仕事中に聞いた話。
論理回路は算数ができれば作れる。
計算さえ合っていれば設計は成り立つし、回路も機能する。 ある意味簡単。
その点メカトロの設計は難しい。
どんなに精密に設計しても、実際に機械を動かすと計算通りには動かない。
算数では解決できない、自然界の不思議な力が作用する。
現場では微調整が必要であり、その為の余裕を設計マージンとか呼んだりする。
こんな話も聞いた。
遊びのないブレーキは役に立たない。
たとえば自転車の場合、握って即ガツンと効くブレーキなど危なくて使えない。
遊びと呼ばれる空間が有ってこそ、扱いやすく”効く”ブレーキになる。
一見ムダに見えても、理にかなってなくても、自然界に「余裕」は必要の様だ。
ルールとかでがんじがらめの仕事。
ゆとりの無い計画。
了見の狭い心。
そういうのは上手く機能しないんだねー。
そんな事を感じました。