父・逝く

２月に、父が逝きました。
享年82歳。

年末に一家でコロナに感染し。
→コロナ陽性反応！
→ラゲブリオもらってきた
自宅待機の期間を過ぎてすぐ、父は誤嚥をし、肺炎を起こしました。

母とも相談して、父が苦しまないよう、積極的延命は行わないことにしました。
入院しても、点滴で栄養を摂ることしかできず。
誤嚥の恐れがあるので、口から食べられないのです。
「腹が減った」と何度も訴えていたそうです。
コロナなので、面会もできず。

発熱などの症状が落ち着いたのが２月の上旬。
一般病棟に移る際、面会が許されましたが、声が出なくなっていて。
何か一生懸命、話してくれているんですが、聴き取れないのです。

「はいが・・・」
「肺が？」
と聞き返すと、首を横に振ります。
後から考えてみると、
「ありがとう」
と言っていたのではないかと、勝手に思ってるんですがね。
聞き取れなかったのが、何とも心残りです。

やはり口からは食べられなくて。
医師からは、
「このまま徐々に衰弱していくでしょう。
いつ、コロッと逝っても、おかしくない状況です。
覚悟しておいてください。」
と言われました。

その病院では、リモートでの面会があるとのことで、予約を入れました。
しかし、その日を待たず、父は逝ってしまいました。

父はねぇ、一時期、味が分かりづらくなって、何を食べても、
「美味しくない」
「食べたくない」
と言ってたんですよ。
最近になって味覚が戻ってきて、
「美味い、美味い。」
「止まんないよ。」
と嬉しそうに言ってたんですよ。
それが、食べられずに死ぬなんて！

父は歌うのが大好きで、自慢ですけど、凄く上手かったんですよ。
その人が、最後、声が出なくなるなんて！
どんなに悲しかっただろう？

デイサービスは週２から週３に増やしたばかりで、張り切って通ってたですよ。
何で、この時期だったのかなぁ？

何か、書いてたら、涙こぼれちゃった😢
葬儀の時も泣かなかったのに。
こうして言葉にして初めて、あぁ、自分は悲しかったんだなぁ、って、しみじみ思うよ。

色々、思いはあるけど。
でもねぇ、父は、一族の中では、一番、長生きしたんですよ。
ここ数百年でも、父だけじゃないかなぁ？
認知症が出るまで長生きしたの。

頑張ったんだよね、父は。
だから今は、とにかく、
「お疲れ様。
頑張ったね。
ありがとうね。」
って言いたいです。

お葬式とか、その辺のことは、また次回。