KONASUKEの部屋

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ハミスジエダシャク♂20210519

2021年06月20日 | チョウ目
ハミスジエダシャク。
触角が櫛歯状なので、♂ですね。
前翅の中横線と外横線が、後縁付近で接触寸前まで接近していて、その部分が太く濃く、黒紋状になっています。
個体によっては、もっとさざ波模様が強いものもいるようです。

この辺、顔っぽい(笑)

このテの灰色系とか茶色系のエダシャクは種類も多く、見分けが難しいですね。
覚えらんないし、毎回、図鑑やネットと首ったけで、苦労します。
撮影を避けるっていうヒトの気持ちも、分かんないでもないですね。

①前翅内横線
②前翅中横線
③前翅外横線
※①②は結合しない
④②③は接近(結合することが多い)し、太く濃くなり、黒紋状
⑤後翅中横線:太く滲む
⑥後翅外横線:鋸歯状
⑦小黒点
⑧触角:♂は櫛歯状、♀は糸状

別名:アトフトオビエダシャク
翅を広げた長さ:♂32~50mm、♀41~60mm
前翅の長さ:19~32mm
分類:チョウ目シャクガ科エダシャク亜科
翅を広げた長さ:
分布:北海道、本州、四国、九州
   平地~山地
成虫の見られる時期:5~7月
          蛹で冬越し?
エサ:成虫・・・花の蜜・樹液
   幼虫・・・カラマツ、コナラ、アカメガシワ、マルバハギ、ミズキ、ナシ、リンゴなど多数の樹木
その他:白色地に灰褐色の斑紋がある。
斑紋・色彩の濃淡には個体差がある。
前翅内横線と中横線は結合しない。
(ナカシロオビエダシャクでは結合する。)
前翅の中横線と外横線は後縁付近で接近・結合し、暗色の紋となって目立つ傾向がある。
(結合しないこともある。)
後翅中横線は太く滲む。
後翅外横線は鋸歯状。
後翅中・外横線間に小黒紋がある。
個体によって、さざ波模様が強いものもいるらしい。
北海道や中部山地の夏生はかなり白っぽい。
関東以西の平地~低山地の春型はやや小さく、かなり黒味がかる。
夏型は非常に小さく、さらに黒っぽい。
両者の移行型もあり、東北地方の夏生はこの程度の色彩のものが多いという。
寒冷地程、白っぽくなる傾向にあるらしい。
亜外縁線以外ほぼ黒化した個体(黒化異常型)は関東・中部の山地・平地でもしばしば見られる。
♂は前翅基部に刻孔がある。
♂の触角は櫛歯状で、枝は長く各小節の先端部から出る。
♀は糸状。
♂の後脚脛節は太く、毛束を内蔵する。
全国的な普通種。
樹林と林縁、公園、寺社林などで見られる。
主に夜行性で、灯火に飛来することも多い。
終齢幼虫の体長は約30mm。
参考:Digital Moths of Japan
   みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
   かたつむりの自然観撮記
   虫ナビ
   渓舟の昆虫図鑑
   北茨城周辺の生き物

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