私の幼少の頃、正義の味方と言えば「月光仮面」だった。
各家庭にまだテレビが無く、日曜夜7時になると友達の家に「おばちゃん、見せて」と何人も集まってテレビの「月光仮面」を見せて貰ったものだ。
正義の味方は悪者を倒し、白塗りのバイクに飛び乗り颯爽と走り去って行くのだ。
子供心がワクワク感に溢れ満足していたものだ。
ところが世の中は時に正義が勝たない事が有るとも思ったものだ。
きっかけは大人は自分の都合により、平気で嘘をつくと知った時から。
明らかに嘘だと分かっていても平気で嘘をつく。
身内や自分の為には平気で嘘をつく。
半沢直樹の上司も半分は事実なんじゃとも思ってしまう。
高知の白バイ死亡事故もそんな思いがしてならないのだが。
正義が負けるとまでは言わないが、公正と思われている裁判でも「冤罪」が生まれるのは何故なんだろうか。
公務員に多いのが、幹部の尻ぬぐいで担当者が自殺したりするのは何故なんだろうか。
幹部なら部下をかばって、最後まで責任取ってやれよと思ってしまう。
汚点を残すと昇進に関わるのかなと。
さる自殺した担当者の奥さんが、真実を調査して知らせて下さいと言っていたが、知らされる事は無かった様なのだが。
所詮キャリア自身は誰もが自分が可愛いんだと思ってしまう。
やはりそれが世の中なんだとね。
正義なんて何処にも無いんやないかと思わざるを得ない。
そんなに世の中綺麗じゃないんだと。