膝の痛みはどんどん激しくってきた。
リタイヤしょうかな・・とも思ったが、あたりに公共交通機関は無く、人の気配すらも無い。
リタイヤは不可能だ。 あきらめて、膝の痛みと友達になる作戦をとる。
半べそかきながら坂を登り続けること半日。
かろうじて、日が沈む前にダイナランドの麓にある温泉施設にたどり着く。
番台のおばさんに頼んで、駐車場脇の芝生にテントを張らせてもらう。
温泉に入る。 お金を払うときに手が震えてコインがつまめず、おばさんに笑われる。
体がバキバキだ
野宿では日が暮れると真っ暗で何もできない。寝るしかない・・・
疲れていたので泥の様に眠れるかと思いきや、体が興奮して眠れない。わお。
真っ暗闇の山の中、テントに一人。 自分の手も見えない。
先週見た「ブレア・ウイッチ・プロジェクト」のキャンプシーン思い出され、
結局眠れない夜を過ごす事となったのであった。 ヘタレである。
翌朝は快晴。 膝も痛みに慣れたようだ。 はりきって出発する。
2時間ほどこいだだろうか? ひるがの高原の看板が見え、つづいて「分水嶺」の標識が!
やった!ついにアルプスを越えた!
まだつづく(笑)
テント↑