こんぶろ-高知の酒屋ブログ-

土佐の国の とある小さな酒屋、近藤印 高知酒店・こんじるが綴る お酒にまつわったり・まつわんなかったりするブログです。

思ひ出-其の二-近藤印

2007年02月22日 | 

2月16日のブログの続編です。

そういえば昔こんな事があったねぇ~
話から1つ。

 

昔順にとも思いましたが、今回の思い出話は
丁度、2月の事でしたので、あえて。

 

まだ10年前程の、暖冬なんて関係ない高知も

寒かった2月頃。
当時は早朝は、が降りていました。

 


ある日の夜に事。
近藤印は一応、毎晩8時に閉店です。

しかし、昔ながらの「一杯飲み」のお客さんは
帰る時間がまちまちになり、遅い時は8時半ぐらいまで
飲んでたりします。

常美も用事がない限り、ムリには閉店しないので。。


しかし、私は8時には「風呂」に入りたいので
その日も寒く冷えた体を温め、全力でホっ~とし、
ジャージに着替えていたところ・・・


常美「ヨシロウ!!はよう来て!!!」
(なにやら只事では無い様子)

 

ワタシ「ど、どうした!?」

 

常美「お客さんが前の川に落ちた!!」

 

ワタシ「 えええ~~( ̄Д ̄;; 。。。」

 

 

      「前の川」↓

      


近藤印の道路向かいに流れるそれは、
川と呼んでいいのか判らないシロモンの
江の口川。。。ドブ川と呼ばれています。。

 

ビックリしたワタシ、頭も全然拭ききれないまま、外へ。

 

確かに、店で先程まで飲んでいたおじさんが
川の中でバシャバシャと暴れています。

 

目撃していた他のお客さんに聞くと


酔って自転車で帰ろうとした時、フラついて
川に落ちちゃったらしい。



他のお客さんが「そっちやない!!こっち!!」

 

と岸の方で呼んでいますが、酔っている上
更に予期せぬ転落でパニくって、川の真ん中で
なにやらわめいて暴れています。

 

ワタシが外に出て、時間にしたら1分も立ちませんが
どうやら・・・溺れかけ。。

 

皆、岸から棒やホウキを差し出しますが、
パニくったおじちゃんはアップアップでわめくのみ。。



で、ワタシの隣で心配しながら見ていた常美がヒトコト。。



      「ヨシロウ。。GO!!
           
             (GO!ってマジで?海猿でも躊躇しますよ)

 

ワタシの  Σ( ̄□ ̄!) って顔を見て、再度。



    「はよう!!」

 

そこまで指令出されてはしょうがありません。



ハイ。ドボン。


水深は約1m20~30cmってトコロ。



夜で深々と、死ぬほど冷たいです。

夜で見えないけど、間違いなく汚いです。

ビックリした大きい鯉がどこかで跳ねてます。。



おじさんをおもむろに掴み、岸へ。

他の方に、ガードレール越に引き上げて貰いました。



おじさん、落ちた時にどこかで打ったのか
頭から、血が出てます。
(まぁ、それよりも鼻水が出てましたけど)

一応、救急車を呼び運んでもらいました。。

 

常美「よう入ったねぇ~^^」

(イヤ、あなた様が入れと。。)



常美「はよう、お風呂入りなさいや♪」

(最優先で、百もガッテン承知です)


で、ワタシもイソジンでうがいをした後

再度「風呂」ですよ。

 

んでもって、風呂からでてやっとこさ
騒動から開放されると思っていたのに

店頭に「おまわりさん」が2人いる。(ナンナンダ今夜は。)


どうして、警察が。。。。





聞くと、救急車で運ばれたおじちゃん。

酔ってパニくってますから、救急隊員さんに


「誰かに川へ突き落とされたんぢゃぁぁぁ~!」


と訴えたらしく、救急隊員さんが「事件!」と思い
通報したらしい。。( ̄Д ̄;;


(なんなんだコレ!?助けて良かったのか!!?)


しかし、目撃していた人が事情を話すとおまわりさんも
納得してくれて、「酔っ払って単独で落ちたと・・・」って
書いてました。

 

で、おまわりさん。


「あなたが川に入って助けたと・・・」


「いやぁ~~この川によく入れたねぇ」


「私だったら、遠慮しちゃうよ~ハハハ~」って。。

大体に調書書いて、帰っちゃいました。



そう思うなら、人命救助で何かくれっつーの!

10年程前の近藤印、2月の出来事でした。




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コメント (3)
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