KONASUKEの部屋

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オオシマカラスヨトウ20210705

2021年08月15日 | チョウ目
オオシマカラスヨトウ。
ナンカイカラスヨトウ、シマカラスヨトウ、オオウスヅマカラスヨトウなど、似た種がいます。

①前翅内横線
②前翅外横線
③①~②間は暗色
④環状紋:円形で、ハッキリした黒点がある

分類:
チョウ目ヤガ科カラスヨトウ亜科
翅を広げた長さ:
56~68mm
分布:
本州、四国、九州
平地~山地
成虫の見られる時期:
7月~11月(年1化)
卵で冬越し
エサ:
成虫・・・コナラ、クヌギ、ヤナギ類など広葉樹の樹液、腐果、スモモ、カキの果汁
幼虫・・・クヌギ、コナラ、アラカシ、アベマキ、エノキ、ヤナギ、サカキ、イロハモミジ、サクラ、リンゴ、ナシ、ネズミモチなど
その他:
前翅は茶褐色で、内・外横線の間は濃色。
円形の環状紋が目立ち、ハッキリした黒点がある傾向。
(ナンカイカラスヨトウは黒点がないか、小さい傾向。)
後翅は赤味がかった淡褐色。
腹部側面に、腹節ごとに明瞭な白色条があり、シマシマになる。
(ナンカイカラスヨトウにはなく、淡色の毛が生える程度。)
胸部は扁平で、日中に樹皮下、岩や構造物の割れ目に潜む習性に適応している。
広葉樹を中心とする樹林と林縁で見られる。
夜行性で、日没直後から活発に飛翔する。
灯火に飛来することも多い。
盛夏に集団越夏する。
普通種で個体数も多い。
10月頃、木のくぼみなどに卵塊として産下する。
卵の直径は0.7mmほどで平たい円形。
幼虫は春~初夏に見られる。
腹部第8節が、円錐形に尖る。
胸脚は全体に黒く、気門は黒一色、肛上板に黒斑がある。
(ナンカイカラスヨトウは、胸脚全体は黒くない、気門は白抜き、肛上板に黒斑はない。)
終齢幼虫の体長は約40~45mm。
地面で繭を作って蛹化する。
※飼育下では、葉を綴って繭を作った例がある。
蛹の体長は約30mm。
参考:
茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版)
学研の図鑑LIVEPOCKET幼虫(学研プラス)
みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
かたつむりの自然観撮記
虫ナビ
昆虫エクスプローラ
農研機構
渓舟の昆虫図鑑
旧「いもむしうんちは雨の音」置き場
J-STAGE
果樹害虫マルチ同定ツール(チョウ目:”ヤガ類”)
北茨城周辺の生き物
YAMKEN明石の蛾達
芋活.com
明石・神戸の虫 ときどきプランクトン

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