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紀伊半島のほぼ中央にある天川村は、周囲を山々と深い森に囲まれた美しい村だ。
この村の弥山(みせん)の麓には、日本三大弁財天の一つである天河大弁財天社がある。
役小角(えんのおずぬ)が修行していた時、最初に姿を現した弁財天を弥山に祀ったのが始まりだという。
それ以来、山岳修験道の道場として信仰を集め、弘法大師も修行を積んだと伝えられている。
そんな天河大弁財天社は、驚異のパワースポットだ。
神社を訪れると、心身を洗われる様な気分になり、不思議と体調不良が治まっていくらしい。
また、弁財天は芸能の神様なのでアーティストの信奉者も多く、作品のインスピレーションを得たというケースも珍しくないようだ。
こうした目に見えない力が影響しているのか、ここでは奇妙な現象がたびたび起こっている。
縁のない人はたどり着けないというのも、その一つだ。
たとえば急な用事が入った、体調を崩したなどの理由で、予定をキャンセルする事がある。
普通ならたまたま都合が悪くなったと思うものだが、天河の場合は違うのだ。
神がまだここに来るタイミングではないと判断して、来られない事情を生み出したとされているのである。
だから招かれない人は何度チャレンジしても、たどり着けないのだそうだ。
さらに、天河の気が引き寄せるのか、UFOを目撃する確率も異様に高い。
弥山にはUFOの発進基地が有るのではないかと噂されるほどだ。
ただし、ここはあくまでも神社で、超常現象を期待して訪れてはいけないと、宮司も諌めているようだ。