「成人」ランナー“フル完走112回”ひで会長の日記

フルマラソン完走112回まで到達! ランナー生活32年、ランナーズマイスターのシン・ランニングクラブ会長マラソン日記

「ランナー」と「速い」の定義

2012年02月04日 | マラソン
私は「成人」を迎えたランナーです。クラブの皆さんもランナーとしてがんばっています。・・・って「いまさら何を当たり前のことを言う!」ですって?
では、このランナーの定義とはいったい何なのでしょうか? さらに言うならばランナーにとって「速い」とは一体何を指すのか?
本日はこのランナーと速いについて考察してみたいと思います。

まずは、「速い」の前提となる「ランナー」について・・・。
私は走り始めの頃、先輩からランナーの定義として『10kmで55分以内で走れる人が「ランナー」。それ以上かかる人が「ジョガー」である』と教わりました。(なお、ここでいう「ジョガー」が「ランナー」と比べて劣っているとかいう意味ではありません。走る目的は人それぞれであり健康目的にジョギングやウォーキングを行うこともすばらしいことだと思います。)
確かに「10kmで55分」というタイムはそれなりの練習をしなければ走れないタイムであると思います。いきなり走った人では壁となるタイムでもあるでしょう。逆にいえば「10kmで55分」はランニングが習慣づいている証明でもあるのですね。なるほど、的を得た定義であると私も思います。ということで自己ベストで55分を切っているクラブの皆さんは当然のことながら「ランナー」になるのです。

ではいよいよ「速い」の定義。これがなかなか難しいかもしれません。
これまでは一般的には「10kmで40分」「ハーフで1時間30分」「フルで3時間30分」を切れる人が「速い」ランナーであるという基準であったかと思います。このレベルの人はほぼ必ず周りの人から「速い」と言われるでしょう。いまでもこれが基準になると思います。

しかし、ここ最近のブームによりランニング人口(特に裾野の部分)が激増したこと、またクラブ内では「サブスリーランナー」も誕生するなど、どうも「速い」とは何かも最近変わり始めているような気がしております。
すなわち、「速い」とは人それぞれで価値感も異なってきており「レベル別」として考えた方が良い傾向になってきたのです。

ということで、フルマラソンを例に各レベルの「勲章」とは何かを記載したいと思います。
1.「サブスリー」 : ランナー人口の上位数%以内。「市民ランナーにとっての憧れ、名誉」という勲章
2.「サブ3.5」 : ランナー人口の上位10%程度。「世間一般から速いランナーとして認められる」という勲章
3.「サブフォー」 : ランナー人口の上位35%程度。「42.195kmをしっかり走り切れる実力がある」という勲章
4.「サブ4.5」 : ランナー人口の上位50%程度。「マラソンランナー人口の半分以内で走れている」という勲章
5.「サブファイブ」: ランナー人口の上位65%程度。「一般的な大会の制限時間(5時間)でゴール可能」という勲章
といったところかと思います。もちろん、5時間以上かかってゴールした人でも「フルを完走できた達成感」という勲章が手に入ることでしょう。

結局の結論としてはランニングに関する「目的」「目標」は人それぞれであるし、1~5のレベル、すなわち速い遅いに関係なく「勲章」(目標)に向かって走ること、また「勲章」を手に入れることはとてもすばらしいことだということでしょう!
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