この本のカテゴリー・・・どうしようっていう本でした。
でも単に”読書感想文”に入れ込むのはためらいます。
一言で言って、「近親相姦」ドロドロ~です。
性描写もそれこそR指定した方がいいかもしれません。
物語は、わたし・花の結婚で、お父さん・淳悟と
別れる場面から始まり、16年前の出会いで終わります。
二人は親子といっても、最初から親子だったわけではなく、
淳悟25歳、花9歳のときに花が震災で”本当の”家族を
失ったあと、遠縁の淳悟が”親”として育てることに
なりました。
でも、私と男は、お互いに父であり母であり、
息子であり娘であり、恋人にまでなって
がんじがらめにお互いを縛りつけています。
確かにお父さん・淳悟がやっていることは、性的虐待ですが、
なぜか最後まで読めてしまいます。
著者は究極の愛を書きたいだけだったのかもしれないけど、
私は「家族」って何だろうって考えてしまいました。
花がこだわったように、ずっといることが家族ではないし。
家族だから話せないこと、出来ないこともあるし。
やっぱり血なのか。
自分が両親と血で繋がっていないなんて思ったこともないけど、
もしそうだったら、血が繋がった親とか気になるだろうし。
ほんとに、家族って何だろう。
動物だったら、繁殖・育児が終わったらバラバラだから
本能じゃない。
うまく言えないけど、なんかモヤモヤしたものが残る本でした。
まずパッと見て「表紙」・・
白い女性と黒い男性・・・何か意味深で手にとってしまいそうですね。
まず、表紙から何か考えさせられそうな・・そんな気がしました
“近親相姦”ものですか…
その筋は苦手なんですよね。
どうしても自分の家族に置き換えて想像してしまいます。。。。
あり得ない、とてもとても。。。
究極の愛の姿を作者はそのシチュエーションに求めようとしているのですね。
どうしても自分の母ちゃん父ちゃん妹、弟の姿が浮かびだめです。。。
愛し過ぎちゃったってことかしら??
それだけではないだろうし。
読んでいないからよくわからないけど。
さすが。この絵は二人の象徴みたいです。
二人の肌の色の白と黒の対比はよくでてくるんです。
あと父は、なんか有名な絵に共感するのですが
そこは私は疎くてよくわからなかったです
dragon21さんへ
そうです。父と娘・・・最初は昔は…と匂わすだけ
だったので、読み始めてしまいました。
まさかここまでとは思わずに。
最初に遡る形だったので、途中からはいったい
どうして?と思い読み進めました。
いくらなんでもそりゃないだろう、いくら9歳でも
その辺は嫌っていうだろうって思いましたが。
ただ、設定は男が16歳のときに人妻との間にできた
娘と、25歳のときにその家族が震災で亡くなり、
一緒に暮らすんです。
男性にとって、小さい時から一緒にいないわが子って、
どれだけ肉親として考えられるんでしょう?
それで家族ってって思ってしまったんです。
あくまでもその男性のモラルなのかな…って。
小春ママさんへ
娘に自分の母への思いを投じちゃったみたいなんです
けど、そこから近親相姦に入るわけがわかんない
ですよね。
そっちだって、駄目ですもの・・・
こういった題材だと嫌悪感を抱くこと間違いなしかなと
思っていたのですが、不思議とそういった感情は出てこず、
二人を見守りたいなぁと思っちゃいました。。。
いけないことではあるんですが、
この二人の間には、愛情よりももっと深い何かがあったように思えてなりませんでした。
皆さんのコメントとかも見せていただいて、ちょっと嬉しくなりました。
私も嫌悪感よりそれ以外に引き込まれました。
amazonとかでも、相当パッシングされていたので、私の感覚おかしいのかなって思ってたところだったので。