おぐりクリニック

眼科、アレルギー科、漢方外来

更年期以降の女性が要注意の眼科疾患②

2024-06-20 | 日記
今回は皆さんが思われているより多くの方が悩まれているドライアイについてお伝えします。

●ドライアイ

涙の量が不足したり、その質が低下して涙が眼球表面(角膜、結膜)に均等に行きわたらなくなる病気がドライアイです。
症状は、目が乾く、ゴロゴロするなど、
加齢のほかパソコンやスマホの見過ぎ、コンタクトレンズの使用、ストレスなどが指摘されます。
女性ホルモンであるエストロゲン不足も関連が指摘されています。
シェーグレン症候群という自己免疫疾患で目が乾くこともあります
症状に思い当たるときは放置せず眼科を受診しましょう。

【主な症状】
・目が乾く
・目がかすむ
・まぶしい
・目が疲れる、痛い、ゴロゴロする
・目が充血する
・目やにが出る

生活習慣の改善と眼科検診の両輪で目を守る

がんや認知症に比べて目の健康に無頓着な人は多いのではないでしょうか。
多少の見えにくさや不快感は「年のせい」と放っておきがちのようです。
何年も目の検査をしていないという方も多いですね。

しかし、眼疾患は一般的に自覚症状が表れにくいものです。
 
たとえば前回の記事でお伝えした視野が欠ける緑内障。
初期のうちは気づかないことが多く、眼科検診で見つかり、進行を抑える治療で失明を免れたケースも少なくありません。
目の症状の陰に別の病気が隠れていることもあります。

50歳を過ぎたら無症状でも「年に1回眼科検診」を

目の病気は自覚症状が現れにくいことも多く、定期的な眼科検診が重要です。
50歳を過ぎたら毎年眼科検診を受けることをお勧めします。

緑内障、白内障のほか加齢黄斑変性、糖尿病網膜症など重大な病気の多くが検診によって見つかっています。
「目の疲れ」の自覚がある方は、眼精疲労の原因確認目的の受診を推奨します。
検診では視力検査、眼圧検査、視野検査、眼底検査(視神経や網膜の状態を診る)、細隙灯(さいげきとう)顕微鏡検査(眼球の表面、水晶体、硝子体を調べる)などが行われます。

クリアな視界を保つ生活を心がける

一方、白内障やドライアイの発症・進行には加齢以外に食事などの生活習慣、環境要因が大きく関係しています。

食事・運動・睡眠を整えストレスを軽減するなど生活習慣の改善も、目の健康維持のために大切です。
 
目は身体の先行指標!
 
全身的な様々な不調が目に表れることが多いのです。
眼科検診が皆様の全身的な健康のお役に立つことに繋がれば幸いです。
 

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