してもオスばかりだった。
一般的にオスの方が早く発生するので、シーズンはこれからなのかも知れない。

ようやく探し当てたメス。
一通り探しては、他の観察に行き、戻って来ては探しを繰り返して。
探し始めて2時間半近く😫

類似種のグンバイトンボでは、円内の斑紋が後頭条(一本線)になる。
また、前胸を横から見た場合に、後縁から前方に伸びる突起があるのがグンバイトンボ。
まぁ、オスは脚が軍配状になるので、間違えようがありませんが。

近縁のオオモノサシトンボとの相違点は、メスの腹端第10節が、オオ~黒色、モノサシ~黄白色であること。

分類:トンボ目モノサシトンボ科モノサシトンボ亜科モノサシトンボ属
全長:38~51mm
分布:北海道、本州、四国、九州
   平地~丘陵・止水
成虫の見られる時期:4~10月(年1~2化、茨城県5月中旬~9月初旬)
          幼虫で冬越し
エサ:成虫・・・飛翔昆虫
   幼虫・・・ミジンコ類、水中の小昆虫
その他:腹部の環状紋が目盛り状に並ぶのが和名の由来。
    オスは、未成熟なうちはメスと似た体色をしているが、成熟すると水色がかる。
    時にオスと同じような体色のメスも出現する。
    ♂の中脚・後脚の脛節は、扁平で白色。
    未成熟♀は足が橙黄色で、成熟すると黒化する。
    晩夏に出現する個体は小型化するという。
    周囲に樹林のある池沼に棲息する。
    未成熟のうちは、樹林内で栄養飛行を行う。
    成熟すると、水辺の草に止まって縄張りを作る(静止占有型)。
    交尾は静止型で、早朝を中心に行われる。
    産卵は雌雄連結のまま(連結静止型)、水面上の植物組織内に行う。
    ♂は♀とつながったまま羽ばたき、脚を縮めて直立した姿勢をとる。
    卵期間は1~2週間。
    ヤゴ期間は4カ月~1年。
    主に砂泥底を這ったり、植物性沈積物に紛れ込んで生活する。
    体長12~15mm。
    イトトンボ型で、体色は茶~黒褐色。
    尾鰓は長く、腹長程度ある。
    腹部を背面に反らし、尾鰓を大きく開いて持ち上げ、這う。
    体をくねらせて、泳ぐこともある。
    捕まえると、体を反らせ、擬死する。
    羽化は直立型。

    グンバイトンボとの相違点:
     モノサシトンボ・・・後頭条がない。
               前胸を横から見た時、後縁から前方に伸びる突起がない。
               ♂の脚は軍配状にならない。
     グンバイトンボ・・・後頭条がある。
               前胸を横から見た時、後縁から前方に伸びる突起がある。
               ♂の脚は軍配状。

    オオモノサシトンボとの相違点:
     モノサシトンボ・・・前肩条が明瞭。
               ♂腹端、第9節は青色
               ♀腹端、第10節は黄白色
     オオモノサシトンボ・・・前肩条は消失傾向
                 ♂腹端、第9節は黒色
                 ♀腹端、第10節は黒色
参考:茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版)
   ポケット図鑑日本の昆虫1400②(文一総合出版)
   かたつむりの自然観撮記
   ヤゴペディア
   虫ナビ
   昆虫エクスプローラ
   ムシミル
   自然観察雑記帳


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