KONASUKEの部屋

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サラサヤンマ♀産卵20210606

2021年06月06日 | トンボ目
サラサヤンマの♀。
ビオトープ天神の里にて。
前回、♂を撮った場所付近なので、パートナーかも知れません。
定着している可能性が高まりましたね♡

泥や

湿った落ち葉に産卵管を突き立てて産卵中。

水がたっぷりある場所には、産卵しないらしいです。

干上がりそうな湿地(乾湿地)を好むため、環境が長続きしません。
そのため、数も限られます(茨城県準絶滅危惧種)。

ヤゴは近年まで幻とされ、現在でも発見は難しいとされます。
ぜひ、探索してみたいですね。

茨城県・準絶滅危惧種
分類:トンボ目 異翅亜目ヤンマ科アオヤンマ亜科
全長:♂60~68mm、♀57~63mm
腹長:♂40~46mm、♀37~46mm
後翅長:♂35~41mm、♀36~41mm
分布:北海道、本州、四国、九州
   平地~丘陵・止水
成虫の見られる時期:4月~7月
          幼虫で冬越し
エサ:成虫・・・飛翔昆虫など
   幼虫・・・若齢・ミジンコ類、中齢~水棲幼虫、オタマジャクシ、メダカ、クチボソなどの小型魚類
その他:小型のヤンマ(本土産最小)で、黄色や緑色の斑紋がある。
    和名は、腹部の黄色斑紋が更紗模様に見えることに基づく。
    老熟すると、全体にやや青みが強くなる。
    成熟成虫の複眼は、♂が緑色、♀は緑がかった黄褐色。
    ♂の翅は、未熟時には黄色味が強いが、成熟すると無色透明。
    ♀の翅は幅広く橙色。
    かなり古い形質を残すとされる。
    周囲にハンノキやヤナギ類が繁茂する湿地の細流で見られる。
    底質は泥で、水質はやや濁った陸水。
    比較的暗い環境の中の空隙地を好む。
    静止時は翅を開き、枝などにぶら下がって止まる。
    湿地の周囲の樹林や空隙地などで、日中、栄養飛翔する。
    ときに5~10頭程度の集団を為すこともある。
    成熟した♂は、晩春から初夏にかけて、木立ちに囲まれた湿地の周囲の狭い範囲(2~3m)を旋回飛翔して♀を待つ。
    10~12時頃、14~15時頃が活発。
    ほとんど水のないような湿地でも生息する。
    遷移によって湿地が乾燥化すると姿を消してしまうため、生息地は局所的で、一般的に数も少ない。
    日本固有種。
    交尾は静止型で、縄張り周辺の枝に止まって行う。
    ♀は単独で、湿地周辺の落ち葉の下の泥や朽木、コケに産卵する。
    産卵のピークは産地ごとに異なるらしいが、12時前~14時過ぎ、または15時~16時頃が多いようだ。
    (♂のパトロール活動が一段落したところを狙っている?)
    晴れて気温が25℃以上でないと産卵に現れない。
    卵期間は3週間~4カ月程度で、個体によってバラツキがあり、長期にわたって孵化が続く。
    幼虫は、落ち葉の堆積した窪地などで、落ち葉裏側の水際にしがみついていることが多いが、発見は困難。
    (幼虫は強い「抱つき反応(正の走触性)」を示す。)
    完全に乾燥するような湿地帯に見られることもあり、乾燥に耐性があると思われる。
    (その際は、石の下などに潜んでいることもあるという。)
    幼虫期間は1~3年程度。
    終齢幼虫の体長は約30~36mm、頭幅6.5~8mm。
    赤褐色あるいは黒褐色の体表に粗毛が多数生える。
    ヤンマ科の中では、触角がやや太く長い。
    他のヤンマ科のヤゴとは、全く形態が異なる。
    飼育下では、個体密度が高くなっても、ほとんど共食いしないという。
    また、幼虫期間全体を通じて、自ら出ることはなかったという。
    幼虫の生活史は不詳で、産卵場所から羽化水域まで、陸上歩行により移動する可能性も考えられている。
    羽化は倒垂型で、早朝から午前中に行われる。
参考:茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版)
   ポケット図鑑日本の昆虫1400②(文一総合出版)
   かたつむりの自然観撮記
   虫ナビ
   ヤゴペディア
   神戸のトンボ
   神戸のトンボ/トンボの話題-幼虫がみつからない!? サラサヤンマの生態
   Angler’s Sound
   ホタルの独り言Part2
   An Artless Riverside


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2 コメント

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kazuyoo60さんへ (KONASUKE)
2021-06-08 16:02:05
コメントありがとうございます。
今後も見守りたいと思います。
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Unknown (kazuyoo60)
2021-06-07 05:45:53
散乱しているのですね。今年は出会えませんでした。綺麗なトンボです。近くで生きる場所があるのか不安ではありますが。
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