NHKの大河ドラマ、”八重の桜”を見ている。
昨年の清盛が振るわなかったのもあってか、かなり力が入っている様に思える。
実際なかなか面白い。
そのドラマの中に、Ken坊が注目する一人の登場人物がいる。
西田敏行が演じる”西郷頼母”という人だ。←西郷頼母
歴史上あまり有名な人ではないのだが、武道の世界では知る人ぞ知る。
彼は会津藩・門外不出の武術”御式内”の伝承者で、その技を武田惣角という人に伝授したとされる人物デス。
←武田惣角(植芝盛平の師)
武田惣角は頼母に学んだ技に工夫を加え、大東流として明治の世に広めた。
合気道の始祖、植芝盛平も惣角に学んで合気道を興した。
八光流やその他の流派の始祖も惣角に学んだらしい。←植芝盛平(合気道始祖)
つまり、これらの武術のルーツは西郷頼母にあるということになる。
また、西郷頼母の甥で養子の西郷四郎という人は柔道・講道館の四天王の一人で、
小説・姿三四郎のモデルになった人だ。←西郷四郎(姿三四郎のモデル)
つまり、西郷頼母は現存する様々な武術に深く関係する人物なのだ。
西郷頼母は悲劇の人。 今後のドラマの展開が楽しみです。