コニタス

書き留めておくほど重くはないけれど、忘れてしまうと悔いが残るような日々の想い。
気分の流れが見えるかな。

日本言語文化各論Ⅲ 第6回・第7回

2014-12-16 14:30:10 | 鞠水
日本言語文化各論Ⅲ
4人目のゲストは、東工大の野原佳代子さん。
橋爪充・一柳廣孝編 鶴岡法斎編 それぞれリンク先へ。



野原さんは、今回のゲストの中では、マスコミなどの露出が少ないので、学生たちも予備知識やイメージが持ちにくい。編著書とウェブサイトを手がかりに下調べ。
担当学生たちは、翻訳/翻訳学の問題と、アート/サイエンスという、問題に焦点を絞ってきた様子。

私としては院生時代からの知り合いなので、彼女の専門がもともとどういう分野で、どういう経緯でサイエンス&アートLabに関わるようになっていったのか、ということも、大雑把には知っているつもりでいたのだけれど、実際に話を聞いてみると知らなかったことが多い。こう言うのはなかなかおもしろい経験。

翻訳者と翻訳学者、という話題もなかなか興味深く……。
翻訳の可能性に関して、穏やかな対話の中にかなり過激な発言も飛び出す、スリリングな展開。
テオ・ヤンセン取材時の動画なども交えつつの説明もあり、アートとサイエンスという問題設定の大きさ、魅力も改めて感じることが出来た。
おそらく、ここのところ問題になっているGL問題も、文系/理系と言う対立軸の問題も、art/scienceという文脈の中で考え直してみたらおもしろいのかもな、とか。


と、詳細は学生たちの報告を待つとして、色々刺激的でありました。


アフターは図書館経由、変則曜日だったために行けた「なかの」さん。
いつもランチでお世話になっている美味しい煮物をコンプリートするという夢のような席でした。


翌週の"振り返り"でも、野原さんと私の空気が安心感をもたらしていたらしいことが判明。とはいえ、学生たちの思い込みや"常識"を越えていく発想や行動が"本物"の力になってるんだよなぁと。その辺を学生がどう感知し、血肉にしてくれるかというところですね。



この記事アップが遅れたので、その次、山本高史さん編、芸能講座編も今週中にアップします。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 日本言語文化各論Ⅲ 第4回・... | トップ | 日本言語文化各論Ⅲ 第8回・... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

鞠水」カテゴリの最新記事